らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

テントウムシの大脱走

2009-06-22 16:21:03 | Weblog
先週、年長のMくんがお家からテントウムシの幼虫を持ってきてくれました。ジャガイモ畑で見つけたという幼虫。ジャガイモの葉っぱとセットで幼稚園にやってきたのです。
その後も、えさとなる葉っぱ(アブラムシつき)を毎日持ってきてくださって、幼虫はさなぎになり、そして・・・。
土曜日の朝、飼育ケースの中に一匹のテントウムシを発見。残念ながらMくんはその日は幼稚園にこなかったので、見せてあげることができませんでした。

今朝、らんこ先生は階段の白い壁紙に、黒い点を見つけました。何かゴミがついているのかと思ったら、それは小さなテントウムシ。飼育ケースのすきまから出て行ったのでしょうね。まもなく近くにいた子供達も気がつき、そっとテントウムシの行動を見守りました。さわらないでね、というお約束。見失わないように気をつけながら、他のお友達に見せてあげたのでした。
遅いバスでやってくるMくんもテントウムシくんとコンニチハ。とっても喜んでくれました。さなぎのカラも見ることができたし、テントウムシの観察は大成功に終わりました。葉っぱを持ってきてくださった、お家の方に、感謝。
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実習生とこどもたち

2009-06-20 21:14:50 | Weblog
今日は希望登園日。十数名の子供達が登園しました。教師は3名。
そして教育実習生が2名。
朝、実習生には「今日は子供と遊んであげてね」と言いました。

普通の人が聞いたら変だなと思われるでしょう。実習生はたいてい「子供といっぱい遊ぼう」と思って実習を始めるのです。ところが、私はいつも「自由遊びの時にはあまり関わりすぎないように」と実習生に話すのです。
子供達には子供達の世界があります。子供達なりにいろんな事を考えて遊びます。大きい子は小さい子に教え、小さい子は大きい子からたくさん学びます。自分で出来ることは自分でする。それは子供達だけの世界では当然のことです。教師達は、危険がないように、大きなトラブルが起きないように見守り、またよりおもしろい経験ができるように環境を整えるのが仕事です。
でも実習生はどうしても関わりすぎてしまうのです。気がつくと、子供達は自分たちで考えるより、お姉ちゃん先生に考えてもらい、楽しく遊んでもらうことを期待してしまいます。トラブルが起きる友達との遊びより、絶対優しくしてくれるお姉ちゃんの方がいいのです。また、困った事に、先生たちより甘い(ルールがよくわかっていない)実習生達が見逃すのをいいことにルール違反もしてしまうのです。小さい子たちも靴を履いたりするのに、すぐ手助けを期待してしまいます。

振り返るとどうもここしばらくは、らんこ先生は「叱り役」です。ルールブックとしてはいたしかたない事なのですが、あまり楽しくない仕事です。

でも今日は、少ないお友達。お友達同士で遊びを作るにはちょっと人数が足りません。こんな時にはちょっと大人が手を貸してあげることも大事なのでした。
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お父さんの一番好きなもの

2009-06-19 19:11:13 | Weblog
今日、父の日のプレゼントを持ち帰りました。
プレゼントを作りながら、子供達は自分のお父さんの事をいろいろお話してくれました。どの子も「お父さんの絵」を描きました。小さい子は小さい子なりになーんとなくお父さんのイメージがあって、見つめているとじわーっとお父さんの顔が浮かんでくるような・・・。大きい子達は、絵の周りにお父さんの好きなものを描いたりしました。(まあ、自分の好きなものを描いた子もおりますが・・・)
一番多かったのは、「とりあえず、ビール」でしょうか?
「お父さんの一番好きなものって何かな?」子供達に聞いてみるといろんな答えが返ってきました。でもそれを聞きながら、らんこ先生はふと思いました。お父さんが一番好きなものって、本当はみんな一人一人だよ。お父さんが一番好きなのってみんなの笑顔だよ。というわけで、みんなの顔写真入りのカードをつけさせていただきました。まだまだアナログならんこ先生なので、のりとはさみを使った部分もあり、あまり耐久性はないのはご容赦下さい。

