美しい町 A beautiful town
ふと思い出す、あの町の、
川のほとりの、赤い屋根、
Suddenly, I remember a red roof near the river in that town.
そうして、青い大川の、
水の上には、白い帆が、
しずかに、しずかに動いてた。
And on the water of a blue big river, a sail of a ship moved very quietly.
そうして、川岸(カシ)の草の上、
若い、絵描きの小父さんが、
ぼんやり、水をみつめてた
And on the grass of a bank, a young man who was painting looked at the water absent-mindedly.
そうして、私は何してた。
思い出せぬとおもったら、
それは、だれかに借りていた、
御本(ゴホン)の挿絵でありました。
And what did I do? I can't remember, for all of them were pictures of a book I had borrowed from someone.
《感想》
絵画の中に生きるとき、その生きられる絵画世界は虚構でなく、現実だ。
日常の現実からみる限りでのみ、絵画世界は、虚構つまり絵画と呼ばれる。
ふと思い出す、あの町の、
川のほとりの、赤い屋根、
Suddenly, I remember a red roof near the river in that town.
そうして、青い大川の、
水の上には、白い帆が、
しずかに、しずかに動いてた。
And on the water of a blue big river, a sail of a ship moved very quietly.
そうして、川岸(カシ)の草の上、
若い、絵描きの小父さんが、
ぼんやり、水をみつめてた
And on the grass of a bank, a young man who was painting looked at the water absent-mindedly.
そうして、私は何してた。
思い出せぬとおもったら、
それは、だれかに借りていた、
御本(ゴホン)の挿絵でありました。
And what did I do? I can't remember, for all of them were pictures of a book I had borrowed from someone.
《感想》
絵画の中に生きるとき、その生きられる絵画世界は虚構でなく、現実だ。
日常の現実からみる限りでのみ、絵画世界は、虚構つまり絵画と呼ばれる。