しあわせの隠れ場所

ラグビーに続いてアメフトで感動できるか？
『しあわせの隠れ場所』を観てきました。
★★★★

アメフトのスーパールーキーが生まれるまでを描く本作、彼を支えた“家族”の優しさに胸を打たれまくります。

金銭的に余裕があるからとか、慈善事業の一貫とか、そういうものを超越した本来の優しさでどこの馬の骨とも知れない主人公マイケル・オアーを包み込む家族、こんなに良い人達おらんやろー？
でも実話なんですよね。

どこまで美化して描いてるのか疑ってしまうくらいに家族だけじゃなく世間も優し過ぎる感があるけど、逆に変にいぶかしがって観るよりも、素直に受け止めて観た方が楽しめると思います。
いや、きっと美化はしまくってるんだと思うけどｗ

きっついキャリアウーマン風に見えるブロンドのサンドラ・ブロックが面白い。
一見『あなたは私の婿になる』よりもキツイようで、中身は優しさで溢れ、二人の子供たちの情操教育にも大成功している母親。
どう考えても美化して描かれている非現実的な役をサラッと自然に演じて感動させてくれるのは、芝居の実力を兼ね備えたコメディエンヌだからかな。

キャシー・ベイツはやっぱ凄いわ。
彼女が出てくる場面では、全部持って行ってしまってます。