Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

アイスランドの旅 5 ミーヴァートン湖付近 その2

2010-06-26 04:43:43 | アイスランドの旅 2008年

 



ナマヒャルの地獄から北方にクラフラ(Krafla)へ行くローカル道路があります。あのデティフォスへ行くような未舗装道路ならすぐ引き返そうと思いながらキャンパーを進めました。途中の道路わきは荒々しい火山岩がそそり立っていて、もし道に間違ってこんな中に迷い込んだら絶対に通り向けられないだろうと思われました。


 

 



すぐクラフラの地熱発電所が見えてきて、山の中腹の見晴台からは発電所の全景(写真1)が見渡せます。この発電所は1974年に操業開始しましたが1975年から1984年まで 2Km先のレイルニュクル(Leirhnjukur)の広大な地域が火山活動を初めその存在が危ぶまれたのです。
1986年に国営から私営に替わり現在に至っています。

この見晴台から数百メータ北に行ったところにビティ(Viti)という名の火口(写真2)があります。ビティとは地獄と訳されますがこの直径300メータの火口湖は常温30度を保ち夏には観光客が泳ぎに来ています。(泳いでいる絵葉書が販売されています。)この火口湖から見る周囲は全く地獄の様相を示していて、遠くに見えるレイルニュクルの火山には観光客が歩き回っているのが見えます。

 

 

インフォメーションもないまま駐車場に行って見ますと観光バスやキャンパーや自家用車がたくさん停まっていて、人々はこの荒々しい活火山のあたりを歩き回っています。歩道は整備され指定の歩道から踏み外さないようにとの注意書きが在るだけ、時々にわか雨と強風の中、まだ煙の出ている火山地帯を歩き岡の頂上 (写真6)まで1時間以上も見て廻りました。写真8の焼け爛れた平野は1977年の観光絵葉書であたり一面が真っ赤な火の海なのです。

 




24年前かまたは昔の火山活動で出来た火山岩が冷えてその上にコケ類が生え、その間にこのようなかわいい草花が寒さにめげず咲いていました。


 

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