さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

電話で看護師さんと話をしました。すると・・・・

2022-02-07 22:19:23 | 大腿骨転子部骨折
今月初めに新型コロナワクチンの3回目接種券の扱いについて、A病院に電話しました。
方針が決まったら連絡をくれることになっていたのですが、一向に来ません。
今日リモート面会の日ですから、その時に持って行ければと思い、僕の方から連絡を入れたんです。
すると、折り返しの電話で看護師さんと次のような会話をしました。

まずは接種券について。
「今日、持って来てください。裏面の予診票にも記載お願いします」
A病院でワクチン接種をしてくれるのだそうです。
さっちゃんはモデルナ社製ワクチンを接種することになっているんですが、A病院ではファイザー社製を接種するのだそうです。
まあ、どちらでも構いませんけれど、前の2回はファイザーなので、慣れている分安心感はありますね。

その後、いきなり核心的な話となりました。
医師、看護師、PTとの話し合いの結果を教えてくれたのです。
前回もある程度聞いていたことと同じなのですが、ほぼ最終方針が出たようなんですね。
さっちゃんのリハビリに対する意欲が見られないので、このまま入院していても意味がない、と思われるとのこと。
ならば、退院して、家庭なり施設なりで過ごすようにした方がいいのではないか、と言うのです。
僕もさっちゃんの様子、特にリハビリの様子を聞いていて、それなら早く退院させてもらって、一緒に暮らしたいと思っていました。
立つ、歩くのリハビリなら家でも続けられると思うんです。

看護師さんのそのような話を聞いて、僕は嬉しく感じました。
もちろん、リハビリが進んでいない状況は残念ですけれど、さっちゃんが家に戻って来ることは待ちわびていたことですからね。

病院では食事、トイレ(排泄)、着替え、入浴、口腔ケア、・・・・、何もかもがすべて介助だったそうです。
それは入院前からほぼそうですよね。
ただ、食事はあまりに食べてくれないので、ミキサー食のようになっていたようです。
1時間くらいかけて食べてもらっていたようですね。
それでも、ほとんど食べてくれないことが多かったとのこと。
体重を聞くと、31.5kgだと言っていました。
これも入院前と変わりません。
入院中は歩くことも出来なかったわけですから、お腹も減らなかったでしょうし、もともと小食なのに、食が更に細くなっても仕方ありませんよね。

トイレ(排泄)については、まったく意思表示がなかったそうです。
寝ている姿勢で着脱する完全なオムツ生活になっていました。
立ったり歩いたりも出来ない訳ですから、当然、家でもオムツ生活が続くことでしょう。
僕自身がオムツの着脱のノウハウを身に付けなければなりません。
「動画等を観るだけでは分からないことも多いので、ケアマネさんと相談して
実地で教えてもらうように出来ればいいですね」
と看護師さんも話されていました。
それは僕も以前からケアマネさんとはそのように話し合っていました。

車椅子についても話が出ました。
「車椅子に座っている時間が長くなるので、リクライニング出来る車椅子がいいかもしれない」とも言っていました。

「ケアマネさんとよく相談して、退院後の受け入れ準備状況を連絡してください」と言われました。


看護師さんとの話が終わり、僕はすぐにケアマネさんに連絡しました。
介護用ベッドと車椅子のレンタル、オムツのことなどを話しました。
ケアマネさんがいろいろと調べて、金曜日に家に来てくださることになりました。
そこで諸々決めて、病院に報告し、退院の日程が決まるんだと思います。
まあ、いろいろと不備な点も浮上してくるでしょうから、順調に行っても来週中、そうでなくとも今月中退院となるんだと思います。
嬉しいな!


看護師さんとケアマネさんと話していたら、瞬く間に出かける時間が近づいて来ました。
カップ麺を食べて、すぐに自転車でA病院へ向かいます。
往復で1時間以上、往きには上り坂もたくさん続きましたけど、左足は大丈夫でした。
岩トレは脚の筋肉にかなりの負荷がかかりそうなので、しばらくは無理しない方がいいのかもしれません。
でも、普通のハイキングは実践した方が良さそうですね。
さっちゃんが退院するまでに何回も歩いておこうと思います。

脚の心配もあるので5分ほど早く、余裕を持って出たのですが、いつもと変わらぬ時間がかかって病院に到着しました。
時間が空きましたから、病院に着いてから予診票を記入できました。
そして、リモート面会です。
今日もさっちゃんの眼はずうっと開いていました。
覚醒状況は良かったみたいですね。
視線もあちらこちらに動いていましたし、マスクをしているので見えませんが、何やらよく喋ってもいました。
ただ、僕が映っている画面を注視することはほとんどありません。
その画面の意味するところが理解できていないのでしょう。
それに、画面に映っている人物が僕だということ、さっちゃんにとっての夫が映っているんだと分からないのだと思います。

今日は僕もさっちゃんの映像を見ながら、今月中にはさっちゃんが家に帰って来るのだから、と思って見ていました。
これまでは次の2週間後まで、まったく姿を見ることも出来ませんでしたから、自分の眼にしっかりと焼き付けておこうと思う気持ちが強かったんです。
でも今日は、ちょっと違いましたね。
もうすぐ、生身のさっちゃんと一緒に暮らせるんだ、そう思うと、リモート面会への必死さ加減も弱くなっているようでしたね。
コメント
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