怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

遅刻厳禁・お持ち帰り注意

2016年07月17日 | カテゴリー分けするのに飽き

小さいお別れパーティをした。
六人ほど集まった。わたしとはすでに親しくしているけれど、他の人たちは初対面、というメンバーだった。

そのうちの一人は、いつも遅刻してくるドイツ人E子さんだった。
わたしと場所を提供してくれたW子さんは、E子さんとすでに長い付き合いなので遅れてくることを当然と思っていた。
また、私は彼女がこうした集まりのときは勝手にテーブルの食べ物を堂々袋に入れて持って帰るのを知っているので、その分余計に食べ物を用意することを当然と思っていた。

さて、約束の時間12時少々前にはE子さんを除き、みんな集まった。
おいしく食べ終わり、談笑しているところにE子さんがやって来た。
私は台所に取り分けておいた巻き寿司を皿に並べ、彼女の席に置いた。その後、デザートの用意や片づけで、少々席を外していたりした。

その数日後。
出席した一人のA子さんに会った。
「あの、E子さんはとても無作法な人で、仲良くできません」とA子さんの話が始まった。
ああっ、恐れていたことが、現実に・・・と、私は青くなった。
「まず、遅刻してくるなんて、とんでもないです!」
私はドイツ人のE子さんが普通にいつも遅れてくるので、ドイツではそういう行為も許されると思っていたのに、やっぱり、ダメなのね、と確認できた。
「主催者に尋ねもしないでテーブルの料理を持ち帰るなんて!」
ああっ、現場を見ていなかったけれど、欲しかったら私が包んでやったのに、遅かったか!!
「スカートをバタバタさせて、パンツ(下着の)見えてましたよ!」
確かに、暑い日だった。パンツを見せてまでスカートの下に風を送りたくなる気持ちもわかる。
E子さんのパンツを私は毎年夏に見ているので、慣れっこになってしまっていた。

E子さんの行為に慣らされすぎた結果、それが一般的には無作法であることさえわからなくなってしまった私。
(ただし、自分ではやらないが)
このパーティのおかげで、一般的な感覚を取り戻すことに成功・・・

実際、E子さんの無作法さにはどうしたらいいものか長いこと悩んでいたんだ、私。
これからも親しく付き合うためには、上手にE子さんに忠告してやることが課題だ。










コメントを投稿