Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

Cafe belvedere - (4)

2012-11-21 | Cafe 



「人民は謙譲・勤勉・敦厚にして、その地は最も天恵に富めり」
「この光栄ある祖国をば、さらに美しく尊くして郷らの子孫に伝えられよ(箱根にて)」




今から300年以上も前、江戸元禄時代、8代将軍徳川綱吉の頃、
箱根の文化や自然の美しさを、1人の外国人が発見し世界に紹介した。



ドイツ人医師、エンゲルベルト・ケンペル(Engelbert Kaempfer 1651〜1716)である。






ケンペルは1690年(元禄3年)、オランダ商館付の医師として約2年間、長崎の出島に滞在し、1691年翌92年と江戸参府を経験、綱吉に拝謁。その際の4回の足柄越えで、箱根の自然に魅了され、標本用の植物を採取する。

2年の滞在中は日本をくまなく研究し、多くの資料を持ち帰り、後に『日本誌』The History of Japanを著した。


『日本誌』は、日本の地理、歴史、動植物や当時の暮らしぶり、社会や政治など広い分野を正確に伝えた、きわめてすぐれた著作であり、日本を訪れる西洋人にとってはいわば必読の書となり、シーボルトやペリーも来日時に携行、愛読したといわれている。











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