ギルドホールはバンクから歩いて数分のところにあるきれいな建物で、昔通勤していた頃このきれいなレース編みのような建物を毎日見ていながら、一度も入ってみたことは無かった。
今回のオープンハウスではギルドホール、ギルドギャラリー、教会が皆開放されていて大いに楽しむことが出来た。
ギルドホールは昔のギルド制(徒弟制度)の名残で、現在では一マイル四方のロンドン市の法人として市役所の役割と、インターナショナルな経済、ビジネスの推進者としてサーヴィスを行っている。現在でもギルドの名前に関し商人、魚屋,皮商人、金属商,時計屋など12のシンボルを現した旗が飾られている。
現在のギルドホールは1411年から1430年に建設された。1666年のロンドン大火で延焼し1940年のドイツ軍大空襲でも多大な被害を受けたが1954年に復興された。
このギルドホールの中のグレートホールでは国賓を迎えての晩餐会やロンドン市長の儀式などが行われる。内部は輝くきらびやかさは無いが落ち着いたいい雰囲気。チャーチルの銅像やウエリントン・ブーツの名前の発祥であるところのウエリントン公爵の像が立っている。このホールの真下はクリプトと呼ばれる。教会の地下室はクリプトと呼ばれる遺体安置所だがここもそうだったのかは勉強不足の私にはわからない。
このクリプトの周囲のステンドグラスを良く見て行くとロンドンで生まれた有名人や、ロンドンで埋葬された有名人の生涯などを絵と文字で簡潔に表現してあり、なかなか興味深い。この絵はカンタベリーテールを描いたチョーサーで1400年ウエストミンスター寺院に埋葬された。
ここは王室と深い関係にあり、エリザベス女王の銀婚式のお祝い晩餐会などの絵が飾られてあった。この上の絵はジョージ5世とクイーンメアリーの儀式に参列している幼いエリザベス女王の姿が見える。
グレートホールの他にも大きな部屋が2室まるで教会内部のようだが祭壇やキリスト像などは見当たらない。奥の一室は天井も素晴らしいが、ガラス窓の絵がかわいく面白く、他には数枚の子供の労働を描いているのもあった。各国から贈られた品を展示してある中にこの小さな輪島塗の壷がありその美しさに見とれてしまった。
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