若い頃にお世話になった方を「送る会」に出席して参りました。
昨年6月の地震に巻き込まれ行方不明となっており、救助の報を待ちわびていたものの、残念ながら今日の会を迎えた次第です。
一緒に仕事をしたのは半年だけなのですが、本当にお世話になりました。
仕事の作法や技術を教えてもらっただけでなく、立場が決して強くなかった若輩者の自分のために、いろいろと尽力してくださった大恩人でした。
子供が生まれたことも、博士号を取ったことも、何も報告できなかった自分が恥ずかしくてなりません。
優しくてダンディで、家族のことを何よりも大事にしていた、きいっつぁんのことは決して忘れません。
本当に、本当に、ありがとうございました。
こんな事情ではありましたが、かつての同僚の方々と久々の再会を果たしました。
お互いのコドモ写真を見せ合ったり近況報告をしたりと、なかなか有意義な時間となりました。
元同僚の皆さんにはこういう会の存在をお知らせいただいたことに謝意を表しつつ、皆さんと会うことによって、取り返しのつかない大事な何かが失われたことも、あらためて痛感されたのでした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。