かがみ
かがみを 見た
のではなかった
うつっている青空を 見たのだ
とんでいって ぶつかり
おっこちた とき
はじめて かがみを見たのだ
どんなに ふかい海だったろう
しずむように しずかに
死んでいった スズメには
大そうじの 家の
庭先に でていた かがみが
A mirror
The sparrow didn't see a mirror. It saw the blue sky that was reflected on the mirrow.
It flew and hit at the mirror. It fell down. At that time, it saw the mirror for the first time.
What a deep sea the sparrow saw in the mirror!
During housecleaning, the mirror lay accidentally in a garden
The sparrow died quietly like sinking down.
《感想1》
スズメが見ていたのは、鏡でなく、深い海のような青空だった。
おそらく誰もが、見間違うのだ。
実際にあるものの向こうに、自分が望むものばかり見る。
その人には、実際にあるものが、存在しない。
《感想2》
体験の重なりから、意味(言葉)が生まれる。
君は、意味だけ見る。
意味の向こうに、また意味がある。
対象(or事態)は、それ自体、すでに意味として把握されるが、その対象意味の向こうに、君はまた、別の意味を見る。
《感想3》
君は、これまで、いつも、対象の向こうに、君だけが知る意味を見ていた。
あらゆることが、君には、象徴(or記号)であって、君は、そのものを見るのでなく、いつも別のものを見ていた。
しかも、君の場合、ふつうの人が見る意味でなく、それらと違う意味ばかり見ていた。
《感想4》
それは、ちょうど、鏡そのものを見ず、鏡の向こうに、深い海(or青空)を見るようなものだった。
(しかも、向こうに君が見るものは、他の人が普通見るのと、違うものだった。)
そして、君は、何度となく鏡にぶつかった。
つまり、君は、多くの者たちから憎悪され、侮蔑され、敵対され、裏切りと言われ、かくて、ろくなことがなかった。
《感想5》
君はもう、いい年なのに、いまだ何も学ばない。
「馬鹿につける薬はない。」「懲りない面々」だ。
「艱難(カンナン)汝を玉にす」なら良いが、君はただひたすら満身創痍(マンシンソウイ)だ。
「泥だらけの純情」なら、絵になるが、「泥だらけの馬鹿」では、困ったものだ。
いつか「亀の甲より年の功」と、言われてみたい。
かがみを 見た
のではなかった
うつっている青空を 見たのだ
とんでいって ぶつかり
おっこちた とき
はじめて かがみを見たのだ
どんなに ふかい海だったろう
しずむように しずかに
死んでいった スズメには
大そうじの 家の
庭先に でていた かがみが
A mirror
The sparrow didn't see a mirror. It saw the blue sky that was reflected on the mirrow.
It flew and hit at the mirror. It fell down. At that time, it saw the mirror for the first time.
What a deep sea the sparrow saw in the mirror!
During housecleaning, the mirror lay accidentally in a garden
The sparrow died quietly like sinking down.
《感想1》
スズメが見ていたのは、鏡でなく、深い海のような青空だった。
おそらく誰もが、見間違うのだ。
実際にあるものの向こうに、自分が望むものばかり見る。
その人には、実際にあるものが、存在しない。
《感想2》
体験の重なりから、意味(言葉)が生まれる。
君は、意味だけ見る。
意味の向こうに、また意味がある。
対象(or事態)は、それ自体、すでに意味として把握されるが、その対象意味の向こうに、君はまた、別の意味を見る。
《感想3》
君は、これまで、いつも、対象の向こうに、君だけが知る意味を見ていた。
あらゆることが、君には、象徴(or記号)であって、君は、そのものを見るのでなく、いつも別のものを見ていた。
しかも、君の場合、ふつうの人が見る意味でなく、それらと違う意味ばかり見ていた。
《感想4》
それは、ちょうど、鏡そのものを見ず、鏡の向こうに、深い海(or青空)を見るようなものだった。
(しかも、向こうに君が見るものは、他の人が普通見るのと、違うものだった。)
そして、君は、何度となく鏡にぶつかった。
つまり、君は、多くの者たちから憎悪され、侮蔑され、敵対され、裏切りと言われ、かくて、ろくなことがなかった。
《感想5》
君はもう、いい年なのに、いまだ何も学ばない。
「馬鹿につける薬はない。」「懲りない面々」だ。
「艱難(カンナン)汝を玉にす」なら良いが、君はただひたすら満身創痍(マンシンソウイ)だ。
「泥だらけの純情」なら、絵になるが、「泥だらけの馬鹿」では、困ったものだ。
いつか「亀の甲より年の功」と、言われてみたい。