DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

Emily Dickinson (1830-1886) 「蜘蛛は銀の玉をかかえる」:人間世界から解釈すれば、不可解な謎!

2017-01-31 22:57:51 | 日記
 蜘蛛は銀の玉をかかえる

蜘蛛は銀の玉をかかえる
目に見えぬ手に──
そしてひとり軽やかに踊りながら
真珠の織り糸を──くり出す──

彼は無から無へと往復する──
稼ぎにならぬ商売に従事して──
わたしたちの壁掛けを自分のものに取りかえる──
あっという間に──

一時間で至高のものに至る
彼の光の大陸──
と思うと主婦の箒からぶら下がる──
自分の国境は──忘れている──

 ‘The Spider holds a Silver Ball’

The spider holds a Silver Ball
In unperceived Hands —
And dancing softly to Himself
His Yarn of Pearl — unwinds —

He plies from Nought to Nought —
In unsubstantial Trade —
Supplants our Tapestries with His —
In half the period —

An Hour to rear supreme
His Continents of Light —
Then dangle from the Housewife's Broom —
His Boundaries — forgot —

《感想1》
 詩人は、蜘蛛に感情移入しない。擬人化しない。自然の中の生命を、そのまま描く。その不思議さに驚く。神秘を感じ取る。
 彼女には、蜘蛛が銀の玉を持つように見える。事実としては、蜘蛛は銀の玉を持たない。
 だが次々と繰り出される銀の織り糸 の不思議。蜘蛛は、目に見えない銀の玉を持つ。
《感想2》
 至高の光の大陸が、全くの無から生み出される神秘。
 蜘蛛の尻の穴から糸は出る。化学的変化。だが、糸が存在しなかった限りでは、光り輝く糸は、まさしく無から生まれた。
 そして光り輝く糸の光の王国は、壊されるだろう。無に帰る。「彼は無から無へと往復する」。
 同時に、これは蜘蛛の動きの見え方の比喩でもある。見えない糸(無)の端から端へ、蜘蛛が移動する。
《感想2ー2》
 蜘蛛の活動は、利益を求める商売でない。美を求める芸術の活動でもない。だが蜘蛛は、ひたすらに巣を編むついに至高の光の大陸が、誕生する。
《感想2ー3》
 蜘蛛が巣を作るのは、餌となる虫を捕まえるため。この活動は、本能と呼ばれる。蜘蛛は何も考えず、ひたすら活動する。
 自然のうちに神の目的があるのか、それはわからない。詩人は、素直に、全くの無から誕生する光の大陸に、驚く。
《感想3》
 蜘蛛は1時間、勤勉に動き回り、至高の光の大陸を完成させる。
 ところが、それはすぐに、主婦に発見され取り払われ壊される。当の蜘蛛が、箒にぶら下がる。
 だが蜘蛛は悲しみも、落胆もしない。詩人は、蜘蛛を擬人化しない。
 そもそも蜘蛛は、彼の光の大陸を自分が作り出したことさえ、記憶しない。
 壊されれば、蜘蛛は、再び同じ活動を、精力的に淡々と繰り返す。
《感想3ー3》
 至高の美的形象を、無から作り出すのに、その偉大さに気づかない創作者。
 しかもその者は、その至高の美的形象が、直後に破壊され無に帰しても、それをすでに忘れてしまっている。そして、そのことに全く影響されず、嘆きもせず、落胆もせず、自分の利益のためでもなく、同じ至高の美的形象を、平穏に英雄的に再建する。
 自然世界の謎!人間世界から解釈すれば、不可解な謎!
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いいことだ 

2017-01-30 08:05:22 | 日記
少し元気になった。冷静になれそう。すぐ腹を立てなくてすみそう。
いいことだ。
死んでもいい。嫌だが、しかたない。
満たされており、平穏だ。

