怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

歩み寄り

2015年12月31日 | いろいろ
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少し前から気になっていた菜食主義者用の食品を買ってみた。特別な店ではなく、その辺のスーパーで扱っているんだ。ドイツにはすでに多くの菜食主義者がいることを容易に想像することができる。

肉の細切れ風。大豆と小麦タンパクでできているのだそう。

ビタミンB12や鉄、たんぱく質を摂取するのに良い、との宣伝文句。

義両親たちはこうした出来合いの品を非常に嫌う。また、私が新しい食品に挑戦することも嫌う。この場合の「新しい食品」とは、自分自身が知らないものだ。決して私が知らないものではない。義母の作る食事は、ほとんどが私にとって新しいものだものねー。
そういうわけで、このベジタリアン用義肉も散々批判されるだろうと思った。
彼らはパッケージを丁寧に読み、いろいろ言った。「自然からかけ離れている食べ物だよな」
とは言いながらも、なぜか義父は「りすが食べるのなら、夕食にこれを炒めて食べてみたい」と提案した。
ちょいと驚いたが、そんなことを顔に出さずに「そうしましょう」と同意した私。

キャベツとたまねぎと一緒に、ごま油で炒め、塩コショウで味を付けた。写真撮影するのを忘れたぞ、ブロガー失格ぅ~。
義父と半分づつ、飯茶碗に入れてフォークを添えて出した。
食べ始めてしばらくしてからの会話。
義父「これはいくらした?」
りす「200グラム入りで、確か1.60ユーロくらいです」
義母「普通の鶏肉の方が安いですよ!」
義父「定期的に食べるには高いものかな?」
りす「うーん。私たち二人分くらいだったら、週に一度くらい食べてもいいのではないかと思います」
義母「・・・」
なんと、義父はこの菜食主義者用義肉を気に入ったようなのだ。
驚いたが、私にはもちろん朗報だ。
今まで散々私の買ってくるものを馬鹿にしていて、これはどうした心境の変化なのだろう?
やはり、ここの菜食主義の流れに乗っているのだろうか。
これからは堂々と、これを買ってきて料理できるぞ。
2015年の締めくくりの、ちょいと得した気分になったできごとかな。

















2 コメント

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(^-^) (MK)
2015-12-31 14:55:12
りすさん、良かったですね!。「定期的に…」という言葉がでるなら、お義父様よほど気に入ったのでしょう。料理の味付けも好みだったのではないですか?。
うちの親戚にも外国人がいるのですが、普段小食なのにうちに来るとシチュー等三杯ぐらい平らげる人がいます。実は奥さんの料理が口に合わないのに我慢しているようです。りすさんのお義父様も実はそうだったりして~(^。^;)。
この調子でりすさんがご家族食生活をコントロールできるようになると良いですね。
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Unknown (モグモグ)
2015-12-31 17:26:41
初めまして。いつも楽しく読ませていただいてます。リスさん良かったですね。今、日本食が結構評判が良いですから、日本人の味覚に自信持っていいと思いますよ。頑張って。でも、余り急激な変化は姑さんの、御不興を買うかも。そこは、リスさん上手にじわじわと、ペースに巻き込みましょう。
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