(新)緑陰漫筆

ゆらぎの読書日記
 ーリタイアーした熟年ビジネスマンの日々
  旅と読書と、ニコン手に。

気まぐれ日記/海外の情報をビデオで

2008-03-26 | 時評
 日本の新聞やTVをみているだけでは、なかなか海外の様子が詳しくかつタイムリーに伝わってこない。直接、海外の情報源にアクセスすることが望ましい。欧米のソースとしては、NYタイムスやワシントン・ポストなどをのぞいているが、ヨーロッパの動向については、英国の新聞などのウエブサイトを見る。そのひとつフィナンシャル・タイムズ紙は、なかなかクオリティも高く、情報のソースとして信頼できるものである。最近同紙のサイト(FT.com)をチェックしていて気がついたが、ビデオでの記事が目立つようになった。

Views from Europe
Views from the Market

などである。本日3月26日は、ロシアの新大統領メデヴェーデフとの独占インタビューなどがある。さらに新しく設けられた「view from Europe」では、OECDトップとのインタビュー、原油価格に関するエコノミストの意見、プーチン政権の状況など何本ものビデオが見られる。マーケットのセクションでは、日本の金融マーケットの状況、ウオーレンバフェットについて、世界的な金融危機に関するエコノミストとのインタビューなどなど見逃せないビデオ番組がいくつもある。

 アメリカの新聞は、ビデオの活用という点では、先行しており、とくにワシントン・ポスト紙は、格段にビデオ記事が多い。ニューヨーク・タイムズのような一般紙でも、今日はチベットの状況をリポートするビデオが見られる。

 こういう動きを見ていると、日本の一般紙は大変遅れている。もともとニュースを深く掘り下げ、冷静に分析するという取りあげ方が少ないなど、世界の新聞紙面としては遅れている。(『ニューヨーク・タイムズ物語ー紙面にみる多様性とバランス感覚』(三輪裕範 中公新書1999年11月に詳しい)その上新しいIT技術を活用するという点でも遅れている。ビデオなどで直接の映像を見ることは、格段に情報量をますことにつながるので、是非活用してもらいたい。

余談だが、CNNやESPNなどのスポーツ・ニュースのウエブサイト、そしてもちろんMLBのサイトなど、ビデオの記事をたくさん見ることができる。サンケイスポーツさん、日刊スポーツさん、もっと勉強して頑張ってくださいね。
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