 IT'S GOOD
You have become encouraged. You seem to become moderate. You seem not to get angry immediately.
It’s good.
You accept your death. You dislike it, but you don’t refuse it.
You are satisfied and calm.
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金子みすゞ(1903-1930)「草原」:詩人は「うつくしいお花」になりたい 

2017-01-30 08:00:40 | 日記
 草原

露の草原
はだしでゆけば、
足があおあお染まるよな。
草のにおいもうつるよな。

草になるまで
あるいてゆけば、
私のかおはうつくしい、
お花になって、咲くだろう。

《感想1》
 前半は、現実の話。露の草原を裸足で行けば、草の緑の液で、足が少し緑色になる。また草の匂いがうつる。
 今は普段、靴を履くので、裸足で草原を歩いたら、足にケガをする。しかし、詩人の時代には子供は、おそらく裸足で遊んでいたから大丈夫だったろう。
《感想2》
 後半は想像世界。草原を歩くうち、草の緑色が足から、やがて私の全身にうつり、匂いもうつり、私は草になる。
 美しい花が咲く草に、自分がなったら、自分にも花が咲いて、自分の顔は、おそらく美しい花に相当する。
《感想3》
 しかし、自分が、地味で目立たない花しか咲かない草になったら、自分の顔も、地味で目立たない。
 オオバコの花は、地味で目立たない。
 メヒシバは、イネ科の雑草で、花はゴミのよう。ただし、よく見れば、かわいくもある。
《感想4》
 詩人は地味で目立たない花になりたいと思わない。「うつくしいお花」に詩人はなりたいのだ。

 A GRASS FIELD

A grass field is full of drops of dew. I walk there with bare feet all the way.
My feet become really green, and come to have the scent of grass.
If I continue to walk until I become a grass, my face becomes a beautifull flower in full bloom.
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一人がいい 

2017-01-29 00:46:29 | 日記
人間嫌いだ。
誰もいなくていい。
一人がいい。
他人は、めんどうくさい。
だが他人と一緒にいるしかない。
人に期待しない。

 LONLINESS IS THE BEST

I dislike other people.
I don’t like to be with anyone.
Lonliness is the best.
Other people make me irritated.
However, I am obliged to live with them.
I never expect something about them.
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私の「気分、感情、情緒、欲望」の起源:16歳以降の私は、原型として成立した私と連続してつながり、現在にまで至る 

2017-01-28 19:40:26 | 日記
(1)小学校以前
◎お菓子を食べると《おいしい、嬉しい》。
◎色を《きれい》に塗ると《楽しい》。
◎ラジオの連続ドラマを聞くと、《わくわくして楽しい》。
◎布団が《暖かくて気持ちいい》。
◎妹と《おしゃべりして楽しい》。
◎犬が《死んで悲しい》。
◎犬を叩いたら犬が悲しい顔をして、《可哀そうなことをした》と《後悔した》。
◎自分が《かまってもらえなくて、さびしかった》。
◎一人で人形と《遊ぶのは楽しい》。
◎絵を《描くと楽しい》。
◎クリスマスのプレゼントを《期待した》。朝、枕元に、バナナとお菓子の袋が《あって、嬉しかった》。
◎おかねを《盗む》とき、《気が咎めて、こそこそする》。
◎お線香の《お灸をすえられて、熱くて泣いた》。
◎階段から落ち、頭をぶつけ、《痛くて泣いた》。
◎田舎の真夏の《静けさが、心にしみた》。
◎静かな夏の午後の小川に魚が動いて、水中の泥が舞い上がる、《不思議な感じ》。
◎《よそ行きの服》を着て、でかける《晴れがましさ》。
◎祖父の《死に顔》を見た時、《死ぬことの怖さ》を知る。《死がどういうことかの実感》。
◎正月の《かるた遊びが楽しかった》。
◎ねずみ捕りの中のネズミを、近所の年長の子供が、チュウチュウなくのを面白がって《串刺し》にするのを見て、《可哀そうに思った》。
◎子供銀行で5円貯金した時の、少しだけの《晴れがましさ》。
◎銭湯に行った帰り、雷が近くに落ちて、《怖かった》。
◎田舎に行ったとき、母が、自分を置いて帰ってしまい、《さびしくて泣いた》。翌々日くらいに、母親が迎えに来たので、《意外と驚いた》。「すぐに再び、母に来てもらう程、さみしくはなかった」と、思っていたから。
◎小学校入学前の運動会で、みんなが走ったとき、自分が、《ほとんどびりで残念だった》。
◎風邪をこじらせ、微熱が取れず、半年、寝ていた。《つまらなかった》。
◎毎日、朝、体温を測ったが、36度だと、母親が安心するので、体温計を脇の下から抜いて、36度まで下がってから、渡したりした。《母親を安心させたかった》。
◎母親が、子供の私を結核だと思い、私をおんぶして、検査に連れて行った。母親は、そういう存在の人だった。
「おかあちゃん」と私は、呼んでいた。《信頼していた》。
◎いとこの家は、いろいろなおもちゃや、立派なものがあって、《うちよりお金があると思った》。少し《うらやましかった》。うちは、こういううちだから、何もないのも《仕方ないと思った》。
◎4歳の誕生日に、父親の肩たたきをした。毎朝、肩たたきをしていた。父親は、《いるのが当然》の人だった。怖いことはなかった。
◎父親を、「おとうちゃん」と呼んでいた。《信頼していた》。

