DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

君は戦士になる

2017-11-30 23:13:55 | 日記
戦闘モードだ。 You activate combat mode.
君は戦士になる。You become a warrior.
命をかける。You risk your life.
最善の鍛錬をしておく。You make the best preparation for battles.
死を覚悟する。You are ready for your death.
君は日常を離れる。You leave your everyday life.
君は阿修羅となる。You become Asura demon.
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中国について:(1) 華夷秩序という世界観、(2)中国の起業ブーム、(3) 「中国はいい意味でも悪い意味でも刺激がいっぱい」

2017-11-30 13:46:26 | 日記
(1)中国政治の王道&華夷秩序という世界観:岡本隆司(1965-)(中国清朝研究)
①中国では鄧小平死後の集団指導体制は、中国史では例外的。歴代皇帝の専制が通常。先月の共産党大会での習近平総書記の3時間半もの演説、「独演会」は言わば、中国政治の王道だ。
②18世紀清朝の雍正帝は、後継者の皇太子を生前、明らかにしなかった。周囲が皇太子を「先物買い」し、皇帝自らの権力が弱まることを恐れた。今回、党最高指導部に、後継の次世代の人物が入らなかったのは、同様の理由だ。(習氏が3期目を狙うかどうかは不明。)
③近代中国は、西欧列強や日本の侵略と戦争、新中国建設後の混乱などで、自信喪失が続いた。
④経済発展で力をつけた中国は、覇権主義的になるだろう。
(ア)領土をめぐる一方的主張。
(イ)「周辺国は頭を下げて当然」という大国意識、いわゆる「上から目線」。中華が上位で周辺国の「夷」が「礼」をもって事(ツカ)える華夷秩序という歴代王朝の世界観を引き継ぐだろう。
⑤「嫌中感情」や「中国脅威論」の昨今だが、中国とは隣人としてつき合わざるを得ないので、中国人の物の考え方を知っておけば、無用な衝突が避けられる。

《感想1》
中国の自信喪失は、阿片戦争(1840-42)の敗北に始まる。
その終了は、2010年、中国のGDPが、日本を抜き世界第2位になったときだ。
中国は170年間の汚名をこれから雪(ソソ)ぐはずだ。
周辺諸国に対し、中国は、華夷秩序観的な姿勢を示すだろう。
ただし、まだアメリカがGDP世界第1位なので、その華夷秩序観は東アジアにとどまる。

《感想2》
「東洋的専制主義(oriental despotism)」(モンテスキュー)と「アジア的停滞」が、かつてセットで論じられた。
中国の「専制主義」の伝統は変わらないが、今や、「アジア的停滞」は終わりつつある。
日本は、律令制の時代も「東洋的専制主義」というほど、天皇権力が強くなかった。それも、律令制の崩壊で、消滅した。
日本では、明治期、立憲主義(民主制)がとりいれられ、戦後日本は、ほぼ完全な立憲主義(民主制)だ。


(2)起業ブーム&IT先進国中国:伊藤亜聖(1985-)(中国経済論)
①中国は、ベンチャー企業の企業価値や投資額で、米国に次ぐ世界第2位である。
①-2 例えば深圳では、若者の企業が多い。スマートフォン、ドローン、仮想現実(VR)、ゲノム解析、ITセキュリティー技術、人工知能(AI)など諸分野。

②日本では、中国に対し「貧しい」「パクリ」とのイメージが強い。そういう面は確かにあるが、「安い人件費を武器に2ケタ成長した」のは、今や昔の話だ。
②-2 深圳(シンセン)の企業、DJIはドローンで世界1。スマホの華為技術(ファーウェイ)は根幹の半導体部品を自社開発する高い技術力をもつ。
②-3 国際特許申請数も、2017年、中国が日本を抜く見込みだ。 

