六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

JR九州 最悪のサービスに怒り

2023-11-11 |  出撃 at 九州地方
 2週連続九州出撃の締めの記事になります。
 秋の乗り放題パスを使って、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分県をそれぞれ回って帰ってきましたが、普通列車専用の切符のため、九州内では全て普通(快速含む)列車とBRT区間の乗車になりましたが、この6日間で本当にJR九州のサービス悪化を感じて怒りがこみあげてきました。
 JR九州のサービス悪化の内容では、
  ① 駅 : 窓口営業時間短縮や無人化による不便化・身体障碍者への対応困難、バリアフリーに逆行。
  ②ダイヤ: 列車本数の削減による不便化に加え連結車両数の減少による混雑・遅延。
  ③車 両: ロングシート化による着席機会の逸失
  ④客扱い: 乗客の締め出しによるサービス悪化
  ⑤料 金: 観光特急列車の料金大幅値上げ
の5点が主に上げられ、①と②については、何度ものニュースなどで上げられているのと、⑤については今回は特急には乗らなかったので割愛し、③と④について怒りを込めて書きます。

 .まさかのロングシート化でもう九州はのんびり旅ができない
 前回九州へ行った2年前は811系の一部がロングシート化改造されていて、221系や313系と並ぶJRの高レベル快適車両(2扉の国鉄117系や115系3000番台には及ばないが)であったのが、残念改造されて出てきたところでしたが、今回は817系のロングシート化で、売りだったせっかくの転クロシートを台無しにしてしまう、大変頭の悪い改造をされた車両に遭遇しました。

 まさかのロングシート化された817系(再掲)
 豊肥本線が混雑するのは分かるから、それなら815系を入れて、817系は鹿児島本線に回せばよいものを、車両運用を触らずに車両を改造してしまうなんて馬鹿さ加減に閉口です。

 なお817系のクモハの車端部だけは改造されずに残っているので、向かい合わせで座るか、鳥栖方向へ向いてなら座ることができます。補助椅子は一切使えません。

  813系もロングシート化発表
 811系に続いて、813系もロングシート化改造をする事が発表されました。最近813系はドア間5列ある座席のうちの2列を撤去して立ちスペースにした2200番台車が相当数いますが、今回の発表は更にそこからのサービスダウンさせる内容でした。

 座席が2列ずつ撤去された813系2200番台。現番号に+2000を足している。
 両端の席は立ち客の人が座席の背もたれにもたれかかるので、座っていてもギスギス動いて不快極まりない。
 博多近郊での列車本数削減&連結両数削減で、溢れる乗客が捌ききれずに、毎日の如く乗降遅延を連発しているため、その対策としてのロングシート化改造を行うというもの。
 もう考え方が他の鉄道会社とは正反対の方向へ舵を切っています。混雑による遅延が起きたら連結両数を増やしたり運用で工夫するのが他の鉄道会社で、特にその鉄道会社の本社のある中心区間だけでも連結両数を増やして、混雑を緩和して見栄えだけでも良くしようと努力するものですが、JR九州は容赦なく、サービス悪化路線を選択する愚の骨頂です。連日の混雑と遅延により、博多近郊の通勤・通学客も結構フラストレーションが溜まっている模様ですね。もう我慢できん、西鉄沿線に引っ越すばい! と。

 .国鉄以下の「乗せてやる」体質
 列車本数が減るわ連結両数は減るわ、座席まで減るわと三重苦を容赦なく客に押し付ける愚の真骨頂ですが、本業が不動産業で、片手間に鉄道業をやっていると揶揄されるJR九州ですが、こちらは怒りが更に込み上がる光景です。
 それは何かというと、ホームに列車を入れても乗客を乗せずに締め出してホームに放置すること。これは怒り心頭です。
 収益が悪化して列車の運転本数や連結車両を減らすのは、確かにコストカット手法として頭の悪い経営陣でも簡単に思いつくでしょうが、こちらについては他の鉄道会社などでは有り得ない乗客への冷たい仕打ちが行なわれています。

 久留米駅に10:30に到着した久大本線の到着列車。折返し11:30発の日田行きになります。
 他の鉄道会社なら、乗客を降ろしたら直ぐか、暫らくしたら乗り込めるのですが、JR九州ではそうはいきません。

