マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

2013-01-11 16:43:38 | Weblog

  映画監督の小津安二郎氏は戦後の混乱期にあっても

 「長屋紳士録」「晩春」と戦前と変わらず庶民の

 美しい心を撮り続けた。

  氏は語る。「つつましく、美しく、そして清らかに咲いている

 命もあるんです。それも現実です」と。

  ”泥中の蓮を描きたい”と最後迄人間の美徳を描く姿勢を貫いた。

 強く逞しく生きる「泥中の蓮」に美しさを見い出したのだろう。

 蓮華は泥中から養分を吸収して美しい花を咲かせる。

  欲望や争いの渦巻く社会の中で蓮華のような花を咲かせたいもの。

 それは、福運となって我が心に咲き誇る事だろう。