六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

2019夏の高校野球観戦の成果

2019-08-22 | スポーツ
 令和最初の夏の全国高校野球選手権大会は、台風での順延により日程が1日伸びて本日決勝戦を迎えて、大阪代表の履正社高校の優勝で幕を閉じました。
 昨夏・今春に続いて、この夏も甲子園に繰り出しました。
 ここで先日の記事に書きました、新しいカメラの登場です。
 昨夏と今春はニコンのコンデジで撮影したのですが、とにかく容量を食うことと、手ぶれも目立つこと、それともう少し取り回しが良いカメラはないかなと検討した結果、ソニーのウェアラブルカメラという選択になりました。既にこの手のカメラは2014年にGopro3を購入しているのですが、超広角で画面周辺の歪みが凄いので、この手のカメラの世界標準とはいえ、特殊用途のみの撮影にとどめ、最近は一眼レフ同様に箪笥の肥やし状態になっています。
 さて話しはソニーのカメラに戻ります。ニコンのコンデジよりは圧縮して記録されそうですが、先月東京に行った時に、予め秋葉原で256GBのマイクロSDカードを2枚買って準備も万端、いざ出陣です。

 お目当ての高校は?
 前回は地元兵庫県の明石商業や、昨夏は私もブラバンとしてラッパを吹いて81年に全国制覇させて貰った報徳学園などに加えて、田舎の農業高校が快進撃で話題となった金足農業や、オリジナル曲がノリノリの日大三高、それに優勝候補の大阪桐蔭・済美などバラエティーに富んでいました。
 今夏は地元明石商業の他に、ネットで美人チアが有名な鳴門高校や15年ぶりに出場の広島商業など、今まで見ていない高校の試合日にちょうど公休日が当たるので、楽しみです。

 大会期間中の私の公休日は、8/6・9・10・15・16・21ですが、6日は東北遠征に出掛けているので行けず、それ以外の5日間なら行けますが、21日は決勝戦で1試合しか無いことから、贔屓高校の進出がない限り決勝戦は行かないつもりでした。結局台風による順延のため、15・21日は試合がなく、行けたのは3日間だけとなりました。
 改めて私の贔屓度合いは基本的には 公立>私立 田舎>都会 チアあり>チアなし
ですが、当日最も優先する学校がいる側に座れば、後は流しで見ていきます。
 各動画を撮影してYouTube こちらですに上げているので、よろしければご覧ください。

                
 .8/9(金) 最も見たい学校は鳴門高校なので、当然3塁側に座ります。

 第1試合 花巻東✕鳴 門
 得点で阿波踊りが出る楽しい応援

   (1枚目:コンデジの画像(動画非公開)   2枚目:動画公開のウェアラブルカメラの画像)
 ネットでは美人チアで有名だそうですが、どこにいるんだ?、見た感じはごく普通の子たちに見えます。私の目の付け所が悪いのか? この試合と次の第2試合は比較のために、最初は以前から使用のニコンのコンデジで撮りましたが、一通り撮った所で新しいカメラに切り替え。全体が見えるので、こちらの方が応援動画には相応しい感じがするので、第3試合以降はSONYの新カメラでのみ撮影としました。試合は鳴門が花巻東を10-4で下し、前回対戦(2013年)の雪辱を果たしました。鳴門の攻撃中に得点が入ると名物の阿波踊りが行なわれ、また賑やかしのOB達が加わって、ここに居るだけでとても楽しいものでした。これなら次回からも是非とも応援に行きたい学校ですね。

 第2試合 飯 山✕仙台育英
 客席は飯山ワンサイド、試合結果は育英ワンサイド

   (1枚目:コンデジの画像(動画非公開)    2枚目:動画公開のウェアラブルカメラの画像)
 初出場で盛り上がりバス69台の大応援団を繰り出した飯山の挑戦を東北の獅子こと、優勝候補の一角とされる仙台育英が迎え撃ちます。試合は20-1の超ワンサイドゲームになり、コールドゲーム論が持ち上がるなどしましたが、取りあえず1点取れて良かったです。負けた飯山には観客席から凄い拍手でした。
 一方仙台育英側は試合前の飯山からのエールに対してどう見てもブラバンの音出しで妨害・無視してました、太鼓打ちの部員だけが「あれ、やらないの?」ときょとんと窺ってました。勝っても応援席が喜ぶことなく(選手らはガッツポーズで喜んでました)、さっさと片付けてました。これはさすがに感じが悪い。あーぁこんな雑魚相手にエネルギー消費させやがってみたいな意識なら二度と出てきて欲しくないですね。地区予選で同じ事をライバル校から受けたらしいですが、それを全国大会で他県の相手にやるのは違うでしょと。調べてみたら地元仙台でも評判が・・・なのか。一応表向きの感想を述べましたが、裏向きの感想もありますが、ここではご想像におまかせします。
 
