つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

日米比較~成功例と失敗例。

2016年01月30日 16時16分40秒 | 日記
四度目の【gooブログ「お題」投稿】参加。
テーマは「印象に残っているキャッチコピーは?」を選んだ。
正直、枚挙に暇がないほど沢山ある。
…悩んだ末、コレを推したい。

「YES, WE CAN」
近年、最も有名になり、成功したキャッチコピーの1つではないだろうか。
様々な商品やイベント、エンターテイメントの広告に欠かせない宣伝文句は、
政治においても重要な位置を占める。
即ち、2008年米大統領選挙における「CHANGE」と「YES, WE CAN」。
アメリカ史上初のアフリカ系指導者誕生に、言葉が貢献した割合は決して低くない。
今や茨の道を歩み任期満了を迎えようとしている「バラク・オバマ」だが、
名コピーを引っ提げてのデビューは鮮烈だった。

さて、続いては散歩中に撮影した、我が日本の現職指導者のポスターである。

キャッチコピーは「経済で、結果を出す。」
前述の簡潔さ力強さに比べると、冗長で曖昧な印象。
最終的にGOODでもBADでも結果には違いないのだが…と、揚げ足を取りたくなる。
努力をしている事は認めるし、様々な数字の上の成果も分かる。
しかし、どうも腑に落ちない。
僕には、ABENOMICSでデフレを脱却し果実とやらを手にした実感は、未だない。

そして問題は、政党名の上に書いてあるもう一つのコピーだ。
「一億総活躍社会へ。」
少子高齢化に歯止めをかけて人口一億を維持し、
老若男女が家庭で、職場で、地域で、活躍する場所を創り、
将来の夢や希望に向けて取り組む社会が、それなのだという。
だから2020年頃を目途に、GDP600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロを目指すのだという。
言わんとしていることは分かるし、目標は大切だとも理解するが、
素直に受け容れ難い一因は、言葉にあるのかもしれない。
「一億玉砕」とか「進め一億火の玉」とか「国家総動員」とか、
70年前の大本営スローガンを連想してしまうのがいただけない。
失敗作として印象に残るキャッチフレーズではないだろうか。

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