ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

わさわさ

2011-10-20 23:53:45 | Weblog
情けないことに、ここ数日、心がわさわさしていて、落ち着きがなく、
なんとなく、なくしものなどをしている。
ついでに、お腹もこわし気味だったりする。
ペースが乱れている。これは、精神鍛錬が足りないせいだなあ。

そういう意味では、いつでもマイペースに見える中国人はすごい。
例えば道を歩いていても、決して他人に道を譲らない。
可能な限り割り込む。
自分が行きたいところに行く。
他人には従わず、自分の感情に従う。
よって、望まないことは無視する。

そんな彼らでも、落ち込むときはすごく落ち込むようなので、
やはり人間だなあ、と思ったりする。

そして、失せ物を再度探す。やはり見つからない。

しょうがない。無理矢理、気分転換しよう。
昨晩、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』を読み終わった。

読者の錯覚をうまくコントロールしている面白い作品で、
突飛な密室も、最先端の科学も、
ついでに残酷過ぎる殺人描写も出て来なくて、
寝る前に読むのにちょうどよかった。

ポアロというと、連ドラの俳優さんの顔と、
吹き替えの声を思い出すようになってしまったけれど、
なかなかぴったりだ。