③2000年代、中国は「世界の工場」と言われ、自動車、複写機、スマホ等あらゆる分野の製品の生産を担った。そこでノウハウを蓄積した人々が、次々と創業していった。
③-2 米大学が行った起業意識調査によると、中国が上位、日本は下位。
③-3 中国では、若者だけでなく、技術者が会社を辞め起業する。

④中国には起業しやすい環境がある。
④-2 売れるかどうかわからない製品でも、爆発的ヒットを期待し、ファンドや投資家が、積極的に投資する。
④-3 起業に対し、政策の後押し(税制優遇・財政支援)がある。元々は若者の就職難対策の面があった。習近平政権は「大衆創業、万衆創新(大衆による起業、万人によるイノヴェーション)」を唱える。

⑤世界の潮流はデジタル化。
⑤-2 IT企業の巨人「GAFA(米グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)」に対抗できるのは、数億人単位のユーザーをもつ中国企業の騰訊(テンセント)や阿里巴巴(アリババ)だ。
⑤-3 ITのある領域では、中国企業が世界で先駆的だ。

⑥日本と中国は、経済発展の段階も人口構造も違うので、直接の比較はフェアでない。
⑥-2 しかし日本と同じく少子高齢化に悩むフランスでも、若者の起業が盛んだ。
⑥-3 中国を含む海外の変化を虚心に学ぶことは、日本にとって有意義だ。

《感想》
日本で「嫌中感情」は強い。
原因は、共産党嫌い、反日教育、中国人観光客のマナーの悪さ、日清戦争以来の中国人侮蔑意識、GDPで中国に抜かれたことへの屈辱感等だ。
しかし中国は隣人であり、かつては日本に「アジア主義」の伝統もあった。
「隣人から、学ぶべきことは、謙虚に学ぶ」のが、日本の発展に役立つ。
「日中友好」の歴史は長く、今も、実現すべき理想であることに変わりはない。
できれば中国と台湾の友好も望む。(ただし政治体制の違いもあり、難しい問題だ。)


(3)「中国はいい意味でも悪い意味でも刺激がいっぱい」:林竹(リンチュー)(1984-)(漫画エッセイスト、東京学芸大大学院留学)
①「小学生のころから日本が大好きです。理由は何といっても漫画。漫画で私の人生は変わりました。」

②漫画エッセーを書く仕事で、この仕事はiPadとWiFi(無線ラン)があればどこでも、仕事発注を受けることが出来る。今年は雲南、イタリア、東京、京都と移動。
②-2 「こういう生き方ができることが、中国の変化を表している気がします。」
②-3 「ありがたいことに親の世代と比べたら、何をやるのもずっと自由になりました。才能で食べていくことができます。」

③中国の政治について:「中国の一般の人は政治には関わりません。共産党員になる人だって、たとえば公務員になったから党員になったほうが仕事にメリットがある、という感じのようです。」
③-2「ただ、政治的に何が問題になるのか、基準が分からないのは気になります。」
③-4 「厳しいネット規制もなんとかしてほしい。表現を仕事にしているのでグーグルもインスタグラムも自由に使いたい。」

④中国のスマホ社会は、世界一だと思う。財布を持たずにご飯、タクシー、クリーニングまで何でもそろう。
④-2 個人情報漏洩が心配だと思うかもしれない。「もしかして」という問題を考え、立ち止まるのが日本。
④-3 中国は、とりあえず始めてみて、問題が起ったら対策を考える。

⑤「中国はいい意味でも悪い意味でも刺激がいっぱい。」これ以上おもしろい国はない。
⑤-2 中国は何もないところから、新しいものを作り始めている国。みんな走って走って、躍動している。
⑤-3 「もっといいマンションに住みたい」「旅行していいホテルに泊まりたい。」中国では、そうした思いが社会の活力になっている。
⑤-4 「中国の欲望に満ちた感じが、たまらなく好きです。」

