つれづれなるままに  1237 公開講座 3日目浮世節

2011-02-17 10:08:42 | 雑記

公開講座2回目は「浮世絵の魅力」江戸の岡場所の話や花魁、吉原と楽しい話だったそうですが、出席できず聞き漏らしました。

3回目は「江戸のはやり唄から知る江戸」・・・三味線、小太鼓など賑やかなお囃子で始まりました。

梅は咲いたか 桜はまだかいな・・・1600年頃の端唄だそうでこれは桃屋の宣伝に使われ皆さん馴染みの唄です。

                    梅は咲いたか 桜はまだかいな

                             柳ゃなよなよ 風しだい  

                    山吹ゃ浮気で色ばっかり しょんがいな

幕末より唄い出され、お座敷や寄席でも踊られました。また大正まで流行が続き、立花家橘之助が賑やかな”浮世節”で唄うようになった唄です。

 ・なすとかぼちゃ


    背戸のなー 段畑で茄子と南瓜の喧嘩がござる     南瓜もとより いたずら者だよ 長い手を出し


    茄子の木に絡みつき そこで 茄子めが真っ黒なって  腹の立つ そこへ夕顔、仲裁に入り これさ、


    待て待て 待て待て南瓜 色が黒いとて 背が低いとて   茄子の木は地主だよ おらやそなたは店借り身分 
            他所の畑に 入るのは 無理じゃだんべ


    奥州街道で 南瓜の蔓めが 垣根を壊して 大家が腹立  大工が喜ぶ 十日の手間損 どうするどうする 面白や

 

お座敷遊びなど現代人には程遠い話ですが・・江戸の遊びも、唄も粋なものだったのですね。

           ・え、奴さんどちら行く  ハァコリャコリャ 旦那さんお迎えに・・・

           ・わしが国さで 見せたいものは むかしゃ谷風 いま伊達模様・・

           ・待てというなら 5年はおろか 柳新芽の枯れるまで・・・・・

           ・我がものと 思えばかろき 傘の雪・・・

                          何処かで聞いた事のある懐かしい唄ではありませんか。