ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

買い物

2011-10-15 18:58:39 | Weblog
仕事が一段落したので、辛ラーメンを食べてから、
近所のスーパーまで買い物に出掛けた。

空きっ腹で行くと、
スーパーの店員の要領の悪さや、
レジで並んでいるときに、ピッタリとくっついて立つ人や、
耳のすぐ横で大声で会話する人たちに、
どうしようもなくイライラしてしまうので、
「今日、買わなくてもいいのよ」くらいの余裕を持って行くようにしている。

秋になっても上海は湿度が高く、お風呂のカビが気になり出したので、
日本のメーカーが中国で作っている洗剤で、「まぜるな危険」という表示のほか、
日本語で成分等が書いてあるものを買ってみることにした。

夕方の混む時間帯にもかかわらず、
相変わらず4つあるレジのうち2つしか開いていなくて、長蛇の列。
並んでいるうちに、洗剤はカゴの中で横倒しになったらしく、
どうやら首の部分から液漏れしていた。
レジの人が気づいて、近くにいた店員に新しいものを取りに行かせ、
持ってきたものも、やはり液漏れしていた。

そして、上海語で、たぶん次のような会話があった。
レジの人が、持ってきた人に「これも液漏れしてる」と言った。
持ってきた人が「何言ってるのよ。そんなことないわよ。
あなたの手に、さっきのがついてるんでしょ」とブチ切れ気味で言った。
レジの人がレジ台に、その商品を置いたら、
私にピッタリくっついて立っていた後ろの中国人カップルの
ちょうど目の前に置かれることになり、
「わあ、やめてよ。つくじゃない」と女性の方が怒りながら言った。

レジの人は商品をぞうきんで拭いて、レジを打ち、私に手渡した。
私の手に、液漏れの液がついて、指がヒリッとした。
そこで私が、普通語で、「やっぱりダメじゃない。これ要らない」と言った。
そして、もっと後ろに並んでいたオバさんが、上海語で「遅い!」と怒鳴った。

レジの人は、自分で返金処理ができないらしく、
レジのカギを持っている別の人を呼ぶ。
そして、待つ、待つ、待つ。
やっとカギを持った人が来て返金処理ができ、
中国人たちが、たいへんイライラしているなか帰路についた。

いちおう、外資系高級スーパーでのことなんだけど。

まあ、結局、それは買えなかった。
あれ、本当に日本のメーカーの物だろうか。
ニセモノのような気がするなあ。

儲かるもの

2011-10-15 12:49:34 | Weblog
洗濯も掃除もしたところで、仕事にとりかかる前に、
ちょっと毒でも吐こうかと。

最近、いろんな人に、上海で次に何が儲かりそう?と聞かれるのだけれど、
それがわかるくらいなら、自分でやっている。
中国特有のいくつもの困難を乗り越える覚悟、なんてものを考える前に、
日本から来て、いきなり飛び込める人のほうがいいのかもしれない。

それに上海でも、結局は、日本人社会がベースになる。
自分以外は全員が中国人でも会社をやっていけるような人も、
もしかしたら、いるかもしれないけれど、普通はそうはいかない。
上海での取引先が日系だったら、その顧客につける担当は日本人の方が
スムーズであることも多い。

となると、上海で成功するかどうかも、
結局は、日本人のもっている仕事力いかんなのではないかと思う。

上海では、企業の駐在員以外にも、いろんな人が働いている。
現地採用の中にも、日本で働いていた中国語が話せる人、
留学生上がりで日本では働いたことがない人、
中国語が話せないのに、いきなり働きにきた人、などがいるし、
上海で起業した人もいる。

「最近の若いもんは」は、人類の歴史が始まってから
ずっと、ぼやかれ続けていることだと思うけれど、
つくづく、日本のゆとり教育は、成功したんだなあと思う。

「日常会話レベルの中国語はできます」と面接で答えたのに、
会社に入ってから、「中国語、へたくそなんで、恥ずかしいから話せません」と、
平気で、というか、もじもじしながら言う。
「とりあえず、何でもいいんで飛び込みたいです!」と言っていたのに、
若くて経験がなくてもできそうな仕事をお願いして任せようとすると、
「それ、ぼくは興味ないんで」と、業務命令をサラリと流す。

うん、まあ、そこまでお願いしてやっていただくほどのことではないので、
こちらでやるからいいけど、仕事がなくて座ってるだけって、つらくない?
と聞きたくなる。
でも、彼らにとっては学校の延長なので「わ~い、自習!」という感じなのかも。
それでお給料もらって生活してる、という感じではない。

面接に受かる方法は、きっと本を読んで詰め込んだか、
高校や大学で指導されて、できるようにはなったのだろう。
でも、その言葉を信じて採用してみると、
「教えてもらったことのうち、興味と自信があることだけやります。
なによりも、自分らしくあるために」ということで、
社内が「お客さん」や「ポエマー」ばかりになってしまう。

ということで、ゆとり世代なのにガツガツ仕事をする人、が、
「これからの上海で一番儲かるもの」なのではないか、と思う。