2月の二本目。
今週末にも一本予定してるし、はやいとここっちを書いてしまわねば。
今回は三回目の蜷川シェイクスピアで、前回の『オセロー』と並ぶ四大悲劇のひとつ、彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾『リア王』です。
パンフレットを読んでみると、蜷川幸雄の彩の国シェイクスピア・シリーズと銘打って『リア王』をやるのは二度目なのだそうで、前回は1999年。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーとさい . . . 本文を読む
荒川良々初主演作は、大人計画の身内、藤田容介監督作『全然大丈夫』。
全然大丈夫なのか観てきました。
★★★
なんという癒し系脱力ムービー。
まるで荒川良々自身が映画になったよう。
支えている俳優陣の濃いこと濃いこと。
荒川良々だけでもお腹いっぱいなのに、美人なのに壊れ役ばかりな木村佳乃、曲者役者岡田義徳、お笑い系では一番色に染まらない演技が面白い田中直樹。
他、根岸季衣、蟹江敬三、江口のりこ、 . . . 本文を読む
ケイト・ブランシェットの反応の早さが人間の反射神経を超えてるんだけど、これって自分が受賞した時用に用意していた驚きのオーバーアクションだったのでは?w
今年も日本では未公開の映画が多くて、予想っつうてもよくわからなかったんだけど、コーエン兄弟がとりあえず持って行くだろうし、かぶってるのは票が割れるだろうと思っていた分はその通りになってしまった。
ケイト・ブランシェットは、ほんまにお気の毒。 . . . 本文を読む
ニュー・ライン・シネマが、大ヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに続いて、児童文学の人気作(つーても俺は知りませんが)『ライラの冒険』シリーズを、また三部作構成映画化。
やたらと力の入った劇場予告編をずいぶん前から観てたので、ちょっと期待もしながら第一章『ライラの冒険 黄金の羅針盤』を観てきました。
★★★
始まる前に、第二章と第三章の展開についてイチイチ説明しなければ、次回作に期 . . . 本文を読む
上野樹里の舞台挨拶目当てで『奈緒子』を観てきました。
(生の“のだめ”が目当てw)
★★★★
映画の中身に全く興味が無かったせいか、上野樹里以外に誰が出てるのか、監督の名前ずら知らずに観たせいか、かなり前のめりでハマって観てしまった。
駅伝の映画って、有りそうでなかなか無いですよね。
舞台挨拶で古厩智之監督も言ってましたが、走る場面が凄くイイ。
本当に走ってる(撮影で走らされてるわけだけど) . . . 本文を読む
ケイト・ブランシェットのはまり役は、どうもエリザベス1世らしい。
アカデミー主演女優賞、ゴールングローブ賞主演女優賞にノミネートの『エリザベス』から10年経ち、今回、続編の『エリザベス:ゴールデン・エイジ』で、また両方にノミネートの快挙!
実は主演女優賞だけでなく、別の映画でアカデミー助演女優賞にもノミネートされている最も旬な女優。
アカデミー賞の結果発表を来週に控え、これはチェックしておかなけれ . . . 本文を読む
今更、ほんまに今更ながら『The World of GOLDEN EGGS』にハマってしまいました。
好みが真っ二つに分かれそうなアニメだけど、『リトル・ブリテン』と同じくキャラクター系のブラックコメディーなので、『リトル・ブリテン』を好きな人には楽しめるかな?
ハマった切欠は、しつこいくらいに流れてるNISSAN NOTEのCM。
テレビで見てる分には「なんじゃこのキワモノCMは」程度にしか . . . 本文を読む
2月の一本目は、史上初めて作られたミュージカルと言われている『ベガーズ・オペラ』。
今回観たのは、『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアードの演出により2006年に大ヒットした日本版の再演。
1992年に、ジョン・ケアード演出によりロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで上演したものが元になっていて、日本版も彼が演出していると言うから、筋金入りの良作なんでしょう、きっと。
舞台上も、客席も、劇場が一体 . . . 本文を読む
マリア・カラス没後30年と銘打って、2005年に公開された『マリア・カラス 最後の恋』がようやく日本でも公開になりました。
2002年の名作『永遠のマリア・カラス』からたったの3年後に、またマリア・カラスものを作った意図も気になるし、何より『永遠のマリア・カラス』でハマッたタチなので飛びついて観てきました。
★★★
歌声を失い、スターとして萎れても尚生きようと再起を図る晩年の彼女を描いた『永遠の . . . 本文を読む
ふざけてるんだかマジなのか、おかしなタイトルにおかしなポスターの『リアル鬼ごっこ』を観てきました。
★★★
全国の佐藤さんは強制的に鬼ごっこに参加。
鬼に捕まると…コロサレル。
タイトルもポスターもおふざけが過ぎるし、プロットも凄すぎるふざけ具合なんだけど、中身は大真面目。
なんせ逃げなきゃ殺されるわけだから、佐藤さん達にとっては、この降って沸いたような現実から命がけで逃げるしかないのです。
. . . 本文を読む
ベティ・ペイジって誰?
裏マリリン・モンローと紹介されていた予告編を観て、ちょっと楽しみに『ベティ・ペイジ』を観てきました。
★★★
凄い、何が凄いって、現在の倫理観の破綻具合を思い知らされるところ。
ネタバレ
パンチが無く感じてしまったのは、もっと波乱に満ちた人生を想像していたせい。
いや、ピンナップガールになるまでの人生は大変なんだけど、サラッと描いてしまっているから、その後の更なる波乱っ . . . 本文を読む
あまりに原作に近い“L”っぷりに、世間が映画の中身よりも松山ケンイチを評価した2006年の話題作『DEATH NOTE前編、後編』。
原作とは違う、衝撃的な後編のラストシーンから1年と3ヶ月経ち、あのラストシーンで描かれなかった“L”が死ぬまでの20日間に何が有ったのかを描く、スピンオフ作『L change the World』が公開されたので、早速観てきました。
★★★★
映画DEATH NO . . . 本文を読む
WOWOWで始まった『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ』。
蒼井優好きも、映画好きも必見です!
コンセプトなどの詳細は公式サイトを見るのが早いので、そっちを見てください。
蒼井優と4人のトップクリエイターのコラボレーションだけでも贅沢な番組なのですが、スタッフ、キャストの豪華っぷりには驚きまくり。
例えば、第一回~三回までの放送の担当クリエイターはCMプランナーの高崎卓馬。
彼がパートナー . . . 本文を読む
食い倒れ香港一人旅も3日目、最終日。
帰りが15時過ぎの便なので、12時にホテルを出れば丁度良い時間。
ということで、8時に起きて9時から食事に外出。
でも、遠出するのは危険なので、チムサァチョイをウロウロブラブラ。
ふと立ち止まり、観光客向けっぽい大きなレストランで、点心の写真に見入る。
前日の点心にガッカリだったし、とりあえず点心を食いなおすかなぁ…。
で、その後もウロウロしたんだけど、こ . . . 本文を読む
大晦日、2組の奥様コーラスグループのコンサートがダブルブッキング。
小林薫のトボケタ演技に、名脇役女優達の競演が面白くないわけが無い、話題の『歓喜の歌』を観てきました。
★★★★
ストーリーは予告編から想像した通り、人間の温かみが心地良い、これも“ほっこり”という言葉が似合う映画。
いくつものサブストーリーが絡み合い、クライマックスに向かっていく。
そのどれもが心を打つところが良いねぇ。
存在 . . . 本文を読む