お代表気まぐれ日記!

悪代表の袖の下日記→野球問屋、お主も悪よのう。いえいえ、お代表様ほどでは・・悪代表が剣の武士(選手)に成敗される日記です

中1日たって

2009-03-10 22:35:00 | 少年野球
「引いてください」
「いやいや、引いてくださいよ」

心のどこかで逃げていたんだ。
俺がくじを引いて、もしリーグ戦上位チームに当たったら・・・

別にくじを引いた人のせいにするつもりはなかったが
心の片隅で自分でくじを引かないことで逃げ道を作っていたんだ。

今振り返るとこんな私の勇気の無さが初戦敗退に導いた原因になったのではないか。
だからこそ卒団する六年生には困難から逃げ出さず立ち向かっていって欲しい。
わき道から進むと必ずと言っていいほど後悔することが多い。

試合前子供たちには『勇気を持って行動しろ』と伝えました。
不安に思ったら勇気を持って前に出ろ、勇気を持って振れ、勇気を持って走れと。
子供たちはかなり立派にこなしていました。
君たちは悲観することは全くない。
むしろこれからこの経験を活かし突き進んでいって欲しい。

私は反省するばかりだ。
投手交代から打者へのアドバイス、タイムのかけ方など。
ああすれば、こういってやれば、後悔ばかりでしょうがない。
しかしそのときそのとき一生懸命だったのは自信を持って言える。
そしてプラス思考の考えや言葉鰍ッも絶対下を向くようなことはさせないと
心に決めていた他の大人たちにもそうしてくれと頼んでいた。
前監督のアドバイスもあってのことだが。

アドバイスと言えばタイムをかける時や
投手交代代打など本当に周りの指導者には助けていただいた。
一人では絶対考えきれない。一人だったらと思うとゾッとする。
心より感謝しています。

試合の中で一つ気になることがあった。
以前2回ほど子供たちには注意したことがあったのですが、
声援の中で相手にとってプレッシャーとなる言葉は私は嫌いなのです。
例えばボールが三つだとか落とせエラーしろとか。
少年野球では特にこういう指導はしてはいけないと考えています。
むしろ敵に塩を贈るくらいの気持ちで戦えないかと思っています。
なのに子供たち自ら出てきた言葉に押せ押せムードの中なので止めろとは言えずにいたのです。
他の試合、他の場面なら言えたのでしょうがあの場面では言えなかった。
また今度子供たちには私の考えや思いを伝えようと思います。
今まであれを言わないのが剣の良い所だったのですから。
考え甘いですかね。

うちの電話機には
『監督へ
アドバイスありがとうございます。
ぜったい相手をたおしましょう。
がんばります。』
と一選手から送られた紙が受信FAX受けに置かれたままです。

このときの気持ちを忘れないようにそれを見て心を奮い立たせています。