9月19日に借りてきた下の12冊の本、10月5日までの16日間で完読。
海の都の物語はベニスが都市国家として1000年も生き永らえたその政治、経済、が詳しくかきあげられている。そしてわが友マキアヴェッリはフローレンスの興亡が書かれており、中世のイタリアがまるで日本の戦国時代から江戸時代における群雄割拠並びに大名による地方自治体の統治によく似ている。
ただ違うのは、イタリアは近代国家が成立するまで、フランス、スペイン、トルコ、オーストリア、ドイツなどから分割統治されたつらい過去を持っている。
これらの本でイタリアの歴史がよく分かった。
米原万里さんはロシア語の同時通訳者、以前にも読んだことがあるけれど、とっても面白い人で、大いに楽しませてもらった。猫気違いで、2匹の捨て猫を拾ってきてその名も無理と道理、こんな調子でとっても楽しい本だった。
パンドラアイランドはなぜかアイルランドの知らない島かと思って借りてきたもので、私の好みではなかった。それでも完読したのはまさしく乱読。
10月5日にこれら12冊を返却に行き、もう当分は借りるのを辞めておこうと思っていった。ところがこの図書館に堂場瞬一さんの本とArz 2 Bee さんからコメントをいただいた黒木亮さんの本があるだろうかと見ていたら、とっても親切なこの図書館で働いている日本人女性が、調べてくださった。
堂場さんの本はフイクションだけれども、それなりに面白い。
コメントをいただいた喝采は、黒木亮さんが早稲田大学で箱根駅伝に2回出場された、ほとんど記録自叙伝の上下冊を見つけてくださった。
この本の中では彼の本名金山雅之さんで中学時代から激しいトレーニングでいろいろな大会に出場してメダルをもらい記録更新もしていたが足、腰の故障で辛い選手生活を送っていたことがわかる。
特に早稲田大学競争部では厳しい 中村清監督に徹底的にしごかれ、箱根駅伝で区間を走ったその記憶がつづられている。この人の1年先輩に瀬古利彦氏が活躍している。
日本のマラソンでは有名な方で、1990年代ロンドンマラソンに出場、応援にいった。確かこの時優勝されたと思うが、とっても小さくて細い人だったことは覚えている。
此の黒木亮さんはロンドン在住と書かれているが、ロンドンマラソンに出場されたかどうか、知りたいものだ。