先週オルニャオのキャンプサイトからディヴとダイアン夫妻が訪ねてきてくれた。彼らは昨年オルニャオで知り合ったイギリス人だが普段はフランスのノーマンディのキャンプサイトに住んでいる。昨年10月に連絡した時は、クリスマス後でなければポルトガルへ行けないという返事だった。イギリスに持っていたフラットの売却がクリスマス直前だったとのことだった。
彼らはキャラバンに住んでいたから、昨年春ポルトガルを去る時に、キャラバンをキャンプサイトに預けて、乗用車で3日でノーマンディまで帰ったという。
車だからどこへ行くのも楽で、21km離れたこのサイトまで朝の10時頃に着いてしまった。彼らの愛犬アーカスは私たちを覚えてくれていたらしく、興奮して吠えまくる。
彼らは昨年このサイトに居たが、彼らの息子が訪ねてくるというので、シャレーのあるオルニャオに移ったとのことで、このサイトにたくさんの知り合いが居た。
キャンパーではもてなしもできないので、どこかのレストランでお昼をというと、彼らが以前住んでいたカバナス(Cabanas)へ連れて行ってくれた。
カバナスはこのタヴィラの隣町で、以前散歩がてら行ったが、海岸までは遠くて町の入口あたりで帰ってきたことがあった。彼らがこの街に住んでいた時にいつも行った海岸を散歩することになった。
海岸線の松林の大木が何本もねじれて倒れている。このあたりでもそんなに嵐があったのだろうか。
アーカスはポルトガル・ウオータドックとコッカスパニヨルの混血でやっぱり海が大好きらしい。一目散に海に飛び込み潜って海底の石をくわえてくる。びっしり生えているまき毛は水を通さず、砂浜のあちこちを掘り起こして砂だらけで走り回る。
ポルトガルの1月は英国の4-5月の気候で、アーモンドの花が咲き、野の花バミューダ・バタカップが黄色く野原を染める。海岸近くに堀と壁に囲まれた城塞に似た建物があった。これが昔の僧院だったとのことで、敵から守るためか、それとも修行僧に逃げられないようにするためだったろうかと疑ってしまう。今ではホテルになっているとのことだがあいにく閉まっていた。夏の海水浴客のためなのか。
レストランはあまりに静かで閉まっているかと思ったが、4人ともが鯛の塩焼きとチップス、ワインを頼んだので一人7.5ユーロと驚くほど安かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます