ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

犬をなでた

2010-05-16 03:11:34 | Weblog
久しぶりに犬をなでた。

それにしても、なぜ犬は、瞬時に人間を見分けることができるのだろう。
犬に対する好意はもちろん、複数名いる人間の上下関係が瞬時にわかる。
犬は賢い。

賢くない犬もいるのだろうけど、
私がむかし飼っていた犬も人間関係を見抜くという点では、
私以上に賢かったし、今日会った犬もそうだった。

特にメス犬は、その集団のなかにいるたった一人の男性や、
一番人気のある男性にくっついていることが多い。
好意や人間関係のベクトルが、目に見えているかのようだ。
寄っかかったり、アゴをのせて甘えてみたりと、
いろいろな小技を繰り出してくる。

そして、犬には、独特のまなざしがあり、
初対面の犬でも、だいたいは何を考えているのかがわかる。

この点、猫の場合は、私にはまったく考えていることがわからない。
犬は、警戒しているときは吠えるし、
慣れて来たら匂いをかぎにきたりなめて来たりして、
安心するとお腹を見せて寝て、さわらせてくれる。
だいたい1時間くらいで、心を開いてくれる。
でも、猫はそうはいかない。

犬ぎらいの人は、特に吠えられるのが苦手なのだろうけど、
どこで警戒心がとけたのかが伝わるから、私にはわかりやすくていい。

そして動物をなでているとき、人はやさしい気持ちになる。
これがまたありがたい。