ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

小包

2011-10-12 21:52:21 | Weblog
日本から小包が届いた。
中身は自分で詰めたのだから、何が入っているかは、全部わかっている。

つまり、自分で買った本だけだ。

でも、小包が届くというのは、非常に嬉しい。
しかも、小包を中国の誰かに開けられることもなく、
いまのところ無事に届いている。すばらしい。

この感激は、メールをもらうのとは全然違う。
海を渡り、多くの手を経る間に少し痛んだ段ボールが、なんともありがたく感じる。
これが実体あるものの重みなんだと思う。

実際、8キロ近くあったわけなので、
受付で受け取ってくれた中国人スタッフが、
「おっも~いのが来たよ~!」と内線で知らせてくれた。
それも、また楽しい。

思い出す。
留学していた頃、友人のところに届く日本の実家からの小包が、
たまらなく羨ましかった。
醤油、カレーやシチューのルー、インスタントコーヒー、
どれもこれも、すべてが宝物に見えた。
そして、添えられている日本からの手紙。

いまは通信が便利になったから、
インターネットを使えば、毎日でも日本にいる人の顔を見ることができる。
くだらない長話をすることもできる。

でも、あの時、本当に本当に羨ましいと思った気持ちが、
いま帳消しになることはない。
やはり、思い出すたびに、とてもさびしい気持ちになる。

萩の花

2011-10-12 00:00:17 | Weblog
昨晩は、夜中の3時に上の階のハイヒールさんが帰宅し、
カツカツコツコツと、音がしていて、目が覚めてしまった。
そして、眠れなくなった。
返してくれ。私の睡眠時間。
古い建物というのは、日本も中国も同じで、近隣の音が響く。

さて、先日行った上海のお寺に、萩の花が咲いていた。



白い萩の花は、東京の私の家の前にも咲いている。
先日、日本で撮った写真。



同じ花でも、ずいぶんと咲き方が違うなあと思う。
中国人と日本人の気性が違ってくるのも、なんだか納得がいく。

やっぱり動物の気性も違うのだろうか。
野良猫がいたんだけど、猫はなんとなくマイペースに見えるから、
どこの国でも同じなような気がする。