さて、職員室では次の行事、「たなばた」に向かってのご相談が始まりました。何を使って製作するかなどです。保育雑誌を見ていたら紙パックのヨーグルトの容器で作るのがかわいいのですが、果たしてその空き容器が集まるかどうかを悩んでおります。幼稚園にあるのは15個ほど。もしご家庭にございましたら、よろしくお願いします。(3連パックででているようなやつです。)
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てるてるぼーず

2009-06-18 19:18:15 | Weblog
昨晩は雨。そして今朝は曇り。そんな天気の中で始まったてるてる坊主づくり。
もっとも単純な作り方です。ティッシュペーパーを丸めて、つつんで、ゴムでとめて、水性ペンで顔を描いて・・。
作り始めるとたくさんできるのが楽しいてるてる坊主。気がついたら玄関いっぱいのてるてる坊主67個。ティッシュは一箱なくなりました。空箱は、「犬」を作りたい子がねらっている。

てるてる坊主を作った後に晴れてきて、午後には元気にお庭で遊んだ子供達。明日はてるてる坊主を作らなくてもいいよね。

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僕の犬

2009-06-17 19:28:30 | Weblog
朝、「ぼくのころわんだよ」とお家で製作した「犬」を持ってきてくれたAくん。お姉ちゃんやいとこも加わって作ったそれは、ティッシュの箱とトイレットペーパーの芯4個と牛乳パックとチラシで作った「犬」。
わくわくさんで見たようでした。そういえば彼のお姉ちゃんの時代に幼稚園でも一度はやったなぁと思い出したらんこ先生。他のお友達がしたいかもと思って遊具庫からティッシュの箱やトイレットペーパーの芯をもってきました。
すると、Aくんの犬を見て、作りたくなった他のお友達。材料が若干違ったので、それぞれ違った愛犬ができました。

お庭では鉄棒にチャレンジする年長さんの姿がチラホラ。チャレンジはステキな事です。でも時には手をはなしてしまったり着地に失敗したりで、小さなけがをすることも。ちょっぴり痛いチャレンジ。でも負けずに挑戦していってほしいなと思います。
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みんな違って、みんないい・・のです。

2009-06-16 22:27:43 | Weblog
今日はちびっこクラスの保護者懇談会。小さいお友達は保育参観という形でお家の方に来ていただいても、なかなか普段通りの姿をおみせするのは難しいので、普段の様子をビデオにとってそれを見ながら懇談するという形をとっています。

その懇談会で毎年恒例になっているのが、子供達の制作したものを並べ、お子さんの制作したものはどれでしょうか?と考えていただくクイズです。今日は、子供達の作ったあじさいが並べられました。制作したいっても小さいお友達のものですから、先生が用意した丸い紙に、小さく切った折り紙(紫、水色、ピンクなどいろんな色)をノリでペタペタはってあじさいのようになるという簡単なものです。
けれどもそんなささやかな制作にも一人一人の個性が出てきます。同じものを作るのではなく、少しずつでも自分で選んで作るようになっているからです。水色とピンク、どちらの紙を選ぶか。小さく切った折り紙をどういうふうに選ぶか・・・。(たくさん選ぶ?同じ色ばかり選ぶ?全部の色を選ぶ?)どういうふうに貼るか・・・。(とにかくいっぱい?きれいに並べて?模様みたいにする?)
小さな子も、一人一人個性があります。どの子がいいというわけではありません。
みんなちがってみんないい。懇談の時は、幼稚園とご家庭が、その子の個性をより深く知る為にあるのです。
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赤くなった・・・ちゃん

2009-06-15 20:00:21 | Weblog
いまや「おたまじゃくしが降る町」として全国的に有名になってしまった七尾市。それと関係があるのかないのか、次々とカエルになっていくオタマジャクシ君達。子供達も毎日当たり前のように、カエルを庭にはなしてあげています。

