趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

侯爵さま語り・その8

2013-03-16 23:59:55 | 観劇
今回の侯爵さまで、ビジュアルだけでなく、好きだぁ~♪と思ったのが、お声。
もちろん、歌もレベルアップして、とっても良かったのですけど、それ以前に、ともみんのお声の幅が、格段に広がってる・・・。
もともと、ともみんはお芝居に力が入ると、お声も押し出すような感じになって、力んだ声の響きになっちゃうようなところがあるんですけど、その声のコントロールが、だんだん幅広くできるようになってきましたね。
「双曲線」のときに、ランベルト先生の「何だ」とか「失礼します」とか、低く自然な口調で言う声が、とっても素敵で大好きだったんですけど、今回の侯爵さまでは、もっとトーン高めでも、すごく自然な感情を乗せていて、そのお声をもっともっと聴いていたいくらい♪
ブラック・ジャック先生とのソファのシーンは、さすがに力が入って、押し出すようなお声になってましたけど、カテリーナとのシーン、特に最初のシーンが、かなり長い台詞を結構な早口でバーッと言うわりに、とっても自然な聴きやすいトーンのお声で、侯爵さまの気持ちが良く伝わってきました。
ともみんのお声って、明朗というか、トーンが明るくてこもらないので、真っ直ぐ想いを伝えようとする今回の侯爵さまのシーンの一連の台詞が、本当に素敵でしたね♪
「私は生きることの素晴らしさを知った。君がいてくれたおかげだよ。・・・これ以上言う言葉が見つからない。だが、これが私の偽らざる気持ちの全てだ」
なんて、全く嘘っぽさがなく(笑)、あんなに心から誠実な台詞になっているのが、すごいなぁと。
あんなお声で、あんなに真っ直ぐに想いを伝えられたら、そりゃあカテリーナだって「貴方の言葉に嘘はないとわかってる」よね、と納得しますもん。
だからこそ、それに応えられないことが哀しくて苦しいんだろうと、思いますし。
そして、悪夢のシーンの侯爵さまのお声。
ショックと、戸惑いと、恐れと・・・微妙な感情の揺れが、お声にもちゃんと出ていて、先に言う「君のためなら何でもするよ」が、心底から言っているものでないことが、ちゃんとわかる。さらには、「本気で言ってるのか?」という響きに宿る哀しみも、きちんと伝わります。
そのあとまた、迷いを吹き飛ばしてカテリーナに会いに行ったときのお声のトーンが、しっかりと真っ直ぐで。この時の「君のためなら何でもするよ!」は、本当に気持ちの伝わる、誠実さに満ちてました。
きちんとコントロールされた明瞭なお声に、素直な感情を自然に乗せられるようになって、ほんと、ともみん素敵なお声になったなぁぁ♪♪

そのほか、ツボどころ列挙(笑)。
手術中の幻想ダンスシーン。死のダンサーに翻弄されてる侯爵さまの、眉間にしわのある苦悩の表情(爆)。特に、死のダンサーに抱えられてのけぞったときの、その表情が綺麗で色気があって、大好きでした♪
同系列でいけば(笑)、悪夢のシーン、老婆になったカテリーナに襲われてるところ(大爆)。やや怯えながらも、でも無防備に襲われてるのがたまらない・・・♪しかもガウン姿だし~!
カテリーナの指が、つーっと侯爵さまの額から頬のラインをなぞっていって、怯えながらもその指先を追うように侯爵さまが微妙に顔を傾けていく、その動きが色っぽくて超ツボでした!
これまで、がばっと男前なラブシーンの多かったともみんですけど(笑)、今回、実は受身だとやたら色っぽい♪という発見をしました・・・(大爆)。

いえ、もちろんそんな箇所ばかりではなく(苦笑)。
やっぱり正統派な、ソファに片足掛けで、カテリーナの顔を両手で包み込むという姿は、まるで絵のような美しさで、眼福ったらなかった!・・・いつだったか、その瞬間に、私の後方席から「はぁぁ・・・」とうっとりするような溜息が聞こえてきたことがあって、めっちゃツボにはまったことがありました(笑)。
そのあと、カテリーナの隣りにストンと座り込む侯爵さま、座高低っ!(爆)せしるちゃんが、とっても綺麗に背筋を伸ばした姿勢で座ってるせいもあるにしても、ともみんってやっぱり身長の大半が足なんだ~と思わせる瞬間でした(笑)。

それから、カテリーナの静養先に駆けつけてきた侯爵さま。
カテリーナがベンチに座ってる姿を見つけるなり、パッとほんとに嬉しそうな顔をするんですよね~♪あの素直な表情がすごく好き。
しかしこのシーン、パンフには「コテージの部屋」となっている・・・。どう観たって、シチュエーションは野外なんですが?(苦笑)
そのあとのラブシーンは、文句なしに素晴らしかった♪♪
カテリーナにキスされて、離れたときの侯爵さまの少し戸惑うように見つめる表情も大好きなら、最後のぐいっと腕を引いてのキスも、ともみんらしい濃さで(笑)、素敵だった・・・♪♪
包容力が、ほんとに大きいですよね。元・男役のせしるちゃんが、ともみんの腕の中にすっぽりと収まって、身長とかだけでなく、包容力にしっかりと包み込まれているのが、観ていてほんと幸せ・・・。

ラストの結婚式も、一瞬ですけど、すごく美しい花婿と花嫁で。
このシーンの舞台写真も欲しかったよ~・・・。
侯爵さまが、カテリーナのベールを持ち上げて、誓いのキスをするのが、これでもか!という正統派で、綺麗だった・・・。
お揃いの花の、侯爵さまのコサージュとカテリーナの腕輪、そして二人の指に光るリング。お茶会で聴いたお話もあり、ラブラブで微笑ましく、幸福に満ちて感動的な一瞬でしたね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする