Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2015年 ヨーロッパ旅行ースペイン初日

2016-04-26 23:05:37 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

キャンピングカーの保険が4月20日で切れる。キャンピングブックがいつ来るかが分からなくて、帰国してからの更新では間に合わないかもしれないと焦って保険会社にメールを送ったが、インターネットでは受け付けないと言われてやっとスカイプの電話で更新できた。

今年の8月で85歳になる我が亭主ポールはキャンパーの保険が84歳までと書いてあるのでやたらと心配したが、来年4月まで更新できて大喜びだった。この歳でもヨーロッパ中を運転し山道を歩き回り元気いっぱいだけれど、保険会社は85歳ではキャンパーの運転は無理とでも思っているのだろう。こうなるとあと1年しかキャンパーを楽しめない。

 

4月13日朝9時前にキャンプサイトを出発した。親しくしていたイギリス人もスエーデン人もオランダ人もみんな帰国してしまい、あとフランス人のキャンパーが2台残っているだけ。昨年から同じ場所でキャンプしているひげのフランス人のおじいさん(名前も知らない)が手をふって見送ってくれた。

いつも行くスーパーで最後のショッピングにオリーヴ油の大びんや、オレンジを大量に買い込んだ。4月になると大きなオレンジは味が落ちそれに反比例して値段が上がっていく。小粒のオレンジはまだ味が落ちていないし今から出荷するオレンジ農家も多いのだろう。

約1時間でスペインの国境に着きセビリアまでの高速道路はほとんど平らだけれどキャンパーのエンジンに馬力が無いと亭主は嘆く。2年前グラナダへ行く前の道路際で入れたディーゼルが汚れていたため毎回馬力のなさに悩まされている。まるで輸血によってエイズを感染した患者のようにどんなに手入れをしても良くならない。

セビリアから北のカセーレスまでの道路も無料の高速道路だけれど坂道が多くて、下り坂ではアクセルを踏み続けてスピードも50-60マイルが出るけれども上り坂がいけない。20-30マイルののろのろ運転で大きなトラックがずんずん追い越していく。

 

 

昨年見かけた大きな城壁のある町へ下りて給油したが、お城を見たいなどとはとっても言えない。何しろこんな調子では今日の予定がどこまで行けるかわからない。給油後エンジンの調子がやや良くなり、平地で50マイルくらいは出るようになった。それでもすべての乗用車やトラックに追い越されていく。

運転している亭主には気の毒だが、私のほうは道路際の景色が面白く写真を撮って楽しんでいた。何度も黒豚の放し飼いを見かけ、ポルトガルの豚肉が一番安いのはこのようなブタかもしれないと思う。平地はブドウ畑とオリーヴ畑が広がり、岡や山は殆どコルクの林が続いている。

 

                                                                             

確か昨年も見かけたこのピンクの花が道端を明るく彩る。ポルトガルやスペインのこの地方では桜を見かけることが無い。

 

 

 

ポルトガル南部の丘と変わらない乾燥地帯のこの地方は道端にシスタスの白やゴースの黄色そしてラヴェンダーの紫色が彩る。

ポルトガルからカセーレスまで290マイル(460km)をほとんど休みもなしに走って午後3時に町に到着。カーナヴィを町外れの修理工場にセットしておいたから、すぐ工場の前に駐車した。昨年秋にも行ったので修理工が顔を覚えていてくれ3人の人たちがエンジンを触りああだこうだと手を入れて結局は全然治っていなかった。3時間の時間のロスと60ユーロを支払い、彼らにも原因が分からなかった。

この夜は昨年4泊もしたカセーレスのキャンプサイトで泊まった。

 

 

 

 

 

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