さてそんな中、今日年長さんのベランダでは「初」の事がありました。
水やり当番のお友達が「あいこちゃんが赤くなっている!」と嬉しそうな声をあげました。そうトマトのアイコがついに一個実ったのです。担任の先生と同じ名前とあって、他の野菜以上に大切に育ててきた子供達。感動もひとしお。
けれど、ご相談の結果、もう一日まって明日みんなで食べることになりました。
でもどうやってアイコちゃんを27人で分けるのか・・・。包丁をよくといでおかなくては・・。
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すう音の練習方法

2009-06-12 18:41:08 | Weblog
今日から年長さんでハーモニカを始めました。
ふく音、すう音があるハーモニカ。
まずみんなで、はく、すうをやってみました。

「深呼吸する!」とAくん。ふんふんなるほど・・・。
けれどじっさいにやってみると「ふく」のは簡単だけど、「すう」のがうまくいかないお友達が多いのです。「すう」ってどんな感じ?
そこで、担任S先生、「ラーメンとかおそばとか食べるときみたいに」と説明。

その後、すう音をするときには「ラーメン」と言ってる子がおりました。そして幼稚園が休みの週末は、「ラーメンを食べて、“すう”の練習をする!」という子もチラホラ・・・。というわけで、年長さんの中で、妙に意識してラーメンやそばを食べる子がおりましたら、ハーモニカの為のレッスンですのでご理解下さい。
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ぴょんぴょんかえるのおりがみ

2009-06-11 19:02:24 | Weblog
オタマジャクシがぞくぞくとカエルにヘンシンしている今日この頃。
今朝は雨が降っていて、お外にいけない子供達。何をしようか・・・。
そこで今日の流行は、折り紙で作る「ぴょんぴょんカエル」。カエルのおしりをちょっと押すとピョンとはねるカエル君です。最初に作り始めた年長のHくんが、周りのお友達に教えていき、教わったお友達がまた次へ・・・。お友達同士でどこまで伝わっていくかが鍵となりました。かなり難しい折り紙なので、最初はできなくて泣き出しちゃった子もおりましたが、苦労した分できるようになると嬉しくて何個も何個も作っていました。もちろん、小さいお友達には、作ったものをプレゼントしてあげる優しいお気持ちも大切です。

飼育ケースの中もカエルだらけでありますが、幼稚園の玄関も一角もまた、折り紙のカエルだらけとなっていったのでありました。
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パトカーの中

2009-06-09 18:25:42 | Weblog
今日は花の日の訪問。子供達が今まで自分の成長を支えてくださっている方々への感謝を表す為に、花束を持っていろいろな場所にいきます。
郵便局、みんなの大事なお手紙を届けて下さる所。お医者さん、歯医者さん、みんながお病気になった時になおしてくださる方々。警察、みんなの町を守ってくださる方。子供達に自分一人で大きくなったのではなく、たくさんの方に支えられ守られて大きくなったと、体感する為の訪問です。
教師達がちょっと緊張するのは、やはり外部の方に失礼があってはいけないと思う所です。親しみを込めてとはいえ、「あ、ゴリラ先生だぁ」と大きい声で言う子がいるとちょっとお顔を見てシーッ!
訪問の最後は、警察署。なんとパトカーに乗せて下さる事に。後部座席だけかと思っていたら、気がつくとなんと運転席や助手席にも乗っている子が・・・。いいのかなと思っていたら、無線機を持っている。うわ!それはまずいだろうと近くにいくと、「緊急事態・・・」と子供の声。あぁぁ。止めなくちゃと思ってそばにいくと、おまわりさんがニコニコ笑いながらサイレンのならしかたを教えて下さっている。この上、サイレンまでみんなでならしたらどんなことになるか・・・。ニコニコ笑いながら、心の中で冷や汗のらんこ先生だったのでした。
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