 何?車両に乗れるのは11:25からだと? フザけんな!
 おじいちゃん、かわいそうに、ホームには椅子もないので、しゃがみ込んでしまいました。

 11:20 ドアが開くまであと5分。
 昼前の割と空いている時間帯ですが、それでも結構みんな列を作って待っています。年寄りや体の悪い人にとっては、本当に残酷な仕打ちをする会社、それがJR九州という会社の体質です。
 まさに「乗せてやる」体質。国鉄時代でもこんな悪辣な対応はありませんでしたよ。


 こちらは熊本駅 15:35
 三角発の熊本止まりの折返し列車が入ってきました。構内放送でも「この列車は折返し16:05発の三角行きになります。」としっかりアナウンスされています。

 ドアが開いて降車客が降りたので、乗り込んで座席に座ったところ、「この列車には乗れません!」と運転士から言われて、降ろされる羽目に。もしかしたら車庫へ入れて別の車両に振り替えるのか?とも思ったのですが、運転士は乗客を全て降ろすとドアを閉めて、そそくさと乗務区へ去っていきました。
 コラ、折り返し運用ならドア開けて乗せろや!

 ということで、こちらも発車時刻のほんの数分前になって別の乗務員がやってきて、ようやく乗車開始。
 乗客はその間、夏の暑い中も、冬の寒い中でも関わらず、ベンチの無い駅のホームで立ったまま待ちぼうけを食らわされる訳です。
 こんなサービスの悪い鉄道会社ほんとに見iた事ありません。以前JR四国が停車中の燃料経費削減のために、エンジンを止めるという施策はありましたが、暑い(寒い)中でも乗客は乗せて車内に座らせますから、暑くても平気なら中に入って座ることが出来たのです。
 九州ではそういう乗客のことは一切考えずに、エンジンは掛けっぱなしで乗客をホームに放ったらかして去ってしまう、乗りたかったら乗せてやるから、俺達(乗務員様)が来るまでおとなしく並んで待っていろという態度が見え見えです。数年前に佐世保駅でこの目にあったのですが、この運転士が休憩したいからだろなと、一部の運転士だけの事かと思っていたのですが、こうも九州各県で締め出しの目に遭ったとなると、会社主導なのか組合主導なのかは分かりませんが、組織ぐるみで乗客イジメをやってるとしか思えません。それか、乗客が立ったまましんどい思いをしている事まで意識が回らないのでしょうか?サービス業として有り得ません。
 これでよくおもてなしと言えましょうかね、完全に失格です。
 割増の特急料金を払う観光客を除いた、一般の乗客には冷たい仕打ちを食らわす、最悪レベルの鉄道会社、それがJR九州という現場の実態です。

 目安としては、折返し時間が15分を超えるような場合だと、ほぼ締め出しを食らう感じです。編成が長くて多くの乗客が乗り降りするような鹿児島本線の小倉-鳥栖間などでは締め出しはほぼ無さそうで、編成が1~4両程度で短く、特にワンマン列車の場合などで横行しています。乗務員が車両を離れる離れないは関係ありません、そのまま折返し乗務の場合などは、運転室のカーテンを下ろして、椅子で寝てたりスマホに興じたりしてますから(怒)。

 結論:できるだけJR九州の利用は控える  ということになりました。
 クレーム入れてやってもいいけど、面倒くさいし、そんな暇ないし、まぁ利用しないのが一番の選択かな。
 可哀想なのは九州の利用客ですが、もう飼い慣らされてしまってるのかな? 他の地域の客扱い状況を見たら愕然とするでしょうね。重ねて言いますが、年寄りや体の悪い人は本当に可哀想です。福祉の観点からしても社会インフラとして完全に失格。
 あーあ、九州への旅行は見合わせようか、それともバスやレンタカーで回ろうかなとか思いますわ。
 
 .お  ま  け

 三角線の普通列車からの車窓なのですが・・・
 車両の窓がドロドロなので、せっかくのきれいな景色も窓越しではこんな感じになってしまい、これだと窓を開けて撮らざるを得ません。夏場ならともかく、冬場だと無理ですね。とにかく手入れが悪くて汚ったないのが国鉄時代から続く九州の車両の扱いデフォだったので、この辺は九州人らしいいい加減な気質が表われてるというやつでしょうかw

 これでしばらく続いた九州出撃の記事は一応終わりにします。
コメント
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