Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

アイスランドの旅 8 ブロンデュオスとヴァーマランド

2010-06-23 20:53:59 | アイスランドの旅 2008年



オクシュナーダルーの雪山を過ぎた後は、西南に向かってゆくに従い気温も上がってきました。時々にわか雨の後には太陽が顔を出したりして気持ちも明るくなります。道は川沿いの平野を行き, 通り過ぎる小さな村に小さなかわいい教会が有ったりします。
アークレイリから150Km 程行ったところでブランダ河で二分されたブロンデュオスの町に着きました。この町は人口850人、町の入り口に超モダーンな教会が建っています。教会の周囲の写真を撮りながらこっそり教会の中へ入ってみました。


 


教会の正面に飾ってある絵(写真4)をひと目見てすぐ "此れはムンクではないか "と思い教会の片隅に静かに座っていたおじいさん(牧師ではないような気がする)に聞いたところ唯一言" Yes" それで "写真を写しても良いでしょうか" ”Yes” と顔もあげないで、まるで大きな声を出してはいけないとでも云うようにそっと答えました。
どうしてこの絵がこんな片田舎の教会にあるのかが不思議でしたが、おじいさんにそれを聞いて答えてくれる雰囲気はなく、そそくさと教会を飛び出しました。

 

 

南西に下りてゆくに従い平野が広がり、火山岩で作られた岩山がそびえ立っていました。
キャンプサイトのヴァーマランドは温泉地帯、公共のプールの横にあるサイトはプールの受付で料金を支払い、管理人はいません。シャワーもプールの男女別のシャワー室を利用するのです。ここのシャワーも硫黄くさい温泉の湯が滝のように落ち、温泉に浸かったくらいにいい気持ちになりました。
このヴァーマランドからほど近いところに、アイスランドでも一番活動的な温泉(写真9)があるというので行ってみました。遠くから湯気が激しく上がっているのが見え、何箇所からも100度の熱湯が吹き出ています。

 

 


  

温泉の周囲には熱湯を利用した温室が立ち並び、温室で採れたトマトが無人の店で売られていました。太陽光線で熟れたトマトでないのでその実の酸っぱい事、野菜の採れないこの国はそれなりに苦労しているのですね。
この熱湯は太いパイプで近隣の町へ送られているとのことですが、大量の湯で流れ落ちる川からも湯気が上がっていました。

 

 

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