つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.19

2016年06月18日 11時56分09秒 | 津幡短信。
自分の目で見た、津幡町に関するごく短いニュースの不定期通信。
今回は2本を投稿。 

【今夜、太白祭】

本日・午後2時より夜10時まで、
県道218号「莇谷津幡線」の一部に交通規制がかかる。
「太白祭」開催のためだ。
お祭りの背景、例年の様子については、
拙ブログ2012年6月23日の投稿をご覧いただきたい。
露店が並び、獅子が出て、賑やかなひと時になるだろう。
また「太白神社」境内にステージが組み上げられ、
催しが行われるのが恒例だが、今年の演目はコチラ。

僕の中学時代の恩師「マエストロ西尾」と、お仲間が舞台に上がる。
時間と予定が許す方は、祭り見物に足を運んでみて下さい。
(西尾先生の思い出は、2012年3月13日に関連投稿アリ)

【虫が教えてくれる季節】

今朝、風に揺れる「蓑」を見つけた。

口から出す糸で枯れ葉などをつなぎあわせた蓑(ミノ)に閉じこもり、
越冬する「蓑虫(ミノムシ)」は「ミノガ」という蛾の仲間だ。
実は、近年、その数が激減している事をご存知だろうか?
蓑虫だけに寄生する中国原産の「ハエ」にヤラレているらしい。
植物を食料にする蓑虫は、人間にとって害虫である。
一方で、寒風の頃、その姿を見かけると、冬到来を意識させてくれる存在でもある。
日本人にとって身近な「蓑虫」の存続を願っている。

もう一つ、コチラも季節を教えてくれる虫だ。

羽化間もない「ヤンマ」。
夏が来た。

<津幡短信vol.19>
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未知との遭遇~アグネス・ラム。

2016年06月12日 12時39分10秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第四弾は「アグネス・ラム」。

本名「アグネス・ナラニ・ラム」。
アメリカ‐ハワイ州出身。
ミックス・ブラッドのチャイニーズ・アメリカン。
身長:156センチ/体重:46キロ。
スリーサイズは、B:90/W:55/H:92。
1975年、初代クラリオンガールとして来日するや否や、
たちまち人気に火が付いた。

それまで目にしてきたアイドルや、
大人向け雑誌で盗み見たモデルなどの画像とは、異質の存在感。
“太陽の恋人”の登場は、僕にとって一種の衝撃だった。
第二次性徴以前、劣情や扇情といった感覚を持ち合わせていない少年は、
ただ「驚いた」のである。

彼女の魅力は、愛くるしいベビーフェイスと、抜群のプロポーション。
そして、ワイキキの太陽でこんがりローストした、小麦色の肌だ。
紫外線による弊害の知識が稀薄だった当時、
それは「健康とセクシー」の代名詞。
促進派はサンオイルで磨きをかけ、
消極派はブラウン系のファンデーションを使うほど。
美白が持て囃される昨今とは隔世の感がある。
大人だけじゃなく、子供も価値観は同じ。
夏休みになると、恒例のイベント「クロンボ大会」が開催された。

会場は、今は無き「ショッピングセンター スカール」1階広場。
壇上には、頭から爪先まで真っ黒になった子供達が並び、
焼け具合ナンバーワンの座を争う。
他者との色の濃さを比較し、焼け残った水着跡との対比を自慢。
賞品と名誉を獲得した上位選出者の誇らしげな笑顔は、
皆、歯が妙に白く浮き出ていたものだ。
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小さな水辺を通して見遣る今昔。

2016年06月12日 09時17分39秒 | 自然
昨日の朝、散歩中に大西山へ立ち寄ってみた。
拙ブログではお馴染みの場所。
標高15メートルの小高い丘には、かつては津幡城が、
そして、平成22年まで、津幡小学校・旧校舎が建っていた。
現在は、先頃オープンした、津幡町歴史博物館「れきしる」がある。
その前庭の小さな池の縁で、水の中を熱心に覗き込む少年に遭遇。

釣られて僕も仲間入り。
「オタマジャクシ」に加えて「マツモムシ」を発見した。

少々小さくて分り難いかもしれないが、
赤い円内、逆さになって細い水草に掴まっている。
身体から左右に伸びた、長い2本の後脚が特徴。
水生カメムシの一種でマツモムシ科に分類され、
他の虫やオタマジャクシ、水面に落ちた小動物などをエサにする捕食者である。

冒頭で書いた通り、5年前に校舎が移転して以来、
池の水は抜き取られたままだった。
しかし、新しい施設ができたお蔭で水が戻り、
整備が進んで、水辺に暮らす生き物が戻って来た。
循環装置が立てる波と泡の上で揺れる、アメンボも嬉しそうだ。