(2)小学校1年、夏休みまで
◎小学校に入って、入学式後、初めて登校した日、上級生の女の子が、教室まで連れて行ってくれた。《やさしかった》。
◎入学するとき、自分のランドセルが、人のより《みすぼらしく見えて、残念だった》。
◎ハシカにかかって、七夕の日に学校に行けず、七夕飾りを持って帰ってくる子を見て、《うらやましかった》。
◎小学校で『ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ』の歌を歌って、初めての歌で《驚いた》が、《楽しかった》。
◎絵の上手な子がいて、あんなふうに描けたらいいのに、と《うらやましかった》。
◎学校の教室で、自分が近寄ると、「オバケ、オバケ」と言われ、逃げていかれて、少し《つらかった》。

(3)小学校1年の途中で、民間の貸し間に引っ越した
◎貸家に住んでいた時、大家の子供から《馬鹿にされ、嫌な思いをした》。
◎種を撒いたら矢車草の《芽が出て、花が咲いた。不思議だった。》
◎枝に咲く桜の花を、近くでまじまじと見た時、その《花の綺麗さに、驚いた》。
◎朝出勤する父親が、歩いて会社に行く。その父親の姿が、遠く見える所があって、《父親に手を振ると、父も手を振ってこたえてくれた。嬉しかった。》出勤する日、毎朝。
◎給食時間前、給食の《匂いが、美味しそうだった。期待感。》
◎夏、広い草原(クサハラ)で、飛んで逃げるバッタを、追いかけた。《捕まらないと悔しい》。
◎草原(クサハラ)を駆け回るのは、気持ちいい。《爽快》。
◎遠足が、雨で中止となり、《がっかりして、泣いた》。
◎秋、東京のゼロメートル地帯で、よく大水が出た。私は、大水の中、水をばちゃばちゃさせながら、《大水の探検に出た。わくわくした。》
◎大水の時、《金魚》が、たくさん養魚池から流れてきて、《嬉しかった》。
◎父親がよく、釣りに一緒に連れて行ってくれた。池がたくさんあって、よく遊んだ。《楽しみだった》。
◎カエルの卵が池の底にたくさんあって、《気持ち悪かった》。
◎卵からかえったばかりのおたまじゃくしが、池の淵に何百匹と一面に居て、《驚いた》。
◎卵を産んだ後、死んだ大きな蛙が、池にたくさん浮かんでいて、《ぞっとした》。
◎母親の買い物についていくのが、《楽しかった》。
◎マーケットの屋台の川魚屋に行き、樽の中のドジョウを見ていると、《楽しかった》。
◎母親の下敷きに載っていた「ローマ字一覧表」を見て、校庭の地面に放課後、見様見真似で《ローマ字を、地面に書いた。鼻が高かった。》
◎かわいい女の子ばかりを肩車したりして、べたべたする担任が、《嫌いだった》。
◎校長先生が、「立派な体育館ができました」と喜んで話をしたが、立派とは思えなかった。少し安っぽかった。校長先生に《軽い不信感を持った》。
◎好きな女の子がいたが、意地悪したりして、《嫌われて、残念だった。》
◎友だちを「鶴巻のり巻き左巻き」とか言って、《からかった》。
◎好奇心で、コンセントに指を入れたら、《感電してビックリして》、《怖かった》。
◎大人から注意されたとき、私は、何かの話の影響を受けていて、その人を思い切り睨み返したら、その大人の人に《笑われて、私は、ばつが悪かった》。
◎同級生の父親が、教育熱心で、私をその家に呼んで、その同級生と私に、計算問題を出して、競争させた。《私は、嫌だった。》
◎毎日、原っぱで、夕方になるまで、野球をして《遊んだ。楽しかった。》そういう毎日が、私にとって《当たり前と思われた》。

