『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督最新作『渇き』を観てきました。
★★★★★
めっさおもろい。
またパク・チャヌク監督にコテンパンにやられた気分。
メジャー路線なのに彼の映画はまさに韓国映画、リメイクしようと思ってもよその国では作れないところが余計に羨ましい。
なんで邦画にはこういうのがいまだに無いんだろう。
本当に人助けが好きで、病気の方々の為の研究材料にと人体実験にに身を捧げた神父が . . . 本文を読む
テレビゲームの実写映画化なんて、ましてや格闘ゲームの実写映画版なんてろくなものが…。
全く期待せずに『TEKKEN-鉄拳-』を観てきました。
★★★
ん?いいんじゃない?
珍しく失望しなかった格闘ゲームの映画化でした。
鉄拳の世界観は再構築されているものの、キャラクターの外見、顔の雰囲気やコスチュームはゲームに極力忠実に再現。
キャラ設定も現実味を持たせてるものの無理のない変更程度、実践的じゃ . . . 本文を読む
児童書の映画化が続く中、いつの間にか映画化されてた『ダレン・シャン』を観てきました。
★★★
予備知識としては、原作本は未読で、少年サンデーに連載されてた漫画版を半分位までちゃんと読んでた程度です。
タイトルに副題が付いてないので、もしかして1話完結かな?なんて想像して、物凄い長編の原作をどう料理するのか楽しみにしながらのスタート。
冒頭イキナリダレン・シャンは死んでるので、物凄く端折って全部 . . . 本文を読む
今年のアカデミー賞では元夫婦対決に話題が集中してたせいで影が薄くなってたけど、実は作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞×2人の計5つのノミネートされるも、全部逃してた影の秀作『マイレージ、マイライフ』を観てきました。
★★★★★
おおおおおおもしれー。
お一人様人生を謳歌する男の話なんだけど、この男のライフスタイルと価値観を揺さぶる出来事があらゆる方向からじわじわ起きてなにかが変わり始める。 . . . 本文を読む
ファッション界のカリスマで勘違いオカマ、ブルーノ様の毒々珍道中。
サーシャ・バロン・コーエンの成り切りキャラクターによるおバカドキュメンタリー(風)第二弾『ブルーノ』を観てきました。
★★★★
おバカコメディーっつうか、ここまで来るとお下品の極み。
でも今回は『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』以上に、世界を相手にムチャクチャやって笑かしてくれます。
前回はカザフスタ . . . 本文を読む
1月9日の記事で豪華すぎて楽しみって件を書いた『NINE』が公開されたので、早速観てきました。
★★★
『8 1/2』に1/2足した本作よりも、引いた『8人の女たち』に軍配。
豪華! →贅沢 →もったいない
そんな感想で、尻下がりに盛り上がりに欠けたブツ切りミュージカル。
次々にゴージャスな大女優達が現れるオープニングの豪華この上ないこと。
オマケに最後はみんなで戦隊物のように並んでのキメポ . . . 本文を読む
ジム・キャリーとユアン・マクレガーがラブラブな予告編だけでも面白かった『フィリップ、きみを愛してる!』を観てきました。
★★★★★
スゲー、もう、なんだこの男の人生は!
あまりに過激で波乱に満ちて、でも愛する男の為に真っ直ぐに、曲がった人生を突っ走る。
フツー、面白い映画だと「あっという間に時間が…」なんて感じるところを、この映画はそれ程長い映画でも無いのに中身が濃過ぎて、無茶苦茶面白いのに2時 . . . 本文を読む
2010年版『時をかける少女』。
オリジナルの1983年版『時をかける少女』は子供のころから何度かテレビで観た記憶程度ですが、数年前のアニメ版『時かけ』が超絶面白かったので、アニメ版でヒロインの声を担当してた子が主演する今度の『時かけ』にも期待して観てきました。
★★★
かつて未来人と接触して記憶を消された事のある芳山和子。
本作はその娘芳山あかりが2010年からその時代にタイムリープで戻り、未 . . . 本文を読む
『ロックンローラ』で吹っ切れた復活っぷりを披露したガイ・リッチー監督。
渾身の、初めてのメジャー系超大作『シャーロック・ホームズ』を観てきました。
★★★★
多少のやりすぎ感は否めないけど、見事にホームズを固定観念から解き放った。
神がかった推理力と解析眼はそのままに、ガイ・リッチー得意の“振る舞いは粗野だけど実は繊細な野郎”と化したホームズと、従順さを強化して人懐っこい以上にホームズとラブラ . . . 本文を読む
ショーとしては見劣りしたものの、元夫婦監督らによる賞レースとしては見応えのあった先日のアカデミー賞。
結果元奥さんが制し、監督賞と作品賞共に女性監督が初めて受賞したってところに目が行きがちなアカデミー賞になりましたが、今回もうひとつ注目すべき初めての事がありました。
主演女優賞に輝いたサンドラ・ブロック。
映画界最高のアカデミー主演女優賞(しあわせの隠れ場所)と共に、最低のゴールデンラズベリー賞 . . . 本文を読む
『ハート・ロッカー』が主要な部分をかっさらい、『アバター』は技術面、『イングロリアス・バスターズ』は『ハート・ロッカー』の隙を縫って脚本とか編集辺りを一つ位取るかな?
なんて思ってたけど、『イングロ』が食い込めなかったとこが予想外。
昨年の低予算でエコを逆手に取ったショーのウケが良かったからでしょうか、今年もスターをバンバン登場させて値切りやすい人件費に費用を割いてる分、地味なステージを豪華で華 . . . 本文を読む
キャスリン・ビグロー監督が元ダンナ、ジェームズ・キャメロンの『アバター』とアカデミー賞を争ってる事の方が話題になってる『ハート・ロッカー』を観てきました。
★★★★★
イラクで爆弾処理をするチームを超リアルに描いた本作、元旦那のイマジネーションを技術の粋を凝らして具現化した『アバター』と比べると、同じように戦争を描いててもいろんな意味で対照的。
常に死と隣り合わせの極限の状態が毎日繰り返され、 . . . 本文を読む
『魔法にかけられて』の大成功を受けて「いける!」とふんだのかどうかは知りませんが、ひっさびさのプリンセスものミュージカル調ディズニー長編アニメ映画が作られました!
ディズニー・クラッシックス最後の『リトル・マーメイド』~ネオ・クラッシックス『ターザン』辺りの、ヒーロー&ヒロインものはウキウキして大好きだったので、ここ10年無かったのがちょっと悲しかった分、めっさ期待して『プリンセスと魔法のキス』を . . . 本文を読む
ラグビーに続いてアメフトで感動できるか?
『しあわせの隠れ場所』を観てきました。
★★★★
アメフトのスーパールーキーが生まれるまでを描く本作、彼を支えた“家族”の優しさに胸を打たれまくります。
金銭的に余裕があるからとか、慈善事業の一貫とか、そういうものを超越した本来の優しさでどこの馬の骨とも知れない主人公マイケル・オアーを包み込む家族、こんなに良い人達おらんやろー?
でも実話なんですよね。 . . . 本文を読む
街と愛をテーマに幾人もの監督が撮ったショートラブストーリーをオムニバス形式で綴った『パリ、ジュテーム』の成功を受け、今度の舞台はニューヨーク!
待ちに待った『ニューヨーク、アイラブユー』を観てきました。
『東京、アイシテル』もしくは『好っきやねん、大阪』も是非!(無いやろな)
★★★★★
ニューヨークには行ったことが無いし、そもそもアメリカ大陸の土を踏んだことが無い。
映像では知ってても、肌では . . . 本文を読む