⑥「現実を変えるのは政治家や革命家じゃない。旅行やグルメなど、それほど経済的に恵まれていない人でも確実に手にいれられる小さな幸せを届けたいと思って、発信を続けています。」

《感想》
日本の漫画・アニメは偉大だ。世界的な普遍性を持つ。学校教育で、漫画が、悪習・愚劣と教師たちに評価されるのが、残念だ。
中国は、確かに変化している。林竹(リンチュー)氏の「こういう生き方ができることが、中国の変化を表している気がします。」との述懐は、真情がこもる。
中国で、政治は鬼門だ。「中国の一般の人は政治には関わりません。」というのは事実だろう。
「中国の欲望に満ちた感じが、たまらなく好きです。」と人生に極めて肯定的だ。なお評者は、人生に悲観的なので、林竹(リンチュー)氏が、うらやましい。
かくて、このように、日本人と中国人は、友好的にコミュニケーション可能なのだから、日本の「嫌中感情」や中国の「反日感情」が、それぞれ減少することを期待する。


《参考文献》「オピニオン&フォーラム:中国の夢と足元」(『朝日新聞』2017/11/8朝刊)
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エミリー・ディキンソン(Emily Dickinson)(1830-1886) 「アラバスターの部屋で安らかに」(1861年頃):死を恐れない、あるいは死の永遠性にあこがれる

2017-11-30 00:32:33 | 日記
 Safe in their Alabaster Chambers—

Safe in their Alabaster Chambers—
Untouched by Morning
And untouched by Noon—
Lie the meek members of the Resurrection—
Rafter of Satin—and Roof of Stone!

Grand go the Years—in the Crescent—above them—
Worlds scoop their Arcs—
And Firmaments—row—
Diadems—drop—and Doges—surrender—
Soundless as dots—on a Disc of Snow—

 アラバスターの部屋で安らかに—

アラバスターの部屋で安らかに—
朝に邪魔されず
そして昼にも邪魔されず—
復活を待つ柔和な人々が横たわる—
つややかなサテンの垂木(タルキ)—石の屋根!

歳月が荘重に進み—三日月を描き—彼らの上で—
諸世界が旋回し弧をえぐる—
そして諸天空が—漕ぎ進む—
諸王冠が—落ち—また総督たちが—降伏する—
諸点のように音なく—雪の平面上に—

《感想》
アラバスター(雪花石膏)の部屋とは、墓室である。
ディキンソンは、死を虚無でなく、永遠ととらえる。
しかも死は希望である。復活の希望!
死の永遠の前を、歳月が進む。
すなわち多数の諸世界の変転、あるいは多数の諸天空の展開。
この世のはかなさ!
『平家物語』は「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」と言う。
それは、生=この世を語り、死の虚無を恐れる。
しかし、ディキンソンは、死を恐れない、あるいは死の永遠性にあこがれる。
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米国における「エリート対庶民」の分断&「米国人を一つにまとめる絆」が必要だ(J. クライン)

2017-11-29 22:19:29 | 日記
J. クライン氏は大統領選挙でトランプ氏支援の言論活動を展開。「知的応援団長」と注目された。

(1)冷戦後の米国政治の失敗を臆さず批判:トランプ氏
トランプ氏は、二大政党の主流派が直視してこなかった冷戦後の米国政治の失敗を、臆さず批判した。
放漫な通商と移民政策、すなわち野放図な資本と雇用の自由移動、また介入主義的外交政策の果てに、いま米国は、低成長、生産性の低迷、格差、社会分断に苦しむ。
(1)-2 潤うのは、資本を持っている人や、ほんの一部のエリート層だけ
確かに株価は高騰し、失業率も低い。
しかし伝統的製造業(労働者)の雇用は、人件費の安いサービス業に置き換わり、賃金は伸びていない。
企業は、技術革新や新たな雇用を生むような価値ある投資でなく、コスト削減や株価対策に血道を上げている。
経済が成長しても、潤うのは、資本を持っている人や、ほんの一部のエリート層だけ。
置き去りにされているのは。労働者層だけでない。
弁護士、銀行員、学者、ジャーナリストといった職業でも、親の時代と比べ、かなり落ち目だ。
(1)-3 米国の国力低下
外交についても、米国には、アフガニスタンやイラクで単独で国造りまで担う力は、もはやない。
《感想》
「経済が成長しても、潤うのは、資本を持っている人や、ほんの一部のエリート層だけ」という状況は日本も同じ。日本は、企業が内部留保を積み上げるばかりで、それらを賃金として労働者に分配しない。
しかも非正規雇用の割合を拡大し、国民相互の分断・嫉み・悪意が深まる。ナショナリズムにマイナスだ。
「政府に反対しない」ことが、ナショナリズムだと、政府は騙そうとする。

