Blog版一言日記

私、雑音領(ざつね・りょう)の一言日記です。

今、やっと「生兵法で負った大怪我」が癒えた!(だから、『二年近く放置しといて、良う言うわ!!』)

2024年01月16日 21時17分50秒 | 日記(アニメ感想含み)
やっとこさ今年に一月七日に放送された"アメイジング・スパイダーマン2"を見る。
スタン・リーが居合わせても、運命は覆らなかったのね……。
(アメコミではスタン・リーが休暇のため別な人物が脚本を担当した回で起こったイベント。詳しい顛末はピクシブ百科事典:グウェン・ステイシーや、アメコミ@wiki:グウェン・ステーシーなど)
で、父親の「負の側面、或いはネガ」であるリザード=父の同僚であったコナーズ博士との対決の次は、自身の「あり得た最悪の可能性」であるマックス・ディロン=エレクトロとハリー・オズボーンとの対決。
マックス・ディロンは、
オズコープ内での事故で特殊能力を得るというピーター・パーカーのようなきっかけを得ながら、
最後までオズコープの捜査・捕獲対象になっていなかったピーターとは違って、
早い段階でオズコープに捕獲されて実験材料にされ、
最後までハリーとの取引に応じなかったピーターに対して、
(応じなければ死ぬまでオズコープの人体実験材料にされるしかなかったので選択の余地がなかったとは言え)ハリーとの取引に応じる、
と言う
「ピーターがもし出目が狂っていた(他にもベンおじさんとメイおばさんから愛情を受け取っていたピーターと違ってマックスは「何で一人きりで"ハッピーバースデー"歌うことになるんだよ!=家族が残業する羽目になったマックスを待ってくれない」という家族からの愛情が薄いような物言いがあった)らどうなったか」
を体現した人物だった。
そういう人物だったのはハリーも同じで、こちらは
「ピーター・パーカーをスパイダーマンにした毒素が不適合を起こしたらどうなったか」
と言う以上に
「スパイダーマンに裏切られた」と言う怨みを具現化した(これはマックスも同じ)
人物だった。
だから、その結果(過程かも。ピーターの「あり得た最悪の可能性」がピーターの「幸せの象徴」を破壊したこと)でああなるのは必然、と言うことなのかなぁ。
でもって、そこから再起するところで幕、なんだけど、
"アメイジング・スパイダーマン"シリーズの三作目が頓挫して打ち切りになったのは、
・結果不振説、
・製作責任者だったエイミー・パスカルがサイバー攻撃によるメール流出による引責辞任で後ろ盾がなくなった説、
・マーベル=ディズニーとソニー=コロンビア("スパイダーマン"シリーズの映画化権所有者)との合意が成立してMCUにトム・ホランド演じるスパイダーマンが"キャプテンアメリカ:シビルウォー"に出演することになって"スパイダーマン"シリーズがMCUに参戦することが決定(=シリーズリブート)した事による打ち切り説、

・ピーター・パーカーを演じるアンドリュー・ガーフィールドとグウェン・ステーシーを演じるエマ・ストーンが破局した煽りを食った説(これは珍説の部類だが)、
とか色々あるけども(ciatr[シアター]:『アメイジング・スパイダーマン』はなぜ不評?続編製作が中止【第2弾で打ち切りに!】参照)
あのイベント(と、それを乗り越えて再起する様)を描いたので、
"アメイジング・スパイダーマン"は描き得る最大のイベントを描ききった、あれ以上やったら完全に蛇足になる。
ってのも大きかったんだろうなぁ。
(このあたり、MCU版"スパイダーマン"シリーズにして劇場版"スパイダーマン"シリーズのグランドフィナーレになった"スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム"の幕の引き方に似ている。と言うか"スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム"の幕の引き方は"アメイジング・スパイダーマン"シリーズの幕の引き方を参考にしたのかなぁ)
それともう一つ。
ラストシーンなんだけど、
一作目でもあった、
「"スパイダーマンのマスク"を付ければ人は皆"スパイダーマン"になれる(*1)」
こと(パワードスーツを着込んで大暴れするライノの前にスパイダーマンスーツとマスクをかぶった子どもが立ちはだかった。ライノも拍子抜けして動きを止めたが)以上に、
喪失と再起を経て大人になったピーターが印象的だったなぁ。
*1 このテーマをメインに話を作ったのが「非命に斃れたピーター・パーカーの後にマイルズ・モラレスが行きがかり上とは言えスパイダーマンになってキングピンに立ち向かう」劇場版"スパイダーバース"。こう見ると、"アメイジング・スパイダーマン2"って後に続く者達に大きな影響を与えているんだなぁ。

