ムーレイ・イドリス近くのキャンプサイトは家族経営の小さなもので設備もよく、結構きれいにしてあるが,電気が夜の4時間だけしか使えない。自家発電で夜11時には停めてしまうから朝まで完全に真っ暗。 キャンパー内のうすくらい電気で日記など書き早々に寝てしまった。キャンプサイトの周囲はミモザの木が生い茂っていて、あと2ヶ月もすれば素晴らしいだろう。
朝キャンプサイトのオーナーが4台停まったキャンパーにミントティーを持ってきた。強いミントの香りと強力な甘さのお茶で、アルコール禁止のイスラム圏では一日中これを飲んでいる。
今日はサイトを去って首都のラバットを通りカサブランカ近くのモハメディア(Mohammedia)まで行く。
メクネスからティフレット(Tiflet)まで国道を走った。道端に野菜やオリーヴ、生きた鶏まで売っていた。道端の鶏が逃げたり歩き回ったりしないのが不思議だったが、よく見ると地面にさした棒に足を縛り付けてあった。この派手な面白い帽子など一体誰がかぶるのだろう。
国道は行く先々の街中を通るのでマーケットや通りの人々の生活を見ることが出来る。しかし重量を積んだトラックがゆっくり動いていて追い越せないときなど、いらいらするから、とうとう高速道路で行くことにした。高速料金もずいぶん安い。
高速道路でも道端を歩いている人が居たり、牛や羊を飼っている家族が居たりでなんとものんびりした風景。
モハメディアの手前で高速道路が終わり、国道の十字路では道路規則も何もあったものでない。皆が我先にと4方から道路へ突っ込んでくる。よくも事故を起こさないものだとあきれ返った。
モハメディアのキャンプサイトも家族経営の小さなものだがお昼に着いたときにはもう4台のキャンパーが停まっていて後何台入れるのか、早く着いて良かった。
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