つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

賭けたり、競ったり、実ったり。

2022年07月25日 22時00分00秒 | 賭けたり競ったり
                     
きのう(2022/07/24)、兵庫県・尼崎市にある「尼崎競艇場」に於いて、
年間9回のSG(スペシャルグレード)競争1つ
「第27回 オーシャンカップ」優勝戦が行われた。
最後の6ピットへ舳先を進めたのは、以下のメンバー。



1号艇:椎名 豊(群馬)
2号艇:稲田浩二(兵庫)
3号艇:丸岡正典(大阪)
4号艇:太田和美(大阪)
5号艇:桐生順平(埼玉)
6号艇:片岡雅裕(香川)

優勝戦前日、セミファイナル3レースは波乱が続いた。
1つ目は、本番で風向きが変わり本命サイドが出遅れ、高配当決着。
2つ目は、勝負を賭けたレーサーが勇み足、フライングに散った。
しかし3つ目は、シリーズリーダーが堂々のイン逃げ。
それが「椎名 豊」だった。
ただ一人、順当な勝ち上がり。
出来そうで出来ない離れ業を演じてのけた。
---戦前、僕は彼の優勝を確信した。



果たして、上州の若武者はやはり強かった。
他艇に何もさせず、影をも踏ませぬ完勝劇。
SG初の優出でビッグタイトルを手にした。





勝利者インタビューでは、時折、顔をゆがめ、目に涙を浮かべながら、
「実感がわかない」「信じられない」と連発した「椎名」。
デビュー戦から9年あまり。
レースの出走回数は2000近く。
重ねた努力が1つの実を結んだ。
それが、どれだけ「豊か」なものになるのか?
初々しい王者の今後に期待を抱かずにいられない。

おめでとう!
                    

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