・"マジンガーZ"#58「前線基地 地獄城!!」
前回の一件(持ち場を離れて光子力研究所襲撃に押しかけたため、Dr.ヘルの日本占領作戦を破綻させた)で死を待つばかりのあしゅら男爵に与えた最後の温情。
それは日本近海に"前線基地 地獄城"を作ることだった。
一方でブロッケン伯爵は再建なった光子力研究所が浮かれているのを見ると、奇襲を掛けて甲児暗殺を謀るも失敗、地獄城建設に当たっていたジャィアンF3を救援に要請。
(あしゅら男爵はブロッケン伯爵を地獄城建設担当に更迭させて、自分に対マジンガーZ作戦を実行してもらうように具申したが、あっさり却下された)
超大型(アフロダイAやマジンガーZの2,3倍くらいの大きさ)機械獣の猛攻でついに累積疲労の限界に達したマジンガーZ。
アフロダイAの救援もあってジャィアンF3は何とか倒した物の、オーバーホールという非常事態に。
それをブロッケン伯爵から聞いたDr.ヘルが一気に勝負を付けようとタイターンG9を日本に上陸させるという、最悪の展開に……。

・"仮面ライダーアマゾン"#24「やったぞアマゾン!ゼロ大帝の最後!!」
大団円。
と言い切るには寂寥感あふれる切ないエンディング(アマゾンが故郷であるアマゾンの大地に一人で帰っていくところで幕)だけど。
「もう二度とアマゾンに会えないの?」と藤兵衛に尋ねるマサヒコに対して、
「また日本に危機が訪れた時にまたアマゾンの彼方から帰ってくるさ」
と返した当たり、
「アマゾンに逢いたいのは自分もだけど、そのときは日本の危機だからアマゾンに帰ってきて欲しくない」
と言う複雑な心境が込められているなぁ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、「生兵法で負った大怪我」を癒やす時が来た(二年近く放置しといて、良う言うわ!!)

2024年01月10日 23時28分59秒 | 日記(アニメ感想含み)
(「生兵法で負った大怪我」とは、"スパイダーマン3"、"アメイジング・スパイダーマン"二部作を見ないまま"スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム"を見たこと)
寒中お見舞い申し上げます。
今年もよろしくお願いします。
今回は
TOKYO-MXで一月一日に
"アメイジング・スパイダーマン(マーク・ウェブ監督/アンドリュー・ガーフィールド主演)"が放送された(一月七日に"アメイジング・スパイダーマン2(マーク・ウェブ監督/アンドリュー・ガーフィールド主演)"が放送)のでその感想を。
リブート第一作のヴィランがリザードだったってのは、四作目が頓挫した為に退任したライミ監督の無念を拾っちゃったからなのかなぁ。
("スパイダーマン3"作中でも大学に入学したピーターを教える人物としてコナーズ博士=リザードの素体が出てきました。おそらく四作目のヴィランはリザードを想定していたはず)
でもって、"アメイジング・スパイダーマン"のピーターは
「運命の子(彼の両親とコナーズ博士がオズコープで『生命体の遺伝子融合計画』の共同指揮を執っていた)
であり
(彼特有の軽口で雰囲気が和らいでいるとは言え)一匹狼で悪人を狩る者(グウェンの父親であるステーシー警部が最初にスパイダーマンを『彼のやっていることは通り魔まがいに過ぎない』と語っていた)
であり
「『親愛なる者を無くした哀しみ』から、他の人に『親愛なる者を無くした哀しみ』を負わせない事に奔走する者」
と言う印象が強かったなぁ。
で、この話で一番印象に残ったシーンが、
"スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース"でのカノンイベントになったステイシー警部の殉職、
……じゃなくて(このシーンも印象的だけど、それ以上に印象的なのが)、
「"スパイダーマンのマスク"を付ければ人は皆"スパイダーマン"になれる」
と言うシークエンスだった。
(宙づりになった車に取り残された子どもを助けようとして右手は糸を出して橋と自分の身体をつなぎ、左手で車を掴んでいるため手を離せないピーターが子どもに「自分のいるところに這い上がってくるんだ!」と叫んだものの、恐怖で動けない子どもに"スパイダーマンのマスク"を渡して「それをかぶれば諦めない心と勇気が湧いてくる!」と叱咤激励したこと。子どもが"スパイダーマンのマスク"を被ってピーターの元まで這い上がった)
断じて、
スパイダーマンとリザードの激突中に「我関せず」とばかり自分の世界に浸っていた音楽教師役のスタン・リー、ではない。念のため。
それで以て、
ピーターの両親を暗殺した者(ラストシーン。収監されたコナーズ博士とおそらくピーターの両親を暗殺した者との対峙で幕)との決着も付いていなければ、ベンおじさんを殺した強盗との決着(ピーターが「一匹狼の悪人狩り」をやっていたのもその強盗を捕らえるため)も付いていない「クリフハンガー。(『これからどうなる?』の幕引き)」だけど?

