言葉が、事実を存在させる

ある事実を、今、相手も私も、知っている。
しかも、それは、双方に不愉快な事実。

そんな時、それについて、どちらも、言葉で、相手に言ってはならない。
口に出せば、その事実の存在を、お互いが認めたことになる。

事実は、2種類ある。
一方に、言葉で述べられた事実。
他方に、言葉にされない事実。

相手と私に、共通に存在するのは、言葉に述べられた事実のみ。
言葉にされない事実は、二人にとって、存在しない。

言葉が、事実を存在させる。
不愉快な事実も、お互いが言葉で確認しないかぎり、存在しない。

専業主婦の給料？

家事の価格を考える。

時給1000円として、1日8時間勤務、30日。
月24万円相当！

かくて専業主婦の給料は、年収288万円のはず。
亭主の給料が、年収600万円なら、その半分！

ただし愛情によるサービスで、大幅値引きがある。

50%値引きで、月12万円。
専業主婦に、亭主は、毎月この家事料金を払わねばならぬ理屈。

まあ、実際には、給料すべてを、亭主は渡す。
月12万円までは、専業主婦のへそくりOKということか？

「参った！」と亭主の感想。

生き抜くことは、それ自身価値がある

価値あることを、実現する。
そこに、生きる意味がある。

価値あることは、何か？

楽しさを人と分け持つこと。
人の信頼にこたえること。

宇宙の理を知ること。
人の世の道理を知ること。

美しいものを、味わうこと。

善い人であること。
礼儀正しこと。
品位を保つこと。

公正さを、実現すること。

最も基礎的な価値あることは、生活の糧を得ること。

生き抜くことは、それ自身価値がある。

あの頃は、楽しかった

小学生の頃、父が、虫かごを、作ってくれた。
それを持って、私はバッタを捕まえに、出かけた。

虫かごに、バッタと、草を入れ、家に帰る。
父は、子どもに、優しかった。

当時、父は、日曜日ごと、釣りに出かけた。
私も、ついて行った。

池の周りを、私は、歩きまわった。
春は、黒く小さな無数のおたまじゃくしが、泳ぐ。

秋、父と一緒に、ハゼ釣りをした。
ハゼは、山ほど釣れた。

あの頃は、楽しかった。

伝えない＆表わさない言葉

言葉が、自分の言いたいことを、伝えない。
相手の思いがけない反応！
私は、戸惑う。

それだけでない。
言葉が、自分の思うとおりを、表わさない。
私は、自分にイライラする。

私は、気が滅入り、話さなくなる。
言葉を探すのが、下手になる。
私の心を、言葉が一層、伝えなくなり、表わさなくなる。