ここが津幡小学校の前庭だった頃、
二宮金次郎像に見守られた池には数匹の鯉が泳ぎ、
休み時間や放課後ともなれば、辺りに児童たちの歓声が木霊していた。
…今は昔。
せめて、拙コレクションから往時の様子を掲載する。
平成9年(2010年)にガラケーで撮影した画像の為、
粗く小さいのが残念だ。

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オトナとオンナ~ルパン三世。

2016年06月11日 18時00分01秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第三弾は、ルパン一味の紅一点「峰 不二子」。

漫画アクション創刊号における連載開始は1967年。
来年は「ルパン三世」が世に出て50年の節目を迎える。
以来、TVアニメ、劇場アニメ・実写作品、OVA、ゲームソフト、CMなど、
様々なメディアに登場し続けているのはご存知の通り。
一流のクリエイター陣、名声優たち、心躍るサウンド。
ロングランの理由は幾つも挙げられるが、何よりキャラクターがチャーミング。

「アルセーヌ・ルパン」の孫で、女たらしの大泥棒。
44マグナムを操る稀代の早撃ちガンマン。
「石川五右衛門」の13代目で、岩をも切り裂く斬鉄剣の使い手。
「銭形平次」の子孫で、ルパン逮捕に執念を燃やす正義の使者。
…確かに、主要キャストはいずれも魅力に溢れる顔ぶればかり。
しかし、もし「峰 不二子」というピースが欠けていたとしたら…。
半世紀に亘る人気の維持は難しかったかもしれない。

身長:167cm/体重:50kg。
B:99.9cm/W:55.5cm/H:88.8cm。
グラマラスな美女で、欲望に忠実な悪女。
好きなものは、カネとリッチマンと宝石。
ベルギー製の小型自動拳銃を愛用し、得意技はハニートラップ。
危険で、セクシーで、人心を惹きつけずにはおかない流し目は、
昭和の少年(僕:りくすけ)を虜にするのに充分過ぎた。

リオ・デ・ジャネイロを見下ろす丘に巨大なキリストが立っている事や、
ベルリンに壁がある事、カジノで大金が動く事を教えてくれたのは、作品「ルパン三世」。
それは、視野を広げるキッカケになった。
オンナは男を狂わせる事が出来るのだと教えてくれたのは、「峰 不二子」。
それは、オトナへの入口だった。
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ほんの出来心。

2016年06月11日 10時34分41秒 | りくすけ
2011年2月、以下のような投稿をした。

「犬と猫、日本の二大ペットだが、「ペットフード工業会」の調査によれば、
 ペットとしての犬の数は1200万匹あまり、猫は830万匹近く。
 飼育数では犬に軍配が上がる。」

それから数年が経った。
ペットフード協会によれば、2014年10月時点、
猫の国内飼育数は996万匹で、過去3年間で3.7%増。 
同期間、犬が13%減の1035万匹。
今やペットの二大勢力は拮抗し、
版図は書き換えられようとしているのかもしれない。
確かに、書籍やマンガ、ネット動画などで、
猫をテーマにしたものが増えた気もする。
「gooブログ」人気ランキングのトップクラスには、
複数の「猫ブログ」が入っている。
散歩中にも猫の姿を見かける機会が増えた。
日向ぼっこしている様子など可愛らしい。
猫もいいなと思う時がある。
種類は様々いるが、僕は「日本猫」…特に「三毛猫」が好きだ。

日本猫のルーツは、海の向こう、中国。
6世紀ごろ、中国から仏の教えを記した経典を運ぶ際、
大切な書物をネズミから護るために同乗した猫が祖先。
特徴は、全体的に丸みのあるシルエット。
顔の輪郭から目や耳の形、さらに横から見た時の鼻すじなど、
どれもゆるやかなカーブを描き、短く光沢のある毛に覆われている。

ちなみに「三毛」は、古くからの遺伝子を受け継ぐ由緒正しい猫。
白・黒・茶色の毛の面積が、4:3:3の割合が美しいと言われている。
他には、全身真っ黒な「黒猫」も、ポピュラーな日本猫。
キリスト教文化的な考え方では、縁起が悪いと思われがちだが、
明治以前は、魔除けや好運の象徴とされてきた。
更に、薄い茶色に、黒と濃い茶のシマ模様が入った「キジトラ」。
薄い灰色に、黒と濃い灰のシマがある「サバトラ」など、
日本猫の色と柄は、多彩である。

・・・ん?・・・・・・・・・・・・視線を感じる。


す、すまん。りくすけ。
つい、猫の話に熱が入ってしまった。
お前が一番だよ(笑)。
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