・"ノケモノたちの夜"#10「ロンドン対魔戦線」
マルバスが「スノウは悪魔化してもう手遅れ」をどう話すか迷っている間に、それを察した上で「それでもなお最後まで諦めない覚悟」を決めたウィステリア。
一方で剣十字騎士団はルーサーとダンタリオンを撃つべく、市街を砲撃するも、ダンタリオンの限定解臨(砲撃と銃撃で重傷を負ったルーサーが「戦いのための戦い」をダンタリオンと共に戦い抜く覚悟を決めて限界を超えた)で逆襲されることに。
マルバスとウィステリア、ナベリウスとダイアナの介入、ルーサーが限界に来たことで、ダンタリオンが剣十字騎士団本部へ転進して仕切り直しに。
ダンタリオンが余力(悪魔化したスノウやタケナミを出撃させていない)を残している難しい状況だが?

・"REVENGER"#11「The Die is Cast」
幽烟が背負ってしまった利便事。
その筋を通すために雷蔵を狙った惣二だが、貞の一派による狙撃から惣二を庇ったこと、それ以上に平田が「アヘンを流す真の敵への利便事」を幽烟に請け負わせたことのために、宍戸一派への利便事を通すため、惣二も覚悟を決める。
宍戸一派はそれすらも見越して策を練っているようだが?

・"メガトン級ムサシ"#28「再会」
エルゼドは退き、地球人とシドルによる"二つ星同盟"体制なる。
それぞれは思い思いの道を行き、大和はエルゼドの頭領(アダムとイブの上司)?の介入で地球に帰還してアーシェムに再会する。
一方でディクセンブルクの支援者だった"二つ星同盟"体制に反逆するカルト集団の存在。
そして、新たなる戦いは未来(レイダー氏は彼を「肉体的には輝と南司令の子どもだが、魂に別な何者かの介入を感じる」と評した。輝はその評を受け入れた上で「僕の子どもです」と未来と共にあることを誓った)と彼の乗る「ムサシの名を冠した非戦闘用ローグ」"ムサシデルタ"の時代に行われることに……。

