脱力感の考察：死に消え去るあなたの人生の中に永遠を探す！

今、脱力感があなたの気分を支配する。
さしあたりやるべき目標があるのだが、それを目指す気がしない。

なぜか？

脱力感の理由は、おそらく、人生にとって意味ある目標がないため。
しかし、そもそも、あなたの人生に、意味があるのか？

（１）
あなたの人生は、あなたの死とともに消え去る。
消え去るものに、意味はなく、人生は無意味である。

無意味な人生の中に、意味ある目標は存在しえない。
あなたは、ただ脱力感のうちにある。

しかし、このように考えることは正しいのか？

（２）
永遠なるものだけが、意味がある。
あなたが、消え去る人生の中に、永遠を見出せば、その永遠なるものが、人生の意味ある目標になる。

死とともに消え去るあなたの人生の中に、あなたは、永遠を探す。

実は、永遠は遍在する。
人は、滅びゆくもの、消え去るものの中に、永遠を見出す。
人は、そのような能力を持つ。

永遠とは、普遍のことである。
それは、イデアとも呼ばれる。
あるいは、それは言葉（＝ロゴス）であり、永遠の精神性である。

永遠なるものは、消え去らないから、無意味でなく、有意味（＝有意義）である。
人は、永遠なるものを知り、それを目標とし、そのために行動できる。

あなたは、死に消え去るあなたの人生の中に、永遠なるものを探し出し、そのために行動する。
あなたの人生は、永遠と関係づけられ、意味あるものとなる。

永遠のために生きることによって、あなたは、脱力感から逃れる。