15m大滝
期日 : 2015年10月13~15日
奥利根の谷はどれも深く険しい。遡行には日数と技術が必要であると言われている。楢俣川流域は比較的短い工程で行けるエリアだという。その中で比較的容易に遡行できるとてヘイズル沢アリキノ沢に紅葉を求めて登った。
オートキャンプ場分岐点のゲートから出発。2時間15分林道を歩いてヘイズル沢出合に到着、入渓。最初のゴルジユを越えると三段12m大ナメ滝や15m大ナメ滝を楽しく登っていく。核心部の15m大滝を巻くと1180m二俣。ここを右のアリキノ沢に入る。紅葉を愛でながら登ると奥の二俣。本日はここでツェルト泊。
翌日は8m滝を巻いてゴーロや大岩を登って笠ヶ岳に到着。上州武尊山や谷川岳などのパノラマが素晴らしい。紅葉の登山道を下ってゲートに到着。湯の小屋温泉に浸かって汗を流した。
コースタイム・天気
10/13(火) 晴後小雨
水上IC15:58=楢俣川林道ゲート手前16:40(車泊)
10/14(水) 快晴
一番目林道ゲート5:40―二番目ゲート―ヘイズル沢出合7:55―1185m二俣(昼食)12:38~13:00―右俣右沢(アリキノ沢)―1490m奥ノ二俣15:05(ツェルト泊)
歩行時間 9:03
10/15(木) 晴
1490m二俣6:45―笠ケ岳9:30~10:20―登山道―避難小屋(昼食)12:10~25―二番目林道ゲート14:50―一番目ゲート15:25~40=照葉荘(湯ノ小屋温泉)15:50
歩行時間 8:40
記録
オートキャンプ場との分岐点ゲートから出発。笠ヶ岳登山口にある二番目ゲートを通り紅葉を楽しみながら湖畔の林道を2時間15分歩いて水位計測小屋があるヘイズル沢出合に着いた。3時間かかると覚悟していたが意外と早かった。昨日の雨でも沢は増水していないようだ。
水位計測小屋が出て来るとヘイズル沢出合はすぐ
林道の橋の手前から入渓
ゴルジュが始まり、最初のへつりを無事通過
最初の3m滝と2m滝は巻いた
ゴルジュ出口の3m滝
まもなく豪快な10mS字滝 右側のバンドから登る
すぐに三段12m大ナメ滝 右側を登る
続いて三段15m大ナメ滝 白い花崗岩の滝 右側を登る
上段の二条滝 迫力十分
少し行くと10m滝 一見登れそうにないが近寄ってみると階段状で左から登れる
白い花崗岩が美しいミニゴルジュ 少しへつって窪を上がって巻いた
ミニゴルジュ出口の3m滝
釜が深い倒木のある3m滝
二段6m滝と美しい上段3m滝
再度ゴルジュになると15m大滝が出現
大迫力の15m大滝 登れないので少し戻って右側の窪を上って巻いた
ゴルジュを抜けると幅広の5mナメ滝
続いて紅葉が美しい4x5mナメ滝
すぐに1180m二俣 こちらは左俣 黄色と赤が美しい
1180m二俣を右俣へ
すぐにシバノ沢との1195m二俣 右俣のアリキノ沢に入る
アリキノ沢に入る
2m滝
倒木のある3x5mナメ滝
すぐ上に2m直滝 左をへつって登った
しばらくゴーロとなり紅葉がすばらしい 1280m付近の紅葉
紅葉の中の4x5mナメ滝
日光が沢に入ってきて紅葉が映える 1350m付近の紅葉
ナメも出てきて楽しく登っていく
本日の目標地の1480m奥の二俣 ここでツェルト泊 途中で採ったキノコ汁でああたまった
翌日、二段8m滝は、始めての登りがシャワークライミングとなるのが嫌なので大岩の右棚から巻いた
大岩のゴーロを登っていくと最後の滝 3x5mナメ滝 この上で水がなくなる
1650m付近の二俣 左へ
1850m付近のガレ
ガレを登って2020mの稜線に出た ならまた湖などがすばらしい
笠ヶ岳方面の登り 道はなくハイマツの藪漕ぎ
笠ヶ岳山頂に到着 三角点があった
笠ヶ岳の標識 展望がすばらしい
至仏山と小至仏山を望む
稜線の悪沢岳と燧ヶ岳
横筋が見える上州武尊山
厳しい谷川岳も見えた
展望を堪能して登山道を下った 岩の急坂を下ると湿原 これは蛍池
1710m付近の紅葉のトンネル
扉が壊れている避難小屋
紅葉を楽しみながら下り、第二ゲートに到着
第一ゲートの広場に戻り、帰りは湯ノ小屋温泉に入って汗を流した。
沢登りと紅葉とキノコ狩りを楽しむことができた楽しい沢登りであった。