・"仮面ライダーギーツ"#30「慟哭VI:手紙の中の王子様」
キューン、光聖のソロバンをはじいているふり(「未来人と祢音が結ばれてしまえば、鞍馬財閥は安泰だ!」と吐き捨てた)をした叱咤も、英寿の「素」の侮蔑(「祢音に同情だけして、彼女の苦境を救う気がないのなら未来へ帰れ!」)も通じずに動けず。
よって立つ全ての物を失った最悪の状況で行われる祢音vsジャマト(本来の第三戦の相手となる道長は「ベロバには付き合いきれん」として降りた)の"闘牛ゲーム:第三戦"。
「人には幸せを掴む権利がある!」景和の叫びに対となるように「その"エゴ"とその象徴である"仮面ライダー"を叩き潰す」と英寿に向かって言い放った道長。
祢音の土壇場を救ったのは「作られた存在でも幸せに向かって挑むことは出来る!世界が敵になっても俺は祢音の味方だ!」と心の内を手紙という形ではなくて自身の声で伝えたキューン。
第三戦を相打ちに持ち込み、"闘牛ゲーム"は引き分けで、ジャマトとライダーの決着は次のゲームに持ち越し。
ベロバと袂を分かとうとする道長に対してベロバはビジョンドライバーから吸い出した「ゲームマスターの記録情報」に祢音の正体があったことを話し、さらには"創世の女神"の正体を道長に見せて……。
後は、ツムリが「祢音をもう見ていられない」と思わず弱音を吐いたことに対し、「ナビゲイターは仮面ライダーに向き合う義務がある」と諭すチラミが印象的。
(失態を犯し続けたとは言え、チラミもゲームマスターを任せられる力量のあるスタッフ、と言うことか)

・"マジンガーZ"#56「強奪された超合金Z!」
Dr.ヘルの採ったあしゅら男爵とブロッケン伯爵による「超合金Z強奪作戦」。
そのためにわざと鉄十字軍団と鉄仮面軍団に同士討ちを起こさせ、ボスボロットに鉄十字軍団と鉄仮面軍団の決死隊員を生け捕りにさせる。
そして鉄仮面軍団員は超合金Z強奪作戦を暴露し、鉄十字軍団員はグールと空飛ぶ機械獣軍団による総攻撃作戦を暴露する。
ボスボロットが鉄十字軍団と鉄仮面軍団の決死隊員を生け捕りする際に空飛ぶ機械獣サタングロースP.10にボスボロットを襲わせていたため、弓教授不在の中、ボスとさやかは鉄十字軍団員の証言を信じ、マジンガーZに光子力研究所上空を哨戒させる。
その隙を突いて鉄仮面軍団員は鉄十字軍団員を消滅させ「脱走して超合金Zの採掘精製場所に爆弾を仕掛けた」とボスとさやかをだまして採掘精製場所に案内させ、そこで本性を現して採掘精製場所に発信器を仕込んで地底機械獣ユーバリンT.9を誘導、超合金Zの塊を強奪させる。
空飛ぶ機械獣サタングロースP.10に釘付けにされ光子力研究所に戻れないマジンガーZ。
アフロダイAとボスボロットは地底機械獣ユーバリンT.9を捕捉、撃破した物の、皮肉にも超合金Zの無敵さに超合金Zの塊を取り戻すことに失敗、さらにマジンガーZもユーバリンT.9からリレーで超合金Zの塊を受け取ったサタングロースP.10を撃破するもサタングロースP.10の最後の意地と超合金Zの無敵さ(ブレストファイヤーの直撃を受けてサタングロースP.10は溶けた物の、超合金Zの塊は無傷だった)の前にブードの搭乗口に超合金Zの塊を放り込まれてそのままブードは急速潜行、ブードに逃げられてしまう。
Dr.ヘルの更なる猛攻を予感させる幕引き。
と言うよりも、超合金Zが
「味方にすれば頼もしい(マジンガーZの無敵さの象徴)、
皮肉にも敵に回れば恐ろしい(奪取されるとその無敵っぷりに破壊、溶解するのもままならない)」
代物であることが印象的な回。
決して、
この時代(1973年)に夕張炭鉱が現役だった事が印象的な回、と言うわけではない。念のため。
(地底機械獣ユーバリンT.9のネーミング、元ネタがどう考えても当時現役だった夕張炭鉱)

・"マジンガーZ"#57「Dr.ヘル 日本占領!!」
敵味方全員「俺が俺が」状態に陥った戦い。
制したのは「足の引っ張り合い」をやったDr.ヘル陣営ではなく、
なんだかんだで「甲児のことを思っていた」さやかとボス。
結局の所、大ピンチ(光子力研究所が降参して弓教授が自決の一歩手前まで追い詰められた)をしのいで一件落着。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする