Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びケシの花

2014-11-08 15:22:55 | ロンドン周辺

 

11月9日ロンドンホワイトホール前の戦没者記念塔の前で皇室並びに政府要人を一堂に集めた第一次、第二次世界大戦、フォークランド、アフガニスタンなどでの戦没者追悼記念式典が行われる。

 

10月ごろから一般人並びにテレビ出演の人たちは、この日のために小さなケシの花を胸につけている。私の住む町の共同トイレの前の花壇に植えられた大木にも直径30㎝ほどあるプラスチック製のケシの花が取り付けられた。

  

ロンドン塔のケシの花ももうほとんど植えこまれお堀に草地が見えないほどになった。ロンドン塔は第一次世界大戦戦没者の人数分だけポピーを植えこむので88万本以上というのは目に見えてものすごい数だと改めて思う。この1週間ほど前からテレビニュースでは連日あまりに多い訪問者で近くの地下鉄駅を閉鎖したとのこと。11月11日に最後の1本が植えられるとの話だが、その前にもう一度見なければと7日金曜日8時前のバスでドックランド軽レールライン駅へ行き、9時過ぎロンドン塔へたどり着いた。

 

人出はまだ報道ほどではなくロンドン塔を一回りして写真を写すのに問題はなかった。テームス河に面した堀はコンクリの上に花だけが置かれてあり元は水を張ってある堀だから訪問者がコインを投げたがる。花の間に沢山のコインが落ちている。

ロンドン市長のボリス・ジョンソンがおつきの人たち数人とケシの脇を歩き回っていた。ロンドン塔4面の一角だけまだ完成していないところがあって、数十人が植える作業をしていた。

塔の周囲を一周りして地下鉄駅へ行く一辺は鉄柵にべったり人々が張り付いて身動きできないほど。一時間早く来て良かったと喜びつつトラファルガースクエアへ急ぐ。

ここではガラスケースに入った巨大な兵士像にケシの花びらが舞っていた。今回の式典では皆いろいろ知恵を絞って見せてくれる。

 

 

ナショナルギャラリーのすぐ横にこの小さなパディングトン・ベアーの像が置かれ観光客が次々写真を撮っていた。この熊さん、11月4日から12月末までロンドンの有名地に50個も飾られ最後は売りに出るそうだが、有名アーティストがいろいろデザインしているらしい。動物愛護協会のチャリティの一環とか。

 

レスタースクエアーとチャリングクロスロードへ行く道路わきに飾られていたロンドンバスをかたどった置物、これまたロンドンの観光名所を描いて通り過ぎる人たちが次々写真を撮ってゆく。これもいったいどれだけロンドン中に飾られてあるものか?

これだからロンドンは面白い。

 

 

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