(2)臆面もなく国益を追求した中国
中国は、なぜ著しく成長しているのか?それは、臆面もなく国益を追求したからだ。
いかなる国も、自国の産業を効率的に育む権利がある。
中国、日本、仏独は、国民国家として自然体で国益を追求してきた。
(2)-2 市場至上主義や実力主義で、「共同体の価値を重んじる風土」が失われた
米国ではレーガン政権時代(1981-89)以来、市場至上主義や実力主義が浸透し、「富裕が善」「貧困は自己責任」と考える風潮が蔓延した。
他の市民を思いやるという「共同体の価値を重んじる風土」が失われた。
(2)-3 強く健全な国民国家の必要
強く健全な国民国家があればこそ、経済や市場に政治的な制御を及ばすことが出来る。
左派も、「国際主義」を志向する立場に足をとられた。
《感想》
他の市民を思いやるという「共同体の価値を重んじる風土」は、ナショナリズムの根本だ。
他方で、実力主義・能力主義は、社会の活力の源泉だ。これと「共同体の価値」を両立させねばならない。
公平・公正は、国家の理念の一つだ。公平・公正と、実力主義・能力主義を両立させねばならない。
非正規雇用は、〈同じ仕事をするものに、不公平な待遇を強制する〉点で、フェア(公正)でない。

(3)「米国人を一つにまとめる絆」が必要だ
「米国人を一つにまとめる絆」が失われた。
それぞれが、小さなアイデンティティに閉じこもり、互いに対抗。
今は、「米国を一つにまとめるもの」を見出さねばならない。
(3)-2 オバマ前大統領のナショナリズム
オバマ前大統領は、ナショナリズムによって輝いた政治家だった。
「黒いアメリカも白いアメリカもない。あるのはアメリカ合衆国だけだ。」
今、必要なのはこのアプローチだ。
(3)-3 「エリート対庶民」の分断
しかし、オバマ氏は「民主党対共和党」という党派的分断しか見なかった。
「エリート対庶民」の分断を見なかった。
《感想》
大統領選挙でトランプ氏支援の言論活動を展開し、「知的応援団長」と注目されたJ. クライン氏。
この人が、オバマ前大統領を、「ナショナリズムによって輝いた政治家」と評価する点に、驚いた。

(4)トランプ大統領は派手な言動で社会を分断するばかりだ:J. クライン氏
「トランプ大統領には愛想が尽きた」とJ. クライン氏が述べる。(2017年8月に決別した。)
バージニア州で白人至上主義と反対派が衝突して死者が出た事件で、トランプ大統領は白人至上主義への非難をためらい、社会の分断を広げた。
〈停滞した二大政党の政治にくさびを打ち込む〉には、左派の一部も巻き込んだ幅広い国民の結集が必要。
しかしトランプ氏は、派手な言動で社会を分断するばかりだ。
《感想》
「エリート対庶民」の分断に注目する限りで、J. クライン氏の立場は、正しい。

