つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

散歩しながら、見聞・考察・思案する。

2020年10月03日 16時42分45秒 | 日記
【途中経過。】
<2019年7月から、役場新庁舎・福祉センターの整備工事が始まります。
 2021年1月までに新庁舎・福祉センターの工事が完成し、
 そのあと北庁舎の解体と駐車場の整備などを行います。>

--- 昨年6月、津幡町HPに上記案内が掲載されてから早や16ヶ月。
新型コロナウイルスにも負けず工事は継続されてきた。
今年・春先からずっと空へそそり立っていた大型クローラークレーンが姿を消し、
代わって、庁舎などの建物骨格、概観が現れる。

新しい施設の供用開始は4ヶ月後、全ての完了は10ヶ月後の予定である。
残りの工期、事故なく終えて欲しい。

【130余年の歴史に幕。】
加賀・能登・富山、3方向への分岐点になる「津幡駅」。
単日で1万人近くが乗降。
石川県では金沢に次ぐ規模だ。

画像は本日(2020/10/3・土曜日)撮影したもの。
平日の通勤・通学時なら、もっと人出は多い。
その出入口付近、行きかう人達の関心を引かない設備を見つけた。

公衆電話である。
15分近く観察してみたが、コイツの前では誰も足を停めなかった。
これだけモバイルが普及していれば、無理もない。
しかし、無くなる事はないだろう。
公衆電話は、災害等の緊急時、通信規制の対象外として優先的に取り扱われ、
NTTから電話回線を通じて電力の供給を受けているため、停電時でも使用できる。
利用率は低いが、利用価値は健在。
消えゆくのは電話機の下の「電話帳(ハローページ)」だ。
最盛期には6,500万部を発行したが、
先頃、2023年2月までに役目を終えるとの報道を耳にした。
130年以上の歴史に幕を下ろす電話帳。
これも時代である。

【未来はどうなる!?】

津幡町加賀爪の「岩井守 商店」。
僕が足しげく通った頃は、文具・事務用品に加え、
釣り用品、学校備品、手芸洋裁用品など多種多彩な商品を扱っていた記憶がある。
もう10年以上は店内に足を踏み入れていないが、
散歩の折に前を通りかかる事は、珍しくない。
今朝、同店の案内が目に留まった。

現「行革相」の発言に端を発し、最近「ハンコ廃止論」をよく耳にする。
効率化、デジタル化、ペーパレス化は世の流れ。
やがて事務手続きからは駆逐されるのではないだろうか。
何かとスムーズにはなるかもしれないが、印章業の方々にとっては死活問題だ。
--- 個人的に、頻度は減っても「ハンコ文化」は生き残って欲しいと思う。
僕は「判を押す」のは嫌いではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする