ウィル・スミスが主演ってところに拒否感が出ながらも『素晴らしきかな、人生』を観てきました。
★★★★★
昔の『素晴らしき哉、人生!』とは、クリスマスシーズンが舞台なところ以外は関係がない。
幼い娘に先立たれて、自暴自棄になった男と、彼と会社を救おうと奮闘する友人達の心温まる話。
人生捨てたものじゃない。幸せのオマケがある。
全ての自暴自棄になっている人へのメッセージのような映画だと思う。
ネ . . . 本文を読む
待望の『ラ・ラ・ランド』を観てきました。
★★★★★
この映画をミュージカル映画と一括りでジャンル付けするのは間違い。
映像の作りや衣装、セットを60年代70年代に寄せて、往年のハリウッド映画を彷彿とさせながら、でも実は“今”が舞台で、プリウスに乗ってiPhoneを使う主人公。
ハリウッドだけでなく全てのミュージカル映画へのリスペクトで溢れているのに加え、歌とダンスだけでなく、純粋にジャズを代 . . . 本文を読む
スティーヴン・キング自身が脚本に関わった『セル』を観てきました。
★
ずっと想像を絶しない。
心理的にゾワッと来ることもなく、ただグロいだけ。
オチも思っていた通りで、余韻は残るものの、面白く無いので、ただの説明不足感にとどまる。
ケータイ電話を通して暴力的に豹変した人々が暴れる設定は、本作では追われる側に回っているサミュエル・L・ジャクソンが、悪役で仕掛ける側として出ていた『キングスマン』と . . . 本文を読む
『マリアンヌ』
★★★★
ブラッド・ピット+スパイ物と言うと、共演したアンジーとの不倫でジェニファー・アニストンと離婚した某映画を思い出さずにはいられません。
そのアンジーとは長年事実婚のまま、結婚には至らなかったのに、数年前にようやく結婚したかと思ったら、今は離婚調停中。そしてこの映画の存在。
共演のマリオン・コティヤールとはダブル不倫の噂で、なんとも…。
それはそうと、超美男美女スパイカッ . . . 本文を読む
矢口史靖監督最新作『サバイバルファミリー』を観てきました。
★★★★
これまで特定のカルチャーや職業に焦点を当てた映画ばかりを撮ってきた矢口監督なので、今回はちょっと毛色が違う。
この冒険を期待をせずに観に行ったのですが、これが新境地を切り開いた感覚でなかなか面白かった。
電気が失くなったらどうなるか。
原因は、勘の良い人なら太陽フレアによる磁気嵐かなんかだろうなとピンと来ると思うのですが、映 . . . 本文を読む
ティム・バートン監督最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を観てきました。
★★★★
監督の独特な世界観と作風は、『ダーク・シャドウ』、『フランケンウィニー』の連作で本当に終結してしまったようで、本作にはフリークスがたくさん登場するものの、言われなければティム・バートン監督作とはわからない。
常連の脇役俳優たちが一人も出ていないところも気になる。
本人は0.5秒程登場しているので、見つけて . . . 本文を読む
『七人の侍』と言うよりは、『荒野の七人』のリメイク。
『マグニフィセント・セブン』を観てきました。
★★★
現代のハリウッド映画のルールから、人種の入り混じった不思議な「荒野の用心棒」となった。
昨年のアカデミー賞が白人至上主義とバッシングされた事もあり、今後もさらにこう言う時代考証を無視した歴史劇が、増えるんだろうなぁ…。
ネタバレ
さらに、曖昧な演出を嫌う今のハリウッド映画のらしく、放って . . . 本文を読む
マーベル・シネマティック・ユニバースに新たなヒーローが参戦!『ドクター・ストレンジ』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
物語自体には前のめりになる程の魅力を感じませんでしたが、想像を絶する映像体験に関心しきり。
次世代のアベンジャーズの中心人物と噂されているドクター・ストレンジですが、我の強いヒーローばかりのアベンジャーズの中で、特にメカニックオタクで人の話を聞かないスタークとは反りが . . . 本文を読む
正義なのか悪なのか、『スノーデン』を観てきました。
★★★★
陰謀論が得意なオリバー・ストーン監督視点で、ヒーローとして扱われているところに違和感。
インターネット上の情報が覗かれてるなんて事は政府云々関係なく当たり前と思っていたので、このニュースが出た時から政府を裏切ったスノーデン側が悪いと感じてる。
特に、出さなくても良い機密まで一緒くたで暴露し、本人は責任を取らずにかつて敵国だったロシア . . . 本文を読む