「わたしが表現しようとしていることは、運動の感覚です。
動物園で動物たちが歩きまわるとき、私自身も動物になります。
わたしの興味をそそるもの、それは動きまわっている動物の姿なのです。」
ルネッサンス以来、毛並みや、複雑な筋肉の起伏を細かくす再現するような写実的表現が主流であった動物彫刻に、なめらかで洗練された輪郭線をもつ作品を生み出し革新をもたらしたポンポン、その歴史的意義は大きい。
ボリューム感があって、なめらかな曲面をもつ、愛らしい表情をしたポンポンの動物たち。
見る者を思わず微笑ませてくれる。