ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

明けましておめでとう

2010-01-02 10:57:54 | Weblog
「一年の計は元旦にあり」というけれど、
ここ数年、元旦にあまり重みを感じなくなった。

一番の理由は、家族と年末に正月の準備を大忙しでして、
年が明けたら、顔を見知った家族とも改まって挨拶をする、
という日常の上にある節目が、なくなったからだと思う。

実家も兄弟姉妹もなくて、かといって結婚する気もなかったわけだから、
正月が孤独なのは当然のことだった。

正月は休まなければいけない。
テレビの特番を見ながら、まったりと過ごさなければいけない。
と、なぜか思い込んでいて、私一人になってからも、
それを続けようと思っていたから正月が憂鬱だった、ということのようので、
昨日は友人宅に居座り、テレビも見ず、ずっとパソコンに向かって、
半分仕事、半分遊びのことをしていた。
今日も明日もおそらく、同じように過ごすだろう。

そして改めて思ったけれど、新しく知りながら行う仕事は、
もともとあまり得意でなかった分野であっても、やはり楽しい。
私は資格をとるためだけの勉強がどうしてもできないのだけど、
これをもっとよくするためには、このソフトが使えるといいんじゃないか、
という発想で読むマニュアルは、とてもわくわくする。

もしかしたら、ようやく仕事の方向性が、
私という人間に、はまってきたのかもしれない。
そして、自分のままであることに、
私自身にも、おそれがなくなってきたのかもしれない。

精神的には、ここ十数年で、もっともいい元旦を過ごせたと思う。