(4)小学校3年の時、再び、前より家賃の安い民間の貸し間に、引っ越した
◎橋のたもとから、道が下り坂になっていて、そこを三輪車で滑り降りて、《すごいスピードで、楽しかった》。
◎友だちの家は、お金持ちで、《高いおもちゃがたくさんあって、驚いた》。テレビもあった。
◎白かりんとうを出してくれる、友だちの家があって、時々みんなで訪ね、《白かりんとうを食べ、嬉しかった》。
◎先生が、私の答が間違っているのに、正解だと思ってご褒美をくれて、あとからそれが誤答と自分にわかったが、先生に申し出ることが出来ず、《ばつの悪い思いをした》。
◎私は勉強ができたので、《私に遠慮する子がいて、私は居心地が悪かった》。そのことを、一番仲の良い別の子に言ったら、《その子を困らせてしまい》、私も「言わなければよかった」と《後悔した》。
◎綺麗でお金持ちの家の女の子がいたが、私は勉強ができたので、その女の子は、いい点を取ろうと、私に近づき、色々勉強の質問をした。そして、その子は、「オール5」になったとき、とても喜んでいた。《私は「利用されたのだ」と思った》。
◎朝、音楽の授業がある日、重い木琴を手にもって、学校まで歩いて通うのが、《辛かった》。
◎わたしは、『科学大観』という本を、10冊くらい買ってもらい、それをしょっちゅう見ていた。自然や、世界が《不思議だった》。多くのことを《知るのが楽しかった》。
◎《百科事典》も買ってもらった。《読むのが楽しく》、隅から隅までと言えるくらい読んだ。
◎母親は、家計が大変で、内職をしていた。給食がない休みの日の昼食は、ひどいもので、耳パンを買ってきて食べて、それで終わりだった。《つらかった》。《つまらなかった》。
◎父親は、夕食の時、特別にいいオカズだったが、《大黒柱で働く父親が、立派なものを食べるのは当然》と思っ
ていた。

