ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

携帯電話

2011-10-06 20:39:52 | Weblog
先ほど、上海に到着。
飛行機が止まると同時に、隣の席の中国人女性が携帯電話で話し始めた。
「今日は仕事なの~?」って、飛行機を降りてからでもいいだろうに。
一応機内アナウンスで「携帯電話の電源は飛行機を降りてから」と流れるのだが、
みんなあまり守らない。

こういうマナーの悪いところは、イヤだなあ、と思っていたら、
すぐ後ろから日本人のおじさんの声がする。
「もしもし、○○です。あ、出口にいるのね。こっちはまだ着いたばかりだから」
連れのおじさんも、「迎えに来てくれてるんですか~」と、得意な様子。

「電源入れんなよ、バーロー」という目でにらんでしまった。
でもきっと、相手はなんで私がにらんだのか、わかっていない。
名乗っていたから、相手の名前を呼んで罵倒することもできる。

そして、一人が使い始めると、周囲の人もつられて電源を入れ始める。
負の連鎖、開始。

実際には、飛行機の計器に影響ないのかもしれないけれど、
落ちてから、やっぱり影響ありました、っていうオチは、イヤじゃない。
それって、原発と同じ構造の話しだと思うんだけどな。
どうして、たった数分が待てなくなってしまったんだろう。日本人は。

日本が素敵な国なのは、水と空気が美味しいからで、
そのおかげで食べ物も美味しい。
私たちを包んでくれているものが素敵だからこそ、
人も安心して心を澄ますことができるんだと思う。

安心は、私たち日本人が作っていたものではなくて、
自然から与えてもらったものだ。
数日間、日本に帰って、つくづくそう思った。

それにしても中国は、相変わらず、ネットが重い。