趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

花組「オーシャンズ」

2013-03-30 23:59:33 | 観劇
今日は、昨日に引き続き、昨日と同じパターンで、12回延長サヨナラ負け(爆)。
あほらし・・・(深溜息)。
桐蔭も負けてしもたし、あかんなぁ~。

・・・ということで、花組さんを観てきました☆
花組「オーシャンズ」、星組とは全く違うよ!という話は聞いていたものの、いやぁここまで別物だとは(笑)。
流れとか、台詞とかは、あんまり変わってないんですけど、雰囲気がまるで違う。面白いですね。
変更点は、11人の比重がそれぞれちょっと違うのと、細かい台詞とかが微妙に調整されてるのと(説明とかが若干増えた)、ベネディクトのナンバーが歌詞は同じでも全く違う曲になってたのと、ラストのイリュージョンの曲と演出が違ったのと、ダニーがテスにもらったというアクセサリーエピソードが増えてたのと、手品の細かいネタが違うのと・・・。
ん~そんな感じかな。

星組さんは、いかにもセレブというか、一攫千金アメリカンドリーム!みたいなド派手な感じでしたけど、花組さんは、どっちかっていうと悪党たちが下からしぶとくのし上がってやるぜ!的な、ダークヒーロー視点な感じ。
それに、星組さんは初演だった分、やっぱりハリウッドスターさんたちをすごく意識してつくってたなぁと。れおん君のジョージ・クルーニーとか、ねねちゃんのジュリア・ロバーツとか、すずみんのブラッド・ピットとか。
そこは、花組さんはそれぞれの個性で独自色を出してたかなぁと思います。

蘭トムさんのダニー。
洒落っ気茶目っ気というよりは、真面目に(?)詐欺師を職業にしてます、という感じ。悪戯っ子のスリルを味わうワクワク感よりは、俺は詐欺師だ!ということに自負と誇りを持ってやってるようなイメージでしょうか?
その分、ダンディで大人。逆に、悪党としての重みもある。物語がややダークヒーロー視点っぽくなってるのは、そういうところからなのかなぁ。
ランちゃんのテス。
良い意味で、普通の女の子っぽい。常識的で、真面目に歌手になるのを夢見てる、リアルな女性。
居並ぶ男役陣の中にいると、どうしてもクラブのスターという派手さには物足りないんですけど(汗)、一人の女性として、共感しやすいところのあるテスですね。
犯罪は許せないのに、ダニーには惹かれてどうしようもない、という揺れる想いは、とても伝わってきました。ダニーを忘れようとして、ベネディクトについていこうとした、という感じ。ねねちゃんのテスだと、スターになるためにちょっと計算高く見える部分もあったりはしたけど(それが、テスにも表の顔と裏の顔、というところなんでしょうけど/苦笑)。
ほっくんのラスティ。
・・・ほっくんだった(笑)。自在に動き回って、自在に遊んでます(笑)。
まぁ私は映画のブラピが大好きだったもので、そういう意味ではほっくんのラスティは違いすぎて、もはや完全に別の役ですけど(爆)。
お医者さん、今日のあれは誰かTVのタレントさんのマネなのかな?ごめん、元ネタがわからない・・・(苦笑)。
ダイモン君のベネディクト。
とってもビジネスマン。這い上がって這い上がって、千金を手にした成功者。・・・悪党ではあっても、あんまり、そこまで悪役っぽくないというか。
悪どいことはしてるんだろうけど、生きるために、努力も惜しまなかったんだろうという、生真面目さの見えるベネディクトですね。
ダイモン君のベネディクトなら、リベンジできるよ!と思う(笑)。

イレブンメンバー。
みつる君のイエン。イエンのキャラも、別人になりましたね(笑)。でも、台詞で心を伝えるお芝居に長けたみつる君なのに、片言しかしゃべらないのが勿体ないような・・・(苦笑)。ヨーヨーの扱いが、すごいと思いました。
みーちゃんのバシャー。とにかく目立つ!(爆)スタイリッシュでカッコいい♪でもって、悪党らしさがすごくある(笑)。どっちかといえばイレブンって犯罪チームに引きこまれた系の子たち(イエン、モロイ兄弟)が多く見えちゃう設定なんですけど(苦笑)、バシャーはもとから悪党だから大丈夫、みたいな(笑)。
まりんさんのソール。大健闘・・・だけど、未沙さんの偉大さを思わずにはいられないのも確か。
演技指導は・・・カクテルを振るバーテンになって「君は桜より綺麗だ・・・これはサービスだ」とカクテルグラスを差し出す、ってな感じだったかと(笑)。
そしてそれが当たったルーベンの紫峰さん(笑)。めっちゃテレながらやってた(大笑)。
ライナスのキキちゃん。今時の若い男の子。でも、そんなにコンプレックスとか持ってなさそうな。実はライナスって、鬱屈してちょっと気弱なほうがいいのかな、とキキちゃんの溌剌さを観て思ったりしました(苦笑)。
リビングストンの真由ちゃん。すごいキテレツなファッション(笑)。パソコンの色が赤くて、シールが一杯貼ってあったのも、オタクっぽい(爆)。
モロイ兄弟の柚香君と水美君。双子みたい(笑)。可愛かったです。
・・・で、やっぱり気になってしまうフランクのかずや君(爆)。
こう言ったら何ですが、いかにともみんが、やたら派手で暑苦しかったかがわかったというか・・・(大爆)。ソロナンバーこそ、かずや君はセリもなく短めでしたけど、ほかのほとんど台詞も出番も同じなのに、ともみんで観慣れている身には、かずや君はとっても真面目で普通だった・・・。オーバーアクションもなく、捕まってやたらめったら暴れたりもせず(笑)、カード捌きも生真面目なもの。
ともみんが、どれだけカード捌きの特訓をしたか、その特訓の方向がものすごく‘華やかに魅せる’ものだったかも、よくわかりましたね。ともみんのディーラーは、プロが手品を見せるように、リズム良く華麗に並べて見せ、パッパッパと手際よくゲームを進めてた。チップの扱いも、チャリッチャリッと小気味いい音が聞こえてきそうだったし。
今回、かずや君以外のディーラーがみんな娘役さんばっかりで、意外にそういう‘魅せる’ディーラーが居なかったのは、物足りなかった。星組さんの時は逆にみんな男役さんで、それぞれ見せ方をものすごく工夫してて、個性が出て面白かったんですけど。
ともみんの動きを追う観方が染みついてるせいで、かずや君の出るタイミングとか、周りのディーラーの子たちの動きとかを、ついつい細かくチェックしてました(苦笑)。

イレブンだけで長くなってしまった(苦笑)。
続きはまた。
・・・今日、観劇後に出待ちのギャラリーしてて、綺麗で穏やかな蘭トムさんとか、ニコニコなほっくんとかを見て、一層ともみんに会いたくなってしまった(淋)。
ともみんの元気印の笑顔に会いたい・・・。

コメント
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