らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

一人一人の育ち

2008-02-06 11:51:30 | Weblog
3学期になってから何人かの新しいお友達が加わりました。一ヶ月近くたってそれぞれに落ち着いてきました。教師の方も一人一人の性格がわかってきました。
年少さんに加わった男の子2人。一人のお友達は、とにかく物怖じせずにどんどん遊びに加わっていきます。時にはお約束とちょっと違う使い方をして先輩達から注意を受けることも・・。でも臆することなく次に挑戦です。
もう一人のお友達は、お友達がする様子をじっと見ています。誘ってもなかなか遊びの中に加わりません。保育用語では「傍観遊び」というのですが、周りの様子をまずじっくり見る、それを自分のものとしていくのです。
どちらのお友達もその子なりに、幼稚園の中に入ってきているのです。どちらがいいとか悪いとか、そんな評価は意味のないものです。
今朝新聞を広げたら、ある地域のボウリング大会の事が書いてありました。優勝者の名前を見て、ビックリ。卒業生なのですが、幼稚園時代は「運動」というものにあまり興味を示さなかった子なのです。どちらかというとお友達のする事をニコニコ眺めていたような、おとなしい男の子。でも、彼のお兄ちゃんも中学に行ったらテニスでがんばっていると聞いた事があり、彼もだんだんスポーツ好きになったのかな・・・。
幼稚園時代だけでは、育ちの全てはわかりません。そこで結果を求めることは決してしてはいけないことです。
けれどだからこそ、幼稚園時代は楽しく、また大事なものなのです。
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