(5)小学校5年になって進学教室に通うようになった
◎担任の先生が、「進学教室に行かせたほうがいい」と、私の母親に勧めた。家は貧乏で、私立中学に行くお金はなかったが、母は無理して私を、進学教室に入れた。《私は素直に従った》。
◎進学教室のテストで、私は、良い成績をとった。担任が、喜んだ。《私は、特にうれしくはなかった》。
◎私は、お金がないので、自学自習で日曜テストだけ受ける会員だった。自学自習なので、《数学に苦労した。苦痛だった。》
◎隣の席の子が、数学が得意で、時々、私はカンニングした。《自分の力がなく、悔しかった》。またカンニングして、《後ろめたかった》。担任は、私の点がいいと喜んだので、担任の《圧力を感じて》、そうしたようなものだ。
◎私は、眼が悪くなった。眼鏡をつくってもらい、かけたら、《とてもよく見えるので、驚いた》。
◎都会で蛙はいないと思っていたら、近所の家の庭に、《蛙がいると言われ、驚いた》。見に行ったが、《見つからず、残念だった》。
◎初冬、勉強に疲れて一休みし、《陽なったぼっこをしたとき、気持ちがよかった》。
◎当時、私には机がなく、ミカン箱で勉強した。その時、本を並べたら、何冊か本が並んで、書斎のように思え、《自分が「大人のようになった」と嬉しかった》。

(6)都営住宅が当たり、小学校5年の夏休みに引っ越した
◎ほとんど毎日、小川や池で、四手網で魚を取って歩いた。《楽しかった》。
◎担任に、進学教室の日曜テストの結果を報告する必要がなくなり、小学校5年1年間で、進学教室を辞めた。少し、《「怠けて、いけないかな」という後ろめたい気持ち》になった。
◎新しい小学校では、《いじめられ、辛かった》。《明るくない学校生活だった》。(転校してきた私が、これまで、そのクラスでいちばん勉強ができた学級委員長より、勉強ができたので、学級の秩序の破壊者で、生意気と思われ、いじめられた。私は、なぜいじめられのか、初め分からなかった。分かったのは、ずっと後になってからだった。私は、ナイーブだった。)
◎貧乏だったので、私は、有料の夏休みの林間学校に参加できず、《残念だった》が、《仕方ないと思った》。

(7)中学生になった
◎《いじめはなくなり》、私の学校生活は、毎日、放課後、暗くなるまで友達と《遊び》、《楽しかった》。
◎やがて私は、アチーブメントテストで、東京都一番になり、「将来東大に入るだろう」と、秀才扱いされた。《自信がついた》。
◎しかし、私は、生徒間で《人気がなく》、生徒会役員選挙では、会長になれず、副会長だった。《残念だった》。
◎私は、《父親を尊敬した》。父親の意見を、そのまま私の意見にした。《父親の意見を模倣した》。
◎母親は、修身が昔、いつも「甲」だったと自慢していた。《「三尺下がって師の影踏まず」と教育され、そのように思い込んだ》。
◎また母親は、「謙譲の美徳」を強調した。《私は従順に母の意見に従った。》《私は、たいして力もないのに、「謙譲の美徳」を発揮した》。(後から思えば、《自己アピールし、自己主張して道を切り開く努力が、不十分》となった。)
◎中学では、学力で、私を超える者はなく、《自分に、自信があった》。(今から思えば私は、《天狗だった》。《「井の中の蛙、大海を知らず」だった》。)

(8)中学生頃、以降
◎中学の頃、私は、自我が明確になった。「他者(他我)が私と異なる」つまり「私が他者と異なる」と明確に自覚された。《「他者と私が、はっきり区別される」》ようになった。《私と他者が、各々異なる「気分、感情、情緒、欲望」を持つ》と理解されるに至った。
◎《私は、「私の決定については、私が責任を取るのだ」と、思うようになった。》
◎中学校の教員たちが、私に、大学付属高校受験を勧め、特別に勉強を見るようになった。私は、教員を信じて、《素直に従い》、受験したが不合格だった。私は《自信を喪失した》。


 これ以降は、私の「気分、感情、情緒、欲望」の起源について、特に語らない。起源の時期は終わった。私の「気分、感情、情緒、欲望」の原型は形成された。自我が成立した。自覚的な精神生活が始まった。
 高校1年、16歳以降の私は、原型として成立した私と連続してつながり、現在67歳の私にまで至る。
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