懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

青年の気風

2012-09-29 14:33:45 | バレエ
東京バレエ団、「オネーギン」行くつもりだったのだけど、行けないかも。

バレエマニア的には、見れるものならみておきたい公演。

主役じゃないけど、主役に殺される純情青年・レンスキー役の、マライン・ラドメイカーの降板(ザイツェフに変更)について、NBSさんのHPに、降板の挨拶が載っていて、文面から、僅かに人柄が偲ばれた。

8月の世界フェスのBプロで、このラドメイカーのコンテを見た。
Aプロのロミジュリを、良いっていう人もいたけど、そちらは私はピンとこなくて、
Bプロのコンテは、ごく個人的には、面白く見た。(逆の感想が多そうだし、あえて書くことでもないかと思って、感想書くの全部やめちゃったんだけど。)

マルコ・ゲッケの振付のコンテは、Aプロの「モペイ」が、フォーゲルが踊ると、作品の意味する所が分らず、「なんじゃこりゃ~~~」だったんだけど。

ラドメイカーの踊った作品の方は、青年の内面が見えて、「なるほどね」と思いながら見ることが出来た。彼は、時代物でロマンティックな青年を演じるより、ああいう現代の青年の等身大の「気分」を踊った方が、リアリティを感じた。

この作品、何より、バックに流れる、シブい男性の歌声が抜群で、でもその歌だけで終わるのでなく、この優れた歌に、ダンサーの心の琴線が触れて触発されてるのが見えた。

(もちろん、「イミフ」と言われてたのは知ってるし、2万円以上払ってああいう演目が続いたら、怒るお客さんがいても、日本としては普通だけど。古典は、ちゃんと踊れる人がいれば、安定して公演を支えるのは事実。でも、ちゃんとやってるコンテは見たい。今回のは、その中間位、かな。)

短い降板コメントの表現の一部に、その時感じたものに近いものを感じた。
今回の降板は、文章によると一時的な不調みたい(?)だから、お大事に。

(金髪さんなので、彼を見たがってた知り合いは、がっかりしてると思うけど。)


吉岡さんと外人キャストの「オネーギン」。小出さんがオリガだし。
見られる人は幸せ。ああ・・未練。

(やっぱ、バレエの記事、書かないとね・・・。)


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