 第3試合 習志野✕沖縄尚学
 逆転で大盛り上がりの3塁アルプスだったが

 第3試合は春準優勝の習志野に対し、沖縄尚学が挑みます。爆音で有名な習志野でしたが、春に比べて若干音量が減った感じがします。試合は習志野が先制したものの、その後沖尚が逆転・リードする展開に、空席がある1塁側に比べ、3塁側はスタンド上層まで超満員の観客は大盛り上がり。このまま勝つのかと思ったのですが、9回に追いつかれ、10回表に決勝の1点を入れられて習志野が勝利しました。
 公立vs私立の対戦で、公立贔屓の法則からすると習志野応援という所ですが、さすがに習志野は応援団の品がアレなので、私立ですが沖縄尚学を応援。まぁブラバンは地元の市立尼崎・チアの半数は園田学園とどちらも兵庫県の学校ですし。

 第4試合 高松商✕鶴岡東
 得点でオーシャンゼリゼが流れる、素敵な空間

 第4試合は名門四国4商から唯一出場の高松商業vs山形の私学の元商業高校である鶴岡東の対戦。法則的には公立である高松商応援ですが、3塁側に座ったよしみで鶴東側に加わります。
 試合は序盤から高松商が2点を先行する展開でしたが、5回表に一気に3点取って逆転、8回にはホームランで貴重な追加点を上げ、9回表裏に両チームとも2点取りましたが、結局は逆転後のリードのまま勝利しました。鶴岡東のバンドは少人数で、正直下手なので、重厚で上手い高松商の演奏に圧倒されていましたが、少人数でもレパートリーが豊富で、曲の進行からボード上げまで1人でこなす女生徒(部長さん?)の手際の良さで全く負けていません。動画だとこの子の動きばっかり見てしまうと思います。
 そして点が入るとオーシャンゼリゼがスタンドにこだまします。その勢いをそのまま次の習志野戦にぶつけて2回戦も突破しました。


 .8/10(土) この日は第3試合の広島商業が目当てなので、3塁側に座ります。

 第1試合 日本文理✕関東一
 西部警察とトランペットが目立つOBOGバンド

 今日は第3試合のみが目当てだったので、所詮関東一高は東京の私学だし、法則的には田舎の学校である日本文理なので、流しで見ようと思っていたところ、いきなり西部警察(パートⅡ)で始まり、ここで心を鷲掴みされます。現役のブラバン本体がコンクールで居ないので、1回戦はOBOGで構成されていました。
 またトランペットでハイトーンを出す人も話題で、別アングルでバンド編も撮影しました。チアの子も非常に素養が高く、攻撃中のパフォーマンスだけでなく、守備の待機時に凛とした姿勢の良さには惚れ惚れしてしまいます。これで私の中での関東一高はぐっとイメージが上がりました。

 第2試合 熊本工✕山梨学院
 閉鎖的な私学は応援に値しない

 (1枚目:袴姿の応援パフォーマンスが名物の山梨学院 2枚目:全国的に有名な熊工のマーチングバンド)
 第2試合は熊本工vs山梨学院で、公立だが実質男子校(インテリア科は半数近く女子らしい)でチアもいない学校と私学だがチアのいる山梨だと、法則に従って山梨の応援になります。
 しかし試合が始まると、カメラを構えている観客を監視の生徒が見つけて先生に通報し、責任者の先生が飛んできて、「カメラはやめて下さい」と言って止めて回ります。悲しいのは、60代ぐらいの女性が多分お孫さんでしょうか、補欠の席を写していたところ「ダメです、方針ですから」と言って止めさせていました。
 我々部外者による撮影を止めるならともかく、山学のタオルを纏って、応援バスの札を付けた親御さん(一見60代っぽいので祖母?)まで撮るなという姿勢には閉口。この一件でもう山学なんか応援するか!と思い、途中から熊工の応援をすることにしました。
 と言ってもここは山学の応援席の真ん前。さすがに応援の声を上げる訳にはいかず、心の中で「熊工勝てよ、熊工勝てよ」と思っていたところ、延長12回ウラ、遂にサヨナラホームランが飛び出し、劇的な勝利を納めました。さよなら山梨学院。この方針を改めない限りは応援することはありません。一切撮影禁止にしてるのには多分過去に何かあったのか?、例えば匿名掲示板に画像上げられて炎上したとか何か分かりませんが、だからと言って親族まで禁止にするのはどうかと。

