ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

伝えていきたい伝統文化 ~江戸東京たてもの園~

2024-01-20 | 公園・庭園・名所

各地での梅の開花をいろいろな方がブログで
紹介されています。
小金井公園の梅が咲き出したようですので、
久しぶりに行ってみました。
1週間ほど前のことです。






    




公園の一角にある梅園に行ってみると、全体的には
まだツボミでしたが、数本の樹が開花していました。
例年まっさきに花をつける白梅と紅梅の樹です。
休日ということもあって、たくさんの人が梅を楽しん
でいました。





ロウバイも、蠟のような花をつけていました。
明るい陽ざしの中の梅やロウバイの花は本当に
いいものですね。

せっかく公園にきましたので、奥のほうにある
「江戸東京たてもの園」に行ってみることに
しました。
たてもの園は65歳以上は割引になります。
しかもJAFの割引も使えますので、一般の方の
入園料の半額以下になります。
ありがたいですが、ちょっと申し訳ない気も
します。



たてもの園の本館から、庭に出るための屋外出口
に向かうと、出口手前の「坪庭」に飾り結びが
してありました。
以前、この時期に来た時に、庭の松の木などに
飾り結びがしてあったことがありましたので、
もしかして今年も飾られているのかもしれません。
いいときに来たみたいです。





ぶらぶら歩みを進めると、高橋是清邸の建物が
本館の曲面のガラスに映っています。
これは、私のお気に入りの光景なんです。
大げさに言えば、ちょっとしたガラスのアートです。



さらにぶらりと進むと西川家別邸です。



さてと、飾り結びはどこにあるか。
ありました、ありました。
別邸前の松林や、庭の松にこも巻きがして
あり、そのこも巻きの上に、飾り結びが
つけられています。
これはテントウムシです。

庭師さんの遊び心ですね。
この飾り結びができるようになるには
どれくらいかかるのか。
こうした結び方ができる人も少なくなって
いるのではないかと思います。
はたして技法を習得するには、どのくらいの
期間がかかるか、簡単ではないでしょうね。



トンボ。


ハチ。


ホタル。


カエル。


トカゲ。


キンギョ。


カマキリ。


クワガタムシ。


飛んでいるトンボ。


これはなんでしょう。ミノムシ?。
実は、回答の中に入っていないんです。

     
どれくらい飾られているか、ちょうど居合わせた
「たてもの園」のスタッフさんに聞くと、
18種類のようです。年々飾り結びが増えています
も言ってましたから、実際は、もう少しあるの
かもしれません。
ともあれ、ちょっと殺風景な松林に賑やかさが
感じられて、これぞお正月といった気分です。









さらに歩いていくと、昭和レトロな雰囲気のする
一角があります。お風呂屋さん(銭湯)は、子どもの
頃に行った銭湯が思い出されて、とても懐かしいです。
無理でしょうけど、年に1回くらいはお湯を張って
くれて、足湯くらいできたら最高なんですがー。





ちょうど、伝統工芸の村山大島紬(つむぎ)と、
型染・木版染の実演が行われていました。
時代が進むとともに伝統文化が消えてしまうことが
ある中で、こうした伝統技法を伝えていくことは
大変なことだろうと思います。
大事にしたいものです。

世界が平和でありますように!

コメント (6)
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