Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへーフゼタ〈Fuseta)へ

2018-03-10 22:55:23 | 再びポルトガルへ2017-2018

 うす曇りの月曜日、暑さも和らいでティーシャツで歩いても汗をかかない気持ちの良い日になってきた。今週は雨が降るとの予報で、思い立ってフゼタまで歩くことにした。国道をまっすぐ行けば15㎞程、田舎道の自転車道を歩くことにした。

 

 

 

田舎道に入るまで、県道125号線を歩く。いつも通る橋の上から見えるタヴィラの町は素晴らしい。このタヴィラにキャンプサイトを見つけるまで、この橋を渡るたびになんて素敵な町だろうとあこがれたものだ。

 

 

 

  

11月末になるとあちこちのオリーヴ畑で地面に大きなシーツを広げオリーヴ採りが始まる。今年は昨年より豊作のような気がする。

どこを見ても大小のオリーヴの実が鈴なりだから。

 そして虫食いや,熟れすぎで落ちたオリーヴの実の汚いこと。地面を見ながら歩いていて、汚れた地面で頭上に大きなオリーヴの木があることに気が付く。

 

 アボカド畑の隅の地面を這って満開の朝顔を見つけた。これは朝顔と言うより昼顔のようで夕方まで花が咲いている。塀の上を這っている太い蔓にピンクの可憐な花が咲いていた。もう何年も伸び続けているような蔓の太さに驚いた。

 

 朝10時45分から歩き始め、2時間後に差し掛かったトーレ(塔)の海岸線で持って行ったサンドイッチを食べた。この近くにただ1軒だけ素晴らしいレストランがあるが、月曜日は休業だと知っていたから。

 

 

橋の手すりのロープに止まっている白鷺、河を泳いで行った5羽のきれいなオシドリ?は写真で見ると嘴が異様に大きい。野生のオシドリだからか?それとも新種のアヒルの仲間だろうか?

 

 

 

 フゼタが対岸に見える所から塩田の道を行く。塩の山が遠くに見えて、やっと近づいてもフゼタの町はまだまだ遠い。

 

 塩の濃い塩田は水が赤茶で千鳥やフラミンゴはここにはやってこない。

 

 過去には何回かこの塩田を通りたくさんのフラミンゴを見かけたものだが、今回はこの2羽だけ。羽の黒いのは今春生まれた若鳥に違いない。日本人の赤ちゃんは尻が青いというがフラミンゴの若者は尻が黒い。

塩の山を大きく迂回して4時間半で20㎞程を歩いた。3時過ぎにフゼタの駅に着き、20分後に来た電車でタヴィラまで帰ってきた。86歳の亭主が私より元気に歩いていた。

 


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