Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ブリュッセル サンカントネール博物館

2010-08-20 05:02:51 | ベルギーの旅 2010年

火曜日の夕方のユーロスターで帰国にあたり、夕方4時頃まではゆっくり見物できる。幸い朝日も輝く雨上がりの気持ちの良い朝、朝食後荷物を全部まとめて受付へ行き午後まで保管してもらうよう頼みチェックアウトした。
今日の目指すはサンカントネール公園、片道約3.5kmの道を地図を頼りにゆっくり歩いた。
この公園は独立50周年記念の1880年に開催された博覧会に建築されたもので真ん中に凱旋門、両翼は軍事歴史博物館とサンカントネール博物館になっている。
公園の入り口にシューマンの胸像がありこの人がベルギー人であったことを初めて知った。凱旋門の真下はトンネルが一時地上に現れた高速道路になっていて絶え間ない車の音が響いていた。



サンカントネール博物館はこの凱旋門の右翼を占める大博物館で,大英博物館ほどではないがその収集は素晴らしく、ゆっくり見ていれば一日では足りないほど。
まずは特別展のイタリア・メディチ家の衣装展・・・地下一室に展示された男女の人形や馬そして衣装全体が紙でできている。中世の派手なレースの襟飾りもすべて紙で色彩も模様もなかなか面白かった。




玄関から右に入った大広間には素晴らしくモダンなタペストリーがかけられてある。この写真で見るとサイズがわからないが2mx3m位でそのほかに3枚の小形のタペストリーも有った。英語の説明書が無いのではっきりわからないが1953年から1959年をかけてアントワープで造られたものらしい。モダンなタペストリーはデンマーク以来今回が初めて。過去のタペストリーは宗教画や神話を題材にしたものが多くてほとんど色あせて興味を引かない。この絵は秋の収穫の荷車を引く馬と農家のたくましい女性たちでなかなか面白いテーマだった。細かい部分の絵を見たい方はコメントに書いてください。





この広場の二階ロビーには馬車ならぬ馬橇のコレクションがあった。いろいろ豪華な馬車は各国の博物館や宮殿でお目にかかるがこのような馬橇ははじめて。さすが寒い国だからだろう。
現代陶芸展の壁を飾る大きなタイルの絵が素晴らしく陶器のコレクションもりっぱだった。




玄関から左奥にはギリシャにの壷や、ローマの石柱、タイルなど良くぞこれほど集めたと思う。エジプトのミイラも一室に展示されていた。




イースター島から運んできたらしい巨大な石頭は始めて見た。良くぞこんなものを持ってきたものだと思う。南米や東南アジアの美術工芸品や生活用品など見飽きることが無いほどおもしろい。






未開の国の工芸品などの大胆な模様など特に引かれて、写真も数百枚を撮ってしまった。

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