 第3試合 岡山学芸館✕広島商
 レトロな應援團の勇姿を楽しむ

 (1枚目:レトロな感じの制帽に旧字体の廣の字がいい  2枚目:応援曲も独自のメドレースタイル)
 第3試合は15年ぶりに甲子園に帰ってきた広島商業で、見どころはレトロな応援団です。試合前にずらりと並んだ応援団はある意味異様とも言えますが、それが特徴の一つ。しかし準備を始めるとすぐに特徴的な学帽を取ってしまうので、その後は普通の応援団になります。
 応援曲は選手ごとではなく、A~Dの4パターンで、各パターンは何曲かのメドレーで構成されています。
 試合は1点先行されますが、直ぐに同点に追いつき、その後ホームランで逆転、更に追加点を上げて久々の勝利かというところでしたが、8回ウラに野選を機に一気に3点取られてひっくり返され敗退となりました。高校野球観戦で初めて呆然とした気持ちで球場を出ることになりました。

 .8/16(金) この日は明石商業が出るので1塁側に座ります。
 第1試合 岡山学芸館✕作新学院
 (映像はありません)
 前回の観戦で広商に勝った岡山の私学ということで、特に応援する気持ちはなかったのですが、相手が関東のマンモス私学なので、1塁側に座ったよしみもあり、岡山側に加わります。
 結果は実力の差か18-0の大差でボロ負けしました。途中から少しだけしか動画も撮っておらず、公開もありません。

 第2試合 東海大相模✕中京学院大中京
 猛打に沈んだ東海相模

 東海相模の応援の特徴は、統制されたシステムで女子の応援団・チアと女子の指揮者が率いるブラスバンドが一体となって、メドレー形式で応援曲を流していくスタイルになっています。
 ただこのメドレー形式での応援は、完成されたシステム感がある一方で独特の曲選になるため、一般客が一緒に歌っての応援がしにくく、手拍子程度で終わってしまうという側面もあります。
 試合は2点リードの中、7回に一挙7点の猛攻を浴びて敗退。試合後応援団の子らは泣いていましたが、チアの子らは最後まで気丈で、私達にも応援ありがとうございましたと挨拶をしてくれて、好感度抜群となりました。

 第3試合 明石商✕宇部鴻城
 いつも冷や冷やの展開
 地元兵庫・明石商業の試合とあって、多くの観客が詰めかた試合開始直後、1回表にいきなり宇部鴻城に2ランホームランを打たれて2点ビハインドで試合が進みます。何本もヒットは打つのですが決定打に欠き、残塁の山を築きます。

 そんな中、5回ウラにソロホームランで1点返し、8回にようやく同点に追いつきます。明商名物の得点時に笑点のテーマが流れる中、補欠部員による一発ギャグが展開され、スタンドは大盛り上がりになります。こんな余興が展開されるのは明商ぐらいでしょうか? 試合は延長10回、まさかの誤審判定が覆った直後に満塁からのサヨナラスクイズで勝利し、次の試合も猛打の八戸光星に辛勝して準決勝まで駒を進めました。
 地元兵庫で、それも公立高校とあって、お客さんの支持も抜群なんですが、その分応援団前に多くの観客が溢れて、マスコミも入り混じって大変です。通常のNHK・朝日以外にMBSや地元U局のサンテレビ、それに関係のない関西テレビまで来てカメラ5台がひしめき合うごった煮状態。ここで撮るのは大変ですが、最後はバラけて少し動けました。

 第4試合 海 星✕八戸学院光星
 最後は長崎の海星vs八戸の試合ですが、試合開始が遅くなって屋根上の照明のみ点ける半ナイターでスタート。私も明日の仕事に備えて家に帰る都合があるので19時がリミットで、それまで見ることにしました。

 (1枚目:全灯ナイターになってコスチウムが映えます  2枚目:AKBおじさん登場で視線がライト側へ)
 試合は1回表に幸先よく3点先取したのですが、その後猛打の八戸打線につかまり6点取られてダメかと思ったのですが、何とか6-6の同点に追いつきました。ここで私は球場を後にして勝利を期待したのですが、9回ウラに1点取られてサヨナラ負けとなりました。近鉄難波で乗車待ちしている時に、ちょうど応援団の一部が甲子園からの電車から降りてきて、急いで上に上がって行ったので、OCAT発の夜行バスで帰路に就いたのでしょうか?お疲れさまです。

 今回も新しいチーム(学校)をいくつか見ることができ、特徴やその良し悪しを含めていろんな情報が入りました。また撮影上の幾つかの課題も見えてきたので、また対策を施して次回に備えたいと思います。
 また来年の春・夏に見に行けたらと思います。


コメント
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