《参考文献》米政治誌『アメリカン・アフェアーズ』編集長Julius Krein(ジュリアス・クライン)(1986-)「トランピズムの潮流:市民の結束・国家の価値を問う」(『朝日新聞』2017/11/7朝刊)
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米国外交の伝統の4分類:対外的関与積極派①理想主義的ウィルソン流と②経済的観点のハミルトン流;国内重視派③軍事行動をためらわないジャクソン流(Ex. トランプ大統領)と④自制的なジェファーソン流

2017-11-29 15:57:07 | 日記
(1)戦後の米国外交は対外的関与に積極的だった:①理想主義的ウィルソン流と②経済的観点のハミルトン流
米国には、対外的関与に積極的な伝統が2つある。
①人権、民主主義、法の支配といった理想主義的理念を掲げ対外的に積極的に関わるウィルソン流。
②経済的な観点から世界秩序に関与することが米国の利益になると考えるハミルトン流。
戦後の米国外交は対外的関与に積極的で、理想主義的ウィルソン流と経済的観点のハミルトン流の2つの大きな外交思想に規定されていた。

(1)-2 (a)国連重視と、(b)米国の単独行動主義(ネオコン)
対外的関与に積極的な戦後の米国外交において、(a)国連などの国際機構を重視する姿勢と、(b)米国の単独行動主義で世界に民主主義を広めようとする姿勢(ネオコン)がある。

(2)国内重視の伝統:③国内重視かつ軍事行動をためらわないジャクソン流と④国内重視かつ軍事行動に自制的なジェファーソン流
米国には、国内重視の伝統が2つある。
③国内を重視するナショナリストで、米国を守るために対外的軍事行動をためらわないジャクソン流の伝統。
④国内重視だが、軍事行動を含め対外的関与に自制的なジェファーソン流の伝統。
トランプ氏は、国内重視かつ軍事行動をためらわないジャクソン流の政治思想を、戦後、体現した初めての大統領だ。

(3)ジャクソン流の米国人(Ex. トランプ大統領)の北朝鮮問題の考え方
日本だけでなく、韓国、台湾が独自の核兵器を持つことを容認する。
それによって、米国の経済的負担が減る。
アジア太平洋地域で米国の軍事的関与を減らし、他国の予算で中国を牽制できる。

(3)-2  ただし、これが実際の米国の態度にならない
ジャクソン流米国人(Ex. トランプ大統領)の最大の難点は、エリートや政策的決定を行うグループの人材不足。
現在、大統領を除き、ホワイトハウスや、実際の政策決定に携わる各省庁の幹部たちは、トルーマンからオバマまでどの政権でも働ける人々だ。
彼らは、「米軍の存在を含め、アジア太平洋地域での現状維持が、極端な不安定化を防ぎ、米国の国益にかなう」との考え方だ。

(4)経済的軍事的な中国の台頭&米国衰退論
「米国第一」、「再び米国を偉大に」との選挙戦の主張は、広く受け入れられた。
経済的軍事的な中国の台頭と米国衰退論が語られる。
しかし米国衰退論は、真新しいものでない。
戦後、ソ連、日本などに対し、米国は常に変化をとげ、対応してきた。
米国は、今後、米国外交の4つの伝統を上手に使いこなす必要がある。

《感想》
トランプ大統領は、結局は「米軍の存在を含め、アジア太平洋地域での現状維持が、極端な不安定化を防ぎ、米国の国益にかなう」との考え方を取るだろう。
これは、「②経済的な観点から、世界秩序に関与することが米国の利益になると考えるハミルトン流の立場」だ。
日本、韓国、台湾の核武装は、中国・ロシアが認めない。
現在の核不拡散条約(核保有国を米ロ英仏中に限る)の体制が、原則であり続けるだろう。

《参考文献》米バード大学教授Walter Russell Mead(ウォルター・ラッセル・ミード)(1952-)「トランピズムの潮流:米国第1外交、実際は柔軟に」(『朝日新